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大事な腕時計の危機管理に エレガントな「Dバックル」

Dバックル

ごく普通のベルトを危機管理の効いたDバックルに変更する
 ケータイ Watch読者には、腕時計の好きな方が結構いるだろうと推察しているが、穴の空いたベルトにピンを挿入して固定する、ごく普通のベルトを使っている方が多いのではないだろうか。とてもコレクターというほどではないが、「安物腕時計の衝動買いの達人」である筆者の腕時計も、そのありきたりのよくあるベルトを使ったモノだ。数年前に出張先のサンフランシスコ市内で、米国ハミルトン社の左右非対称の腕時計を購入した時に、ごく普通の黒い革のベルトであるにも関わらず、金属ベルトによくあるようなロック機構が取り付けられており、その固定の仕方にいたく感動した記憶があった。

 それから何年か経ち、手先の不器用な筆者が、ごく普通の革ベルトの腕時計を立ったまま左腕に装着しようとして、危うくコンクリートの床に落としそうになったことがあった。やっとオークションで探して買い求め、オーバーホールまでした貴重な腕時計だったので、その焦りは大変なものだった。実際、金属製のベルトのある腕時計なら、まず腕に通してから、後で単に固定するだけなので、滅多なことで誤って落としたりはしない。なのに、どうして革ベルトの腕時計の多くは、そうはなっていないのかと単純な疑問が湧いてきた。

 たしかに、本来の革の良さを出すには無粋な金属パーツは一部のユーザには興ざめかもしれない。しかし、いつも懐の軽い筆者にとって数万円を超える腕時計はまさに「貴重品」なのだ。頻繁に腕時計を床に落としたりする筆者は、百円ショップの腕時計が似合いなのかもしれないが、たまには蘊蓄に魅せられて、身分不相応な腕時計を衝動買いすることもある。これは、なんとかしなければ、いずれコンクリートの床でバラバラになった腕時計を見る羽目になるのは明らかだ。


 21世紀は「インターネットに聞けば何でもわかる」便利な世の中だ。Webで検索してみたら「普通の腕時計の革ベルトを金属ベルトのような固定方法に変更する部品」を「Dバックル」と言って、ネット上で簡単に購入することができるとわかった。決して高級ではないが、筆者のハミルトン社の腕時計や、有名なところではカルティエ社の腕時計が同じDバックルを採用しているそうだ。残念ながら筆者はカルティエの腕時計を見たこともなければ、持っている豪勢な知人もいないので、実際の形状はわからない。しかし、実際にインターネット経由で購入した部品を見ると、そのネーミングが外観から来ていることがすぐに理解できる。

 一般的には、ごく普通のベルトからの変更処置は簡単だと言われているが、手先が不器用な筆者は、できそうでできない、という状況を繰り返し、約15分くらいで取り付けに成功した。Dバックルを採用した筆者のブローバ社のアキュトロンは、腕に取り付ける前は金属部分が露出し、人によってはそれが嫌だという人も居そうだが、装着後は傍目にはほとんど気づかれない。なによりも、腕に装着する際に、大事な腕時計を床に落とす確率は限りなくゼロに近くなった。加えて、いつも同じ固定穴にピンを挿して固定・装着する方式ではなくなるのでベルトそのものの寿命も延び、ベルトの同じ位置に折り目がついて、早々にヨレヨレになってしまうこともほとんどなくなるだろう。

 Dバックルと既存のベルトとの接続部分の幅が購入時のチェックポイントとなるので、その寸法を正確に計測しておくことが肝要だ。多くの革ベルトを使用した腕時計の場合、時計部分に接続する箇所より、尾錠を取り付ける部分の方が幅が狭いはずなので実際に測定して確認しておくことをお薦めする。


ベルトの決まった場所にいつも同じ力がかかることがないので、安全と同時にベルトの老朽化も防げる 内側を見ればDバックルの採用は明らかだが、第三者の目にはほとんどわからない自然さが重要だ。
品名 購入価格 購入場所
Dバックル 2,800円 インターネット上の腕時計関連ショップ



(ゼロ・ハリ)
2003/02/07 11:09

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