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USB1.1ユーザーには悔しいIBM製外付けHDD

「IBM Portable USB2.0 HDD with Rapid Restore」。ThinkPadと似合うポケットサイズのUSB 2.0外付けドライブ
 既に、国内の複数の周辺機器メーカーから外付けのUSB 2.0対応HDDは発売されているが、ThinkPadユーザーにピッタリのデザインの統一性を前面に押し出したUSB 2.0対応外付けHDDが日本IBMから発売された。ThinkPad本体のUSBポートからの電源供給で動作可能なので、オフィス以外でも積極的に活用できる。USB 2.0を搭載したThinkPadで真価を発揮できるので、USBインターフェイスの確認は必要だ。筆者は以前、このドライブをUSB 2.0に未対応のThinkPad X21のUSBポートで使用していたが、今回、ThinkPad T40で同じドライブを使用してみたところ、まったく別物のような転送速度を体感できた。

 何年か前には米国のCOMDEX会場でもキーボードとマウス以外の周辺機器は話だけしかなかったUSBだが、2000年を越えたあたりから一般的に市民権を得た。2001年にはIEEE 1394がより高速のインターフェイスとして脚光を浴びたが、2002年には周辺機器インターフェイスの本命USB 2.0対応製品が各社よりお目見えした。USB 2.0の登場でIEEE 1394が将来、消えてなくなるとか、アップル社だけの規格になるとかの話は、ITの評論家に任せておいて、ユーザーである我々はそのパフォーマンス向上を気軽に享受できるようになった現実を喜びたい。

 「IBM Portable USB2.0 HDD with Rapid Restore」というIBMらしい長い名前のついたこの製品は、USB 2.0対応外付け20GB HDDに、同社のバックアップリカバリーソフト「ラピッド・リストアPC」(略称:RRPC)が標準添付されている。ユーザーフレンドリーなバックアップ・リストアソフトウェアとして「RRPC」をIBMのWebサイトから無償ダウンロードして活用していたThinkPadユーザーも少なくないだろう。


USBケーブル1本で電源をThinkPadから取って動作。補助電源とそれら全てを収納する専用ケースが付く
 今回ご紹介するUSB 2.0外付けHDDには専用の「Rapid Restore for USB HDD」と呼ばれる別製品が標準添付されている。従来のRRPCは、同一HDD内にバックアップデータを取るという機能を提供し、万が一、HDDが壊れた時に備えてCD-Rにバックアップデータを書き出すという追加機能も併せ持っていた。

 しかし、HDDテクノロジーの進歩で20GBを超える大容量HDDを内蔵するノートPCも少なくない。もはやノートPCユーザーでは、内蔵HDDの空きエリアにバックアップを取ることは極めて難しい。なんとかバックアップファイルは作れても、それを外部のCD-Rに書き出す時点で、間違いなく複数枚のCDとなり、管理や作成時間が負担になることは明らかだ。

 Rapid Restore for USB HDDは、バックアップデータの外部メディアへの書き出し先として、USB HDDを選択できるのが大きな特徴だ。USB 2.0対応により最大480Mbpsという高速転送を活用して、圧倒的に効率の良い、バックアップ・リストア作業が簡単にできるようになった。ノートPC内蔵のHDDがクラッシュするなどの最悪の事態になっても、新しいHDDに交換し、極めて短時間のうちに復旧できるのはノートPCを活用するビジネスユーザーにはありがたい。

 またRapid Restore for USB HDDのバックアップ先は、ノートPC内蔵HDDのみへのバックアップ、内蔵HDDとUSB HDDへの同時バックアップ、USB HDDのみへのバックアップと、必要に応じて選択が可能だ。Rapid Restore for USB HDDは約50%の圧縮率でデータを圧縮するので、20GBの外付けHDDには理論上、約40GB近くのデータを収録可能な計算になる。特殊なケースを除いて、一般的に企業や個人で保持しているアプリケーションソフトウェアと関連データのほとんどはバックアップ・リストア対応可能ではと思える。

 他社製品ではカラフルな外観をしたUSB 2.0外付けHDDも多く見られるが「IBM Portable USB2.0 HDD with Rapid Restore」はIBMらしく、質実剛健で、同社のノートPCであるThinkPad同様、シンプルなブラックのカラーリング、直線を基準にしたエッジの効いた工業デザインが特徴だ。ThinkPadユーザーなら揃えておきたい周辺機器の最右翼になるだろう。


Windows XPでUSB 2.0対応機種ならプラグアンドプレイで即使用可能だ 当然だが、デザイン的にもThinkPadとはベストマッチ
品名 発売元 購入価格 購入場所
IBM Portable USB2.0 HDD with Rapid Restore
(Rapid Restore for USB HDD をバンドル)
日本IBM IBMショッピング 36,800円



(ゼロ・ハリ)
2003/07/16 11:06

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