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何でもござれのポータブルオーディオデバイス「iAudio M3」

iAudio M3。薄型軽量な上、アルミの重厚なボディは質感も上々だ
 筆者がずっと愛用していたポータブルオーディオプレーヤーはADTECの「MPiO AD-DMG128」。内蔵メモリ128MBに加え、128MBのスマートメディアを挿して総容量256MB。アルバム4枚程度は収まるので通勤中に聴く分には十分な容量を持っていたのだが、新しい楽曲を入手した時に「さて、どれを消して新しい楽曲を入れようか」と悩むことがあったり、ふっとあの曲が聴きたい気分! となった時にその曲が転送されていなくて歯痒い思いをしたことがあった。ついでに曲の入れ替えは専用ソフトを使用する必要があったことやUSB1.1のみへの対応で転送速度が遅かったりとユーザビリティの面でも最近のモデルに劣る点が目立っていたこともあり、一念発起してポータブルオーディオプレーヤーの買い換えに踏み切った。

 基準としたのは下記の通り。

・お気に入りの楽曲をごっそりと格納できるHDDタイプ。容量は4GB以上あれば合格。
・USB2.0の高速転送対応。
・楽曲の転送に専用ソフトを必要としないこと。
・USBマスストレージクラス対応でドライバ無しでポータブルHDDとしても使用可能なこと。
・通勤電車で使えるよう、手元で操作できるリモコン対応。

 これで絞り込んだところ、クリエイティブメディアの「NOMAD MuVo2」、やiRiverの「H120」といった機種が候補に挙がったのだが、最終的に重量や質感、価格も加味した上で筆者がチョイスした機種は韓国COWON製のHDDプレーヤー「iAUDIO M3」だった。

 iAudio M3は、1.8インチで20GBのHDDを内蔵したポータブルオーディオデバイス。機能としては上記の購入基準を全て満たしている上、重量は136gと比較的軽量。寸法も103.7mm×60.8mm×14.2mm(高×幅×厚)とかなりスリムで、アルミ製のしっかりとした外装は安っぽさを感じさせない。日本で発売されているパッケージには、USBケーブルやACアダプタを接続するための専用サブパックと同等の機能を提供する本来別売の専用のクレードルも付属しており、充電やパソコンとの接続もクレードルに載せるだけと簡単だ。

 対応フォーマットはMP3やWMAはもちろんのこと、「Ogg Vorbis」という形式に対応している点もポイント。MP3は開発元であるFraunhofer IISなどが特許を理由に各ソフトメーカーに使用料を請求するような動きがあるのに対し、Ogg Vorbisは特許フリーをウリとして誰でも自由に使えるとしている。現時点では不自由なくMP3を使っているが、今後MP3の利用に権利や金銭的なデメリットが生じてきた際にはOgg Vorbisに乗り換えることも可能というワケだ。

 さて、購入から1週間程使ってみたが、付属のリモコンも最初はフォルダやファイルのブラウズ操作に手間取ったものの、128×96ドットの6行表示液晶の情報量はなかなかのもので慣れてしまえば軽快に操作できる。オーディオデバイスとしての機能以外にも、仕事・プライベート問わず手軽にデータを持ち運べるポータブルストレージとしても使い勝手は悪くないし、容量も20GBあれば必要十分。FMラジオの受信やボイスレコーダー機能も備えるなど、あれこれできる多機能さが嬉しい。

 最近は各社からHDD採用のポータブルオーディオデバイスが発売されてきているが、購入を検討されている方は「iAudio M3」も候補に入れていいのではないだろうか。


パソコンとの接続や充電などは付属のサブパックもしくはクレードル経由で行なう サブパックとクレードルに備わっている端子は全く同じ。クレードルは自宅用、持ち運び時はサブパックと使い分けると便利

付属のリモコンは6行表示の大型タイプ。慣れてしまえば操作性に難はない USB接続するとドライバ無しでハードディスクと認識される

品名 発売元 購入価格 購入場所
iAudio M3 COWON 42,800円 ヨドバシカメラ



URL
  製品情報(バーテックスリンク、国内販売元)
  http://www.vertexlink.co.jp/product/multimedia/iaudio_m3/


(古宮 創)
2004/05/20 11:03

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