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とりあえずのインク補充に「100円の詰め替えインク」

100円ショップで売られているインクはこのような小さなボトルに入っている。1色100円で、6色インク用にフォトシアンなどもある

　インクジェットプリンターのインクはタイミング悪くなくなってしまうものだ。しかも、複数の色を変えるとけっこうな金額になる。

　そこで、年賀状を印刷する程度とちょっと使いたい人に嬉しいのが100円ショップで売っているインクジェットプリンター用の詰め替えインクだ。純正品ではないため、微妙な色遣いが異なってくる可能性があったり、ヘッドのインクつまりの原因になったりする可能性がある。プリンタに正確な発色や信頼性を求める人や、故障のリスクを少しでも被りたくない人にはおすすめしない。

　しかし、筆者が試しに使っている範囲では全く問題がない。ふだんはモノクロのレーザープリンターを使っており、ごくたまにカラー印刷をするために数年前の古いインクジェットプリンターをひっぱり出すような使い方では非常に有効だと思っている。

　この100円インクは、やはり100円だけあって量は少なめ。キヤノン製の昔のプリンターで使っているが、純正インクの半分以下という量。たくさん使う人はすぐなくなってしまうかもしれないが、それにしても4色インクのプリンターの場合で計420円。純正インク1本分以下という値段だ。

　ただ、問題は詰め替えの手間だ。詰め替えが比較的簡単なキヤノン製の場合、旧型タイプはインクタンクのインクの出口にポタポタとたらしていく。新型のタイプはタンクに穴をあけ、そこに詰め替えインクのボトルを差し込んで注入する。

　説明に沿ってセロハンテープなどで密閉すべきところをミスすると、インクがこぼれたり、場合によっては吹き出してしまったりして、大変なことになる。周囲を汚してしまっては何のために安いインクを買ったのかわからなくってしまう。インクを注入する際は慎重に。


説明書もきちんと用意されている。ただし、筆者が購入したものは穴あけ用のビスが付属していたが、これではうまく穴があかなかった	説明にそって、インクの出口をセロハンテープで密封する。これが甘いとインクがこぼれてたいへんなことになる


インクを注入する。少しずつボトルに力を入れないと、出口からインクが吹き出す。入れ終わったら注入口をセロハンテープでしっかり密封する	注入が終わったインクタンク。インクが出ないほど空になったタンクに100円インクを入れると、全部左側の繊維にしみこんでしまうこともある

品名	購入価格	購入場所
インクジェットプリンタ用詰め替えインク	1本105円	キャン★ドゥ

■ ＵＲＬ
　キャン★ドゥ
　 http://www.cando-web.co.jp/

（江須田）
2004/12/13 11:00

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