本日の一品ユーティリティもオススメアイ・オーの新11a対応無線LANカード

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ユーティリティもオススメアイ・オーの新11a対応無線LANカード

アイ・オー・データ機器の無線LANカード「WN-WAG/CB」

　今年5月に電波法施行規則の一部が変わり、IEEE 802.11aの無線LAN周波数が変更された。それ以降の無線LANアクセスポイントの新製品はすべて新しい周波数となり、それ以前に発売されたものは古い周波数。つまり、パソコン店にも世の中的にも2方式のIEEE 802.11aが存在する。

　新旧のIEEE 802.11aの詳しい説明は別のところに任せるとして、あちこち持ち歩くノートパソコンとしては、どこへ行っても、どんなアクセスポイントへも接続できる環境を整えたくなるというのが人情というものだ。

　そこで、新旧どちらのIEEE 802.11aに接続でき、IEEE 802.11b/gにも対応する無線LANカード、アイ・オー・データ機器の「WN-WAG/CB」を購入した。現時点で国内に存在するアクセスポイント全てと通信できる、非常に便利な無線LANカードだ。

　新旧のIEEE 802.11aとIEEE 802.11b/gの両方に対応するカードという条件であれば、他社からもいくつか登場しているが、なぜにアイ・オー・データ製品を選んだかと言うと、筆者は同社の接続ユーティリティ「クイックコネクト」がお気に入りで、これを使うためにはアイ・オー・データの無線LANカードを使わなくてはならないからである。

　クイックコネクトのよいところは、その場の無線LANアクセスポイントの状態をグラフで表示できること。何chの周波数にアクセスポイントが存在し、その電波の強さはどのくらいかなのかといったことが図で示されるのだ。特にIEEE 802.11aの場合、新旧アクセスポイントの両方に対応しているため、どちらのアクセスポイントの存在も確認することができる。

　さらに、クイックコネクトでは、自動でアクセスポイントに接続しないところもメリットとしておきたい。他社のユーティリティの場合、いくつかのアクセスポイントのプロファイルを用意しておけば、その中から自動で接続してしまうことが多い。それが便利な場合も多いが、複数のアクセスポイントが同時に利用できる場所において、指定したアクセスポイントだけに接続したい場合などは、手動切り替えのほうが確実だ。

　なお、「WN-WAG/CB」は8月12日公開のクイックコネクト Ver.2.29から対応となっているため、付属のCD-ROMからインストールはできず、別途ダウンロードする必要があった。


パソコン装着時の出っぱりはそこそこある。使用時は青色LEDが点滅する	クイックコネクトは通信状態を時系列のグラフで表示できる


5GHz帯の電波使用状況を表示したところ、電波の入る範囲では自分のアクセスポイントしか存在しないようだ	2.4GHz帯では、自分と近所の家の2つのアクセスポイントが表示された。ノートパソコンを窓際にもっていくと、さらに入るアクセスポイントは増える

品名	発売元	購入価格	購入場所
WN-WAG/CB	アイ・オー・データ機器	5,480円	ビックカメラ

■ ＵＲＬ
　製品情報
　 http://www.iodata.jp/prod/network/wnlan/2005/wn-wagcb/

（江須田）
2005/09/14 10:54

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