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ACでもDCでも充電!! 携帯電話用充電器「ダブルパワー」
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


最近はこの2機種です

拙者愛用中の2端末。左がauのC406S、右がドコモのSO503i。どちらも同様に快適な操作感があるが、個人的には、C406Sのほーがイイ!! と感じる。C406Sは反射型液晶(サイドライト付き)なので、表示がややネムいものの、他の多くの機能(サービス含む)に関して満足できる
 最近の俺は携帯電話欲が中庸状態であり、しばらく前に買った端末で落ち着いている。auのソニー製端末ことC406Sと、ドコモのソニー製端末ことSO503i。両方とも二つ折りタイプで、両方ともソニー独自の日本語変換技術(予測変換入力)のPOBoxを実装した端末だ。

 両端末とも、通話するにヨシ、メールを読むにヨシ、そしてメールを書のにもヨシ、遊ぶもヨシで、非常に満足。率直なところ、これら以上だろーきっと~と思える端末がどーも出てきてくれていないので、携帯電話欲が中庸状態なのだ。何しろこれらの2端末、何はともあれ速い!! そして軽快!! ジョグダイヤルを使って反応の良いメニュー表示を辿ってみたその日から惚れ込んでしまったのである。

 それからSO503iは目に鮮やかな表示がすげー魅力的だし、C406Sは実はけっこー楽しめる着せ替え用カバーがありまくり。他の端末に目移りしない、長続きする魅力をビシッと搭載している超優良端末だと感じている。まあ、ここ数日では、J-フォンのシャープ製端末のJ-SH07(ウワサのデジカメ付き二つ折り端末)には超興味津々だが、ほかはいまひとつっていうか全然グッと来ない。

 ともあれ、C406SとSO503iが現在の俺の常用端末となっている。で、両端末とも公私ともに使っている感じだが、メール端末およびメール系サービスの使いやすさもあって、どちらかと言えばC406Sがメイン。ただ、これらの端末、どーも、なんか、ちょっと、バッテリ食い? という印象がある。けっこー電池が早くなくなるような気が……。

 メール受けまくって通話もボチボチし、携帯性もナイスなフィーリングなので、つまりよく使うから電池の消耗が激しいってのもある。でもとにかく、これら超快適端末がバッテリー不足状態になるのは非常に残念。いつもは快適・愉快に使えているのに、電池がなくなるやいなや二つ折り可能な単なる板に成り下がる!! ダメだ許せん!! 電池切れちゃダメ!!

 というわけで、いろんな充電グッズにトライした拙者。あ、もちろん、これらの端末には専用の充電器とACアダプタがある。充電器はけっこうデカめでやや扱いにくい形状だが、ACアダプタのほうは今時のケータイのソレよろしく小型。ACアダプタだけ持ち歩けば、別途充電グッズを探す必要もない。のだが、出かけるたびに充電器からACアダプタを取り外したり、あるいは棚の奥まったところのコンセントに手を伸ばすのはかったりい……だから新たに充電グッズを!! ……というのが表向きの理由だが、好きな端末をパワーアップする感覚で関連グッズ買いたくなっちゃうという単純な気持ちも大きかったりする。


たたんだ状態のauのC406SとドコモのSO503i。二つ折りタイプでありかつ、処理速度や操作性が非常にナイス。外見は好みの分かれるところだが、使用感を味わうと“ソニー端末派”として傾倒しがちだと言えよう auのC406Sは“着せ替え端末”としても知られる。購入時は3枚の着せ替えプレートが付属するほか、auショップなどで別売の着せ替えプレートが売られている。種類も徐々に増えてきたようだ

上のプレートが白の端末に付属していた3枚のうち2枚(もう1枚は端末に装着済)。下のプレートは黒の端末に付属する3枚。それぞれ別売もされている C406Sには半透明の着せ替えプレートがある。写真は半透明のプレートと端末の間に付属のシートを入れたところ。プリンタなどでシートを自作すれば、オリジナリティ溢れる端末のできあがり

端末に繋げば即充電のアレ

左が『ハナセルプチ』(デジタル専用)で、右が『充電デキルプチ』(cdmaOne専用)。単4形アルカリ電池3本が電源になる。イザというときに備えてバッグやポケットに忍ばせておくには便利だ
 そんな俺がまず使ってみたのが、コンビニとかでよく売られている、端末につなげるだけで充電できたり通話可能になったりする、使い捨ての充電グッズ。これらの充電グッズ、手を出してみたのも速攻だったが、捨てたのも速攻であったし、結論が出たのも速攻であった。

 というのは、まず、俺が使った充電タイプのグッズだと、充電時間が速くなく、満充電できるわけでもなく、しかも一度使ったら終了。中途半端で不経済という印象満載の商品だったので、その後は見向きもしなくなった。充電タイプではなく、接続すると通話できるタイプは、端末に電池ボックスを外付けするカタチで、使用感がサイテー。加えて結局は使い捨てになるってことで、これも一度使ったきり。

 製品のコンセプトとしては臨時充電も臨時通話もイイとは思うが、使い捨てってのはどーも騙されてるような気が。なので、繰り返し使えるモノを探していたら、ここしばらくでドドドッと出てきた。で、これを試してみたのだが、使い勝手はまあまあ。例えば俺が買ったのは、OSMAというメーカーの『充電デキルプチ』と『ハナセルプチ』という製品。

 『充電デキルプチ』は、携帯電話端末につなげて使う充電グッズで、約90分ほどで携帯電話のバッテリーが約50%まで充電される。バッテリーは単4形アルカリ電池を3本使用。一方、『ハナセルプチ』のほうは、『充電デキルプチ』と同じカタチで同じ電源(単4形アルカリ電池を3本)だが、使用方法が違い、携帯電話端末に接続したその時から通話できるようになる(連続約30~50分)という通話時間延長グッズ。


サイズはこんな感じ。100円ライター+α程度のサイズ。常時持ち歩いても邪魔にならない
 使用感としては、これらを両方とも携帯していれば、かなり実用性が高いと感じる。通話中やメール中にバッテリーが減ったりなくなったりした場合は、まず『ハナセルプチ』でその場をしのぐ。どーにかあとちょっとバッテリーをもたせるって感じで臨時的に使う。

 バッテリー切れによる危機を乗り越えたら、今度は『充電デキルプチ』を使い、携帯電話の体力=バッテリーを養う。実用的なレベルまで充電してやるわけだ。これらのことが、同じ単4形アルカリ電池ででき、またモノとしての非常にコンパクトなあたり、なかなか便利に使えるのである。

 が、何度か使っているうちに、ちょっとした違和感を感じるようになった。結局のところは、どちらも中途半端にしか充電や通話ができないことと、何度も使うハメになって煩雑な印象を受けること。

 充電グッズや通話時間延長グッズを使えば、確かにバッテリー切れの危機を乗り越えられる。が、充電グッズは携帯電話を満充電してくれるものではなく50%程度までの充電しかできない。通話時間延長グッズ、携帯電話端末のバッテリーが満充電の時と比べると30~40パーセント以下の電池持続時間にしかならない。

 なので、例えば何日かどこかに出かけるような場合、最初の1~2日はまあ携帯電話のバッテリーで持つとする。だが、一度バッテリーが激減したり切れた状態になると、そこからがけっこう面倒だ。充電グッズなら、ちょっと充電して、端末を使い、バッテリーが切れたら、またちょっと充電、をわりと頻繁に繰り返すことになる。中途半端に時間がかかるわりには、携帯電話を少ししか延命できない感覚で、けっこう煩雑感アリ。一方、通話時間延長グッズは繋げれば通話や通信ができるものの、電池3本入りのケースを常時端末に繋げているってのは非現実的だ。

 電池交換式の充電グッズや通話時間延長グッズは、臨時のバッテリー切れ救済措置には非常に便利だ。ひとつ持っていると安心感が高まる。が、数日の出張や旅行なんかには全然向かないのであった。適材適所というか餅は餅屋というか、臨時的に活用するグッズはあくまでも臨時的にしか役立たないと感じた。


汎用性のある充電器はないか!?

汎用性超っ高の充電器こと『ダブルパワー』。左がcdmaOne専用で、右がデジタル専用(cdmaOne以外の端末用)。コンセントからもシガライターソケットからも電源が取れる充電器なのダ
 やはり結局、臨時的に使うのではない、ちゃんとした充電器かなぁ……そりゃそうだよなぁ……じゃあ買うか!! とか思い始めてから半月以上、なかなか「コレでしょ!!」というのがない。ていうか全然ない。

 通話時間延長グッズや充電グッズなど臨時用途の製品はけっこー多量にあるが、他はあってクルマのDC電源用(シガーライターからの電源ですな)の充電器程度。さらに、製品によって、対応する携帯電話端末の種類が全然違ったりする。cdmaOne端末用とドコモ端末用ということで別々になっている程度ならわかるが、対応機種がパナソニック製だけとかNECだけってのもあったりする。

 そういう製品を見ていると、何のための充電グッズなのかよくわからなくなったりして。でも最終的に「ん~俺の環境に合うのはコレかな」とか思って手に取ったりして。しかし「ていうかコレ買うんなら最初からケータイに付いてきたACアダプタとかでいいじゃん、クルマで使うならAC100Vが取れるインバーター(直流←→交流の変換器具ですな)を買ったほうがずーっと汎用性アリ!! ということになり、俺の愛しいC406SちゃんやSO503iちゃんの汎用性を高めるためのグッズを購入するんダ意欲が不完全燃焼に終わりがち。

 まあいいか。電池切れたら臨時のグッズ使えばいいか。汎用充電器にこだわって熱くなってもしょーがねーか。もういいや充電器なんかどーでもいいや~ワーッ関係ねえよふざけんじゃねえよ知らねーよ糞……と思いかけたところで、ちょっとイイのを発見した。


 それは『ダブルパワー』という製品。前述の単3形電池3本で使う臨時充電系グッズと同じメーカー(オズマ株式会社、問い合わせ:045-470-1774)が作っている製品で、見れば見るほどどーもかなり汎用性ありそーな充電器であった。

 『ダブルパワー』は、基本的には携帯電話を満充電するための充電器。端末付属の充電器と同様の働きをする。店頭では、auのcdmaOne専用と、デジタル専用(セルラー、auの非cdmaOne、ドコモ、TU-KA、J-PHONE、デジタルTU-KAに対応)の2種類があった(売られていた)。

 で、イケてるのが、ACにもDCにも対応している点。つまり、家庭用電源(コンセント)にブッ挿しても使えるし、クルマのシガライターソケットに突っ込んでも使える。しかもクルマは12V車にも24V車にも対応。充電器としてちょいと他製品にはない汎用性があると言えよう。

 そらから、対応端末は非常に多いのもイカス。去年から今年にかけて出てきた端末にはほとんど対応しているという感じ。なぜこんなに対応しているのか!? とか思ってパッケージをよく見たら、この製品の出力電圧(制御)が幅広く、(ドコモやTU-KAに対応した製品の場合は)電圧で4.6~6V、電流で0~600mAになっていた。この範囲に収まる充電器が使える端末のほとんどに対応しているようだ。

 てなわけで、例えば『ダブルパワー』の“デジタル専用”を持っていれば、何人かのユーザーで使い回すことができる。「ボクはドコモ、お姉ちゃんはTU-KA、ママはJ-PHONE、パパはcdmaOne」とかいう状況においては、パパだけ仲間はずれだが、他の家族は“デジタル専用”ひとつで充電器を共用できるわけだ。

 加えて、サイズ的にもけっこーコンパクトなのがいい。シガーライターからもコンセントからも電源が取れる充電器にしては小さく、タバコの箱とだいたい同じ大きさ。俺の場合、auのcdmaOne端末とドコモの端末を使うので、前述の2タイプ(cdmaOne用とその他用)を両方持ち歩くことになるが、それでもあまりかさばらないのがいい。

 ちなみに、満充電までにかかる時間は、タイプ・電源を問わず約90以内(古いタイプの端末だと3時間程度かかる場合もある)。過充電することももないらしい。

 家庭用コンセント(AC100V,50/60Hz共用)でもクルマのシガライターソケット(12Vおよび24V,マイナスアース車専用)でも使える。すげー多くのキャリア・端末に対応している。携帯性もナイス。ある意味マニアックなほど汎用性が高いってことで、かな~りヒキが強いのであった。


コネクタ部分はこんな感じ。「そうそう、こういうふうにまとまってればいいんだよ」とは思うものの、これまでこーゆーギミックの充電器ってちょっとなかった サイズはこんな感じ。DC用のプラグを出すと少々大きめだと感じられるが、携帯時はタバコの箱程度のサイズ。かさばり感はあまりない

・ スタパ齋藤常時出演中!!「スタパトロニクスTV」(impress TV)
  http://impress.tv/it/article/stv.htm

2001/06/25 00:00

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