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パソコンでもプロジェクターでも簡単快適 「ドルビーヘッドホン」

ドルビーヘッドホン SE-DIR800C

リビングではウーハーの前の床に置いて使用
 チョットだけオーディオマニアだった筆者は、DVDを観賞するためにAVアンプを導入しサラウンド環境を実現している。単なるステレオとは歴然とした差があり、5.1chは映画鑑賞の必需品とも思っている。スクリーンなんかも吊って80インチの大画面もあったりする。だが実際には稼働率が低いのが現実で、更に深夜に一人で映画を見るときには超低音量で観賞せざるをえない。

 加えて子供が大きくなると父親のテレビ(リビング)の独占率は低くなり、時として80インチのスクリーンのはずが寝室のテレビとなり、妻にそのテレビも取られるとパソコンの画面に代わったりもしてしまう。5.1ch環境はリビングにしかないのでパソコンにも5.1chを考えた。最近のマザーボードは標準で5.1ch出力も可能だが、リヤスピーカーの設置を考えると躊躇していた。

 そんな問題を解決してくれたのが今回紹介するワイヤレスドルビーヘッドホンだ。その名の通りドルビー社が開発した、ヘッドホンでサラウンドを実現する規格に沿っており、世界で唯一パイオニア(東北パイオニア)が製品化しているものだ。パソコンからトランスミッターに光デジタルで入力すると、トランスミッターがヘッドホンに最適化されたサラウンド音をワイヤレスでヘッドホンに飛ばすという仕組み。DVDのソースからドルビーデジタル、DTS等を自動判別してくれる。赤外線ワイヤレス部分は、非圧縮デジタル伝送なのでノイズもなくクリアな感じだ。受光エリアも広く、正面を向いてなくても音切れすることはない。

 もともと大袈裟なスピーカーを設置しなくてもテレビでサラウンドを実現するためのものだが、リビング以上にリアスピーカーの設置が難しいパソコンでの5.1ch環境を実現するには最適な方法と言えよう。パソコンへの設置は縦置きのアダプターを使用することで場所も取らずデザイン的にもフィットする。

 特別にセッティングの必要もなく音は前後左右に見事に定位してくれる。いとも簡単にパソコンで5.1ch環境が導入可能だ。好みに応じて広がり感も3段階で選択できる。部屋の広さを選択するのだが、定位を重視するか広がりを重視するかということもここでの選択で決まる。比較するとリビングに設置したスピーカーのサラウンドより広がり感は少ない。低音も大型のウーハーと比較すれば物足りないが、テレビやパソコンのスピーカーと比較すれば、はるかに優れている。明らかに優位性があるのは音量だ。深夜でも近所や家族に遠慮なく大音量で聴くことができる。アクション系の映画では普段のセリフにボリュームを合わせると、爆発や恐怖のシーンでは音が大きくなりすぎて慌てることがある。ヘッドホンなら気兼ねなく大音量に設定できるので、結局これらのシーンの迫力は小音量のスピーカーをしのぎ、思わずドキッとになることもしばしばだ。


 パソコン用に導入したはずが、利用範囲が広いので最近では深夜のリビングでも使っている。ただでさえ低いAVアンプの稼働率がますます低下してしまうほど快適だ。夜更かし派はもちろん、これからサラウンド環境を導入する人や、筆者のようにサラウンド環境が生かせない人にはパソコン用としてもリビング用としても超お薦めと言えよう。ちなみに筆者は、この快適な一品を妻や子供に気付かれないようにしている。リビングを子供に取られ、寝室に入ったら妻がドルビーヘッドホンをしてVサインを出す日が来ないことを願っている。


縦置きにするとパソコンにもフィットする パソコンだけでなくリビングでも活躍

品名 発売元 購入価格
デジタル・コードレス・サラウンドヘッドホン
SE-DIR800C
東北パイオニア 34,800円



URL
  製品情報
  http://www.pioneer.co.jp/topec/product/accessory/cord_head/index.html#se_dir800c


(weekone)
2004/02/02 11:08

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