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ノートパソコンがナビに変身! GPSカード「CFGPS2」

「CFGPS2」。PHSカードや無線LANカードに似た形状だが、通信料金は必要ない。アンテナで衛星を補足し、現在位置を地図上に映し出すだけである

CFスロット用だが、PCカードアダプタを使用すればPCカードスロットにも装着可能。厚みがそこそこあるため、隣接スロットに干渉する点は要注意
 GPSというものが世間に認知されてからかなり経つ。カーナビでお世話になっている人にとっては既に欠かせぬ存在である一方、「何それ?」「どうやって使うの?」みたいな人もまだたくさんいる。車すら持っていない筆者など、知人のクルマのカーナビを見て「うぉぉ、スゲー」などと叫んでいるような状態でしかない。

 今回紹介するアイ・オー・データ機器のGPSカード「CFGPS2」は、PDAもしくはノートパソコンをGPSシステムに変身させるカードだ。最近は携帯電話でも同様のソリューションがあるが、本製品のメリットは通信料が不要なことと、既存のPDAやノートパソコンなど大画面のデバイスで利用できることだ。手持ちのデバイスを使い、手軽にGPSのメリットを体験できるのもポイントと言えるだろう。

 まずオススメしたいのは、PDAと組み合わせて持ち歩くという利用方法だ。地下鉄で移動する機会が多く、地上に出るたびに方角が分からず混乱しまくる方向オンチであるため、移動する軌跡が地図上にリアルタイム表示されるのはありがたい。「ひょっとして、目的地とはまったく逆方向に歩いているのでは?」という心理的不安要素を取り除いてくれるからだ。カーナビの感覚に慣れてしまった方が、車を使えないシーンで利用するにも便利なアイテムであろう。

 PDAとの組み合わせという点では、旅行に持っていくというのもよさげだ。移動中にわざわざ大きな地図を開く必要はなくなる、現在位置はスグ確認できる、軌跡から移動方向も割り出せる、と良いことづくめだ。旅行中の移動ルートを記録しておけば、あとから行程が的確に把握できるので、日記を書く際など、記録に残す場合に便利だ。カスタムルートを設定して、その軌跡に沿って移動する、なんてこともできる。

 もちろん車で使用することもできる。カーナビのように1台の車に固定する必要がないので、マイカー・営業車など複数の車を乗り分けている場合でも、持ち運んで利用できる。車にカーナビを取り付けたいけれどイマイチ踏み切れない方が試してみるのにもピッタリである。

 肝心の性能だが、アンテナの感度はかなりよく、衛星捕捉までの時間は30秒かからない。オプションアンテナも販売されているので、電波が入りにくい場合は買い足すといいだろう。例えば車載時はオプションアンテナを取り付けて使い、車外に持ち出す時は外す、といった具合だ。

 アンテナ部がかなり厚いことはデメリットであるが、サイズそのものはコンパクトであるのでそれほど気にならない。ただしカバー付のPDAで使う場合、開けた本体カバーとCFスロットが干渉しないか、できれば事前に確認するほうが良いだろう。

 本製品には昭文社の地図ソフト「Super Mapple Digital」が同梱されており、購入すればすぐ利用できるのも嬉しい。実売価格も20,000円を切っており、かなり手頃に入手できるだろう。惜しむらくは製品に覚えやすいニックネームがなく、製品名がすなわち型番という状態で販売されているため「知る人ぞ知るアイテム」の域を脱していないことだろうか。GPSというものを手軽に体感してみたい方にはオススメのアイテムだ。


実際に現在位置を表示したところ。地図中央の丸い点の連続は、移動した軌跡を示している 車載で使う場合は、助手席に取り付けられるノートパソコン用テーブルが市販されているので、それらを利用するのもよさげだ

品名 発売元 購入価格
CFGPS2 アイ・オー・データ機器 19,740円



URL
  製品情報
  http://www.iodata.jp/prod/multimedia/gps/2003/cfgps2/


(kizuki)
2004/08/19 11:01

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