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パソコンをGPSマップとして使う
スタパ齋藤 スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。フォトエッセイのスタパデイズをAlt-R(http://www.alt-r.com/)にて連載中。


パソコンをGPSマップとして使う

水陸両用GPSナビシステム、と言うとサイバー感があるが、タフブックとGPSユニット、各種ソフトを組み合わせただけだ。タフブックはCF-18を使用
 2006年の秋口に、念願というか懸案というか未完成だった、パソコンを使ったGPSマップ表示システムをセットアップ・使用した。ので、今回はその手順・使用感等をレポートしたい。


 って、なんか大袈裟っぽいが、モノとしてはわりあいポピュラーなもので、ソチラ方面に興味や必要性を感じる人は既にヤッてるコトですな。要は、パソコンに地図ソフトとGPSユニットをインストールし、GPSにより自分の位置を逐一トレースさせつつ地図表示・ナビゲーションを行ないましょう、と。例えば、モバイルPC+USB接続のGPSモジュール+(スタンドアロン動作の)地図ソフトが揃えば、カーナビ的にも使えるし、持ち歩いて自分の位置を確認できる電子地図としても活用できる。

 さて、拙者が目指したのは、汎用的に使えるのはモチロンとして、第一のキモはアウトドアでしっかり使えるというところ。ぶっちゃけ、雨にも負けず、風にも負けず、雪にも夏の暑さからくる汗にも突風による砂埃にも負けない丈夫なパソコンGPS地図システム。

 第二のキモは、地図に加えて航空写真を表示できること。航空写真表示は、半分は興味で半分はメリット。自分のいる位置の航空写真が表示されたら楽しい!! というのと、写真でランドマークを確認できると地図としての実用性がスゲく高まるであろー!! と考えた。

 第三のキモは、陸上だけではなく海上でも役立つこと。つまり海図の類が表示可能であり、自分(自船)の位置を常に把握できるということである。

 で、これらのポイントを押さえつつ、使う機材・ソフトを揃え、セットアップして使ってみたところ、自分で言うのもナンなんですけど、かなりイイ感じで実用に耐えた。特に海図表示はバッチグーであり、今後(海に)ボートで出るときは必ず持っていこう!! と感じる結果になった。


使った機材やソフトウェア

 地図・航空写真・海図を表示可能で、陸海両対応なアウトドア指向GPSマップシステム!! とか言うと物々しいが、使用機材等は比較的にシンプルである。


パナソニックのタフブックCF-18本体。汚れの多い場所や水辺での使用を前提に作られた、文字通り“物理的にタフなパソコン”だ。水を被っても壊れない、落としたくらいなら大丈夫。でも高価い
 まず、パソコンとしてはパナソニックのタフブックCF-18を選んだ。アウトドアでガシガシ使えるノートと言えばコレしかないわけですな。ノート型のタフブックとしては、これ以外にもCF-29があり、さらにCF-29の耐塩害仕様モデルもある。海上で使うにはCF-29耐塩害仕様が最適だが、何しろ高価!! フツーに40万円オーバー!! 耐塩害仕様じゃないCF-29でも30万円オーバー。CF-18だと20万円半ば~後半で買えるので、財布の事情によりCF-18を選んだ。


 ただ、アウトドア利用とは言っても、例えば雨や水しぶきの心配がない状況下で使うなら、タフブックは必要ないですな。雨風をしのげる建物等が近くにあるなら、フツーのサブノート等で十分だし、ボートにルーフ付き操舵席があるような場合も防水PCである必要性は低いと思われる。ケースバイケースだが、使う地図ソフトがフツーに動作する程度の処理能力を持つノートPCなら、どれでもOKと言えたりもする。

 次に、GPSユニットとしてはソニーのVGP-BGU1を選んだ。その理由は、何はともあれPCとBluetooth接続=無線接続可能なユニットだから。実は他のUSB接続タイプ(つまり有線接続タイプ)のGPSユニットも試したが、PCとGPSユニットをつなぐUSBケーブルがチョー邪魔。無線接続ならPC・GPSユニットの位置関係制限も激減し、非常に実用的だ。


ソニーのBluetooth対応GPSユニットVGP-BGU1。ストラップが付いていて衣服等に吊り下げられる。ストラップは取り外し可能


 しかし、2006年12月18日現在、タフブックシリーズでBluetoothアダプタ内蔵のモデルはCF-P1しかない。どー考えても“汎用的パソコン”とは言えないCF-P1なので、前述のCF-18にBluetoothアダプタを接続して使うことに……CF-18にUSB接続のアダプタをつなぐわけで、その時はCF-18のUSBコネクタ部のカバーを開くことになり、つまりUSBコネクタ部の防水性能は完全に失われ、すなわちタフブックのせっかくの防水性能が意味ナシに!! つーわけで、見栄えはカッコ悪いんですけど、ビニール袋とテープでコネクタ部に簡易防水工夫を施した。


使用したBluetoothアダプタ(USB接続タイプ)と延長ケーブル。アダプタをUSBポートに直接挿すと、PC使用時に接続部を壊す恐れがあるので、延長ケーブルを使用した。


タフブックにUSB機器を接続すると、USBコネクタ部の防水性が失われる。ので、ビニール袋&テープにより目張り。カッコ悪!! なお、ENC表示ソフトのChartViewer用ドングルもUSB接続のため、USB機器類は2つ(延長ケーブルも2つ)となり、目張り部がデカい。かなりカッコ悪っ!!


 それから、使う地図ソフトは好みだと思うが、俺の場合はアルプス社のプロアトラスSV2にした。アルプス社の地図ソフトは別売の航空写真データをインストールすることにより、地図も航空写真も表示可能になる(SV2の場合は最初からある程度の航空写真も見られる)からだ。

 海図に関しては、表示ソフトとしてNSSのChartViewerを選び、航海用電子海図(ENC)を別途購入・インストールして使った。小さなボートでの利用なので、電子海図ではなく、PC用航海参考図(PEC)とかでも十分と言えたりもする。が、実際使い比べると、情報量の差が大きい(特に水深)。さらに俺の場合はマジで初心者船長なので、足りない技量・知識を補う意味でも、得られる航路上の情報はできる限り多く得たい!! ってコトで電子海図にこだわってみた。


ハードウェアの使用感

 上記のハード・ソフトをセットアップし、実際にお外で使ってみた。

 ハードウェア的な使用感としては、やはりタフブックの安心感が大きい。ボートのデッキ上、あるいは地べたに、無造作に置けたりする。ノートPCとしてはメチャ剛性が高いので、例えば液晶部を片手で持ったりしても保持できる。このケースでは行なわなかったが、ボート上にガムテープで固定なんてなコトも現実的だろう。

 防水という点での安心感はさらに大きく、水しぶきが全然気にならない。また、使用後、汚れたら水洗いできるという点も道具として使いやすい。なお、CF-18は耐塩害仕様ではないので、海上で使った後は水洗いしたほーが良いようだ(海上で使うと多かれ少なかれPCに塩気が付着するので)。


地べたにもボートデッキ上にも、気にせず置けるタフブック。HDDアクセス時に強い衝撃は禁物だが、一般的ノートPCほど神経質にならず(ラフに)扱える。ボート上の空きスペースにテープで固定して使うのも良さそう


 それとBluetooth接続のGPSユニットが扱いやすくてグー。PCの位置に束縛されないので、受信感度が高くなる位置に置いておける。結局、タフブックの防水性能が損なわれる(CF-18にはBluetoothアダプタが内蔵されていないためUSBポートへBluetoothアダプタを接続するため)が、GPSユニット本体はビニールパック等に入れれば十分な防水性が得られる。


ソニーのVGP-BGU1はケーブルレスのGPSユニットなので、PCからあまり離れていなければ、都合の良い場所にセットできる。ビニールパックに入れて帽子に装着すると水辺向き。だが、その様子はマヌケ感が高い


 朝から夕方まで一日通して使っての難点を言えば、タフブック側のバッテリー容量が少々心細いこと。必要な時だけ起動する、というようにしなければ、一日(朝から夕方まで7~8時間程度)使うのは無理ですな。屋外使用ゆえ液晶画面の輝度を最大にする必要があること、それからBluetoothアダプタもけっこー電気食うみたいなので、本格的に使いまくる場合は要予備バッテリー。できれば2本。あるいはボートのバッテリーから電源を取るのが無難!? なお、Bluetooth接続のGPSユニットは充電式だが、こちらは一日しっかり余裕でバッテリーがもった。

 それから、これは予想できたことだが、アウトドアとは言えフツー的陸上でこのシステムを使うと、つまり一般的なGPSマップとして使うと、少々重めであり嵩張る。徒歩で使うなんて場合は、それこそMio P350の方が圧倒的に適役。防水パックに入れれば水辺でもイケそうだし。


ソフトウェアの使用感

 プロアトラスSV2や、ChartViewer+航海用電子海図(ENC)の、アウトドアにおける使用感ですな。

 まずプロアトラスSV2だが、徒歩ナビやカーナビとして考えるとイマイチな感じである。地図としては見やすく情報量も多いが、ノートPCを開いたまま目的地まで歩くってのは非現実的だった。またカーナビとしての実用性もあるにはあるが、カーナビ専用機の方が手っ取り早く使えて便利である。

 しかしプロアトラスSV2、陸上ではオモシロいのであり、海上では以外に実用性が高かった。てのは、その航空写真表示。陸上・屋外で、自分の周辺の航空写真を見るってだけで楽しめる。単純なコトではあるが、この道の向こうにはこんな森がある、てな情報が航空写真から得られることが、興味深く、楽しい。


路上でGPS&電子地図を試しているところ。自分のいる位置がわかる電子地図として使えて、航空写真も表示できる。地図と航空写真のオーバーラップ表示も可能だ


 プロアトラスSV2にプロアトラスSV航空写真(のデータ)を追加インストールすると、けっこー広いエリアで詳細な航空写真を表示できるようになる(Googleマップとかには全然かなわないが)。例えば東京湾周辺の陸上・海上なら楽勝でカバーしている。で、これを運河とかで使うと、わー自分が走ってる位置が写真で出る~!! という楽しさがある。

 また、ボート上から見える建物等建造物が何なのか、どーゆーカタチでどんなスケールなのかをビジュアルで捉えられるのは、意外な利便をもたらした。つーか、あっこの先は船だまりっぽいな、とか、この先はデカい船の航路のようだ、みたいに、とりわけ初心者船長にとっての航空写真は“航路の先の様子を予測する大きな手掛かり”になってくれる。


海上(というか運河)でGPS&電子地図を使用した時の表示。運河運行をする場合、地上向け地図がけっこー役立つ。併せて航空写真表示を行なえば、周囲の様子をよりリアルに把握できる


 ただ、海上で頼りになるという点では、もーこのChartViewerとENCはサイコーであった。ChartViewerの機能に関してはNSSの製品紹介ページをご参照いただきたいが、リアルタイムで自分の位置を示しつつ海図からの情報が得られることは、便利さよりもむしろデカい安心感につながる。不安減少であり、楽しさ倍増なのである。

 十分に航海に慣れた船長様の場合は違うと思うが、航海慣れしていない船長にとって、海上はマジ怖いんですよ。第一、距離感や湾や川や建造物のスケール感をつかみにくい。陸上とスケールがずいぶん違うので、例えば運河を通る場合、多々ある運河っぽい川みたいな航路のうち、どれが目指すものなのかを見つけにくいし間違いやすい。


ChartViewer&ENCの表示例。ENCは紙の海図を電子化したもので、それを表示するためのソフトウェアがChartViewerだ。参考図等と違い、(海図なので)細かな水深等の情報が幅広く網羅されている 移動中は移動スピードや方向も表示される。あらかじめ通りたいルートを設定したり、通ってきた軌跡を保存することもできる 静止中の表示。水面が静かなところに停まり、今後どのルートを通るかを検討する場合も、ChartViewer&ENCはスゲく役立つ

 が、海図を参照でき、かつ、GPSにより自船位置がわかると、上記の要素からくる不安のほとんどが解消される。「今ココにいるから、この先の細い水路を通れば目的地に近づける。その際、このあたりは浅いから注意しよう」てな演繹ができる。ヘタすると東京湾内でもマジ迷子になる程度の初心者船長にとって、海図とGPSは有り難くてニヤニヤしてきちゃう情報源になる。


オマケ──調子コイて運河巡り

 以下余談っス。

 タフブックでGPSマップ!! と思った最大の理由は、レンタルボート借りて東京湾で“楽しく”遊びたい~とか思ったからなんですな。でも最初は、GPSなんて考えもしなかった。東京湾くらいなら、例えば『東京湾なんとかクルージングガイド』みたいな本買えばイケるでしょ!! とか思っていたからだ。


お台場前をボート上から。手前に見えるのは航路を示す浮標だが、ちょいと離れると気づかないような大きさだったりする 海上から見た高速道路。すぐ目の前にあるように見えるが、けっこー離れている。地上とはスケール感がずいぶん異なるのだ ディズニーランド沖。チョー遠くにヨットの集団が見えるが、向こうもこちらも動いている場合は短時間で激接近したり、逆にアッと言う間にヨットが見えなくなったり。距離感もスピード感も(初心者には)わかりにくい

 しかし、実際はヤバいところだと感じた。大型船の引き波がデカい!! 三角波立ってレンタルボートが超傾く!! ちょっと風が吹けば塩水いっぱいかぶって乗船者一同プチパニック!! さらに浅いトコロもけっこー多くてヘタすると座礁!! そして前述のとおり、陸地とはスケール感がまったく異なるので、意外にアッサリと航路を間違える!!

 初航海ってゅーか初出船の予定では、旧江戸川を下り、右に葛西臨海公園、左にディズニーランドを眺めつつ、東京湾を横切って、お台場を見つつレインボーブリッジをくぐり、さらに隅田川は勝鬨橋や佃大橋を通過して日本橋川遡上しちゃって水道橋やお茶の水や秋葉原を運河から見上げちゃうヨ!! と妄想していた。

 が、実際はレインボーブリッジあたりで最強に弱まっていた拙者。楽しかったのか!? いや、東京湾初体験ということで、その体験の多くは刺激的であり、楽しいっちゃぁ楽しいんだが、大半はスリルというニュアンスでの楽しさ。疲れるのだ。こんな広い航路を進むだけで疲れちゃうんだから、細い運河なんて無理無理!! てな感じであった。

 でも運河巡りしたい~。そこで帰宅後、海図をじっくり見ていると、あ!! この運河通ってけば大型船の航路を避けられるじゃん!! つまり荒波ナシで穏やかに運河へと行ける!! さらに浅瀬の危険も楽勝回避可能!! やっぱ海図だ!! 海図偉大なり!! ……でもこのデカい紙こと海図を屋根ナシとかの小型ボート上で使うのは非現実的!? それ以前に、海上で自分の位置がわからなければ、海図があってもソレは単なるデカい紙!! そこでGPSですよ>俺!! てなわけでGPSマップをセットアップであり、東京湾リベンジと相成った。


ディズニーランド沖、葛西臨海公園前にある三枚州という名の浅瀬。乗り上げ(座礁)事故が非常に多いポイントだ。危険を知らせる浮標があるが、それに気づかず乗り上げてしまう人が多いという。ChartViewer&ENCを使うと、浅瀬にさしかかろうとする前に警告表示がなされる 警告表示に従い、安全な深さのルートを通っているところ。慣れれば安全に通過できるエリアだが、慣れないうちこそ電子海図やGPSが役立つと言えよう

 でまあ前述のとおり、タフブックで海図を参照しつつ安心そうな航路を見つけ、電子海図&GPSの案内のまま進むと、もーホントにイージー&カンファタボーに目的の運河入り口へと辿り着いた。そして日本橋川を上がり、水道橋や秋葉原の景観を見上げて楽しみ、神田川を後にし、隅田川の遊覧船に手を振った。以前の危うげな航海と比べたら、危なげなく、リラックスでき、純粋に楽しいクルーズとなった。GPSマップ様のお陰である


隅田川から日本橋川へと遡上する。首都高の真下を通る。遠くに見えるのは日本橋 神田川へと入り、水道橋駅手前の後楽橋を通過するところ。橋の上を行く人々が物珍しそうにこちらを見る。プチ恥ずかしい 聖橋付近を通過中。右手上方にはお茶の水の駅(のホーム)があり、多数の人が物珍しそうにこちらを凝視。けっこー恥ずかしい

秋葉原付近を通過中。正面の橋は万世橋ですな。以降、さらに神田川を下り、隅田川に出る 有明西埠頭公園前の海上から東京ビッグサイトを見る。海上(特に運河上)からは、地上からでは見られない景色が多く、超楽しい!! 水陸両用GPSマップに大満足の筆者。このようにニタニタして横を向いているヤツが海難事故を起こしやがるのだ>俺

 慣れた人なら上記のような運河巡り(東京湾の運河巡りコースとしては非常にポピュラーな道のりだそうだ)は、楽勝だと思う。が、まだ数えるほどしか東京湾を走ったことがない場合、より安全でより楽しいコースを経て目的の運河へと航路を進む、てのが難しいんじゃないかと思う。地図上・海図上では単純に接続されている運河だが、スケールが大きくかつ数が多いゆえの複雑さを持つ東京の運河。慣れていないと、例えば初めて首都高速道路走って迷ってノロノロ運転になっちゃってトラックに煽られダンプにクラクション鳴らされてあうあうあう~てな危うさとなろう。

 でも、電子海図やそれに準ずるものがあり、さらにGPSがあれば、多くの不安・困難が解消される。迷わずに安全なルートを辿れる。渋々三角波地帯を横切る、なんてことをせずに済むケースも多い。地図的情報を得ること以外にも、海の上を走るについては多々注意すべき点はあるのだが、ルートを間違えたり迷ったりして不安になった結果、操船等々がおろそかになったんじゃぁ激ヤバである。やっぱ知らない場所へ行く時は地図だなぁと思うし、GPSがあれば地図が十分役立つんだなぁ、とか改めて痛感した俺なのであった。



URL
  タフブックCF-18
  http://panasonic.biz/pc/prod/note/18fg/
  Bluetooth GPSユニット VGP-BGU1
  http://www.ecat.sony.co.jp/vaio/acc/acc.cfm?PD=24370
  プロアトラスSV2
  http://www.alpsmap.co.jp/consumer/pcsw/pasv2/
  ChartViewer
  http://www.nssys.co.jp/packages/chartviewer/
  航海用電子海図(ENC)
  http://www.jha.jp/doc/variety/enc_code_index.html

2006/12/18 13:35

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