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携帯をメディアプレーヤーにしよう!

携帯でビデオ。本体はピラミッド型だ

サイドにSDカードスロットを装備。付属のアダプタでminiSDカードも利用できる
 携帯電話の機能進化には目を見張るものがある。着信メロディだけでも、3和音や16和音、40和音と順々に進化した。高精細なディスプレイは、エントリー機にも採用されている。こうした音質や画質、ネットワークインフラの向上によって、しかるべく提供されはじめたのが動画機能だろう。

 その動画機能をメディアプレーヤーとして使ってしまおうというアイテムが「携帯でビデオ」だ。本製品は、ビデオデッキやテレビの出力端子に接続するビデオレコーダーで、SDカードに3GPP形式の動画を記録することができる。miniSDメモリーカードへもパッケージに付属するアダプタに装着することで使用可能だ。

 使用時には「使用する端末コード」「画質」の2点を設定するだけ。端末コードはP900iであれば「900」、N506iであれば「n55」といったように自分の持つ携帯電話に対応するコードを設定する。

 もう1つの設定項目である「画質」は、映像サイズを「176×144」(L)か「128×96」(S)の2通り、クオリティをF/n/Eの3通りから選ぶ。つまり計6パターンでの録画が可能なのだが、映像サイズが大きく、クオリティの高い映像はそれなりにファイル容量を消費するので、長時間録画の際には大容量のSDカードが必要となってくるので、お手持ちのSDカードの容量と相談して決めると良いだろう。

 これらの設定を行なった後の操作は至って簡単。ワンボタンで録画再生・終了を行なえる。録画中は、分単位ではあるが記録可能残時間も表示されるので、SDカードの残容量と録画したい映像の時間から適切な画質モードを選択することが可能だ。また、ビデオデッキのタイマーと連動し、出力信号が送信され始めたら録画を開始するといったような設定も可能なので、外出中の録画にもしっかりと対応してくれるのが嬉しい。

 こうして録画したSDカードを携帯電話のカードスロットに挿すと、P900iであれば「メニュー」→「マルチメディア」→「iモーション」→「SDカード」というメニューを選べば、動画を楽しむことができる。ちょうど本機を試用していた時に、大相撲が中継されていたので、その一番をL-Fモードで録画、再生してみたのだが、想像以上に映像のクオリティは高く、十分鑑賞に耐えうる画質と感じた。テロップなどは潰れてしまって読みにくい、あるいか読めないというケースもあったが、力士の表情などはしっかりと確認することができた。

 また、音についても内蔵スピーカーから十分に聞き取れる程度の音量が出たので問題はないだろう。しかしあえて難を言うならば、今回の大相撲の取り組みなどの場合、実況するアナウンサーの声が観客の歓声にかき消されてしまうケースが見受けられた。携帯電話の外部スピーカーで圧縮された音声を再生しているので仕方のない部分もあるし、このあたりの見え方や聴こえ方は、恐らく端末によっても異なってくるだろう。が、常に歓声が飛び交うスポーツの試合などよりも、ドラマやドキュメンタリーなどあまり騒がしくない番組の方がソースとしては向いている印象だ。

 ビデオソースから手軽に携帯電話用の動画データを作れる「携帯でビデオ」は、イヤホンマイクと併用して通勤通学の間にドラマを観たりするなどアイデア次第で楽しく使えること請け合いだ。


端末コードは、使用する携帯電話に合わせて設定する 待機/録画状態では録画可能残時間の目安が分単位で表示される

品名 発売元 購入価格
携帯でビデオ 販売:三菱樹脂
製造:メディアリング
19,800円



URL
  製品情報(メディアリング)
  http://www.mrc.mpi-mrc.co.jp/kv/

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(古宮 創)
2004/12/10 11:06

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