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ケータイ新製品SHOW CASE
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A3012CA(ホワイト)
2002年4月1日発売
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■ 写真で見るA3012CA
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データ端子
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メモキー、マナーキー、イヤホン端子
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35万画素のCMOSカメラ
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キー配列。オーソドックスなタイプだ
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裏面。スピーカーとともに「3G CDMA」の文字が見える
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サブディスプレイ。閉じているときは時計や電波状況が表示される
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開いているときは「cdmaOne」のロゴ
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メニュー。配色は3種類から選択可能。これは「Standard」
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「Abstract」
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「Merry」
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機能設定メニューは、オーソドックスなテキストタイプ
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データフォルダ。ほとんどのデータが自動で分類される
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空き容量はグラフィカルに表示される
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電話帳
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「EZ@NAVI」の体験版をダウンロードし、GPS機能を使用。「体験版」の文字に隠れて見にくくなるが、現在地の測位や地図表示は可能
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9文字×10行 (90文字)
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11文字×12行 (132文字)
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13文字×14行 (182文字)
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メール表示例 9文字×10行
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メール表示例 11文字×12行
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メール表示例 13文字×14行
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カメラ撮影画面。露出の設定や、4倍ズーム(ワイド2段階を含め、7段階可変)も可能
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シャッター音も5種類用意されている
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撮影画像にフレームを飾り、タイムスタンプ、テキスト挿入、さらにパズル模様を入れてみた。こちらはA3012CAで編集した後、パソコンに送った画像。パソコン側でのレタッチは行なっていない
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同じ画像を待受画像に。画像は120×160だが、液晶のサイズが132×176なのでスキ間ができる
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120×160モードで撮影。携帯・パソコン双方でまったく手を加えていない状態の画像
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640×480モードで撮影後、回転・縮小のみを施した画像。拡大画像は縮小前のオリジナルサイズ
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仕様でみるA3012CA
「A3012CA」は、CDMA2000 1xに対応したカシオ製のGPSケータイ。最大下り144kbps、上り64kbpsのパケット通信のほか、auの端末として初めてモバイルカメラを内蔵し、撮影した位置情報と併せてにメールに画像を添付できる。また、撮影画像やezplus、着信メロディなどを保存するデータフォルダ容量は、携帯電話としては最大級の約12.8MBとなっている。
カメラは有効31万画素で、640×480ドットのVGAクラスの画像を撮影可能。携帯電話向けに120×160ドットの画像も撮影可能で、いずれもメール添付可能。カメラは液晶背面・ヒンジそばに搭載されている。
画面は2インチの26万色相当表示が可能な半透過型TFD(Crystal Fine)液晶で、解像度は132×176ドット。一方、背面に設けられたサブディスプレイは縦長の24×96ドット。最大40和音の着信メロディに対応し、予測変換機能を備えた「ATOK for au」を搭載している。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
48×94×25mm(折りたたみ時) |
重量 |
約106g |
連続通話時間 |
約140分 |
連続待受時間 |
約230時間(折りたたみ時) |
充電時間 |
約120分 |
ディスプレイ |
26万色相当半透過型TFD(Crystal Fine)液晶(132×176ドット) |
表示文字数 |
・9字×10行(90文字) ・11字×12行(132文字) ・13字×14行(182文字) |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各30件 |
データ通信速度 |
最大上り144kbps、下り64kbps |
ボディカラー |
ホワイト、スカイブルー(5月発売予定) |
【インターネットメール】
サービス名 |
eメール |
利用料 |
Ezwebmultiに含まれ、月額300円 通信料 0.27円/128バイト |
メール受信機能 |
最大全角5000文字 |
メール送信機能 |
最大全角500文字 |
メール保存件数 |
受信:約200KB、または300件 送信:約60KB、または100件 |
添付制限 |
1通のEメールにつき1データ(最大100KB)まで(ファイルは「データフォルダ」に保存) 受信:最大1件(本文と別に約100KBまで) 送信:最大1件(本文と別に約100KB) |
【着信メロディ】
和音数 |
40和音 |
着信音 |
・登録済みメロディ:7曲 ・登録済みパターン:10種類 ・自作メロディ:最大5曲・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存 |
登録メロディ曲名 |
・エレクトリカルパレード ・獣王サバチャン ・D-no ・Highway Drive ・くるみ割り人形 ・弦楽セレナード ・FANTA MEMORY |
和音着メロダウンロード |
データフォルダ内に保存。 |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
12.8MB。最大800件のデータを保存できる。 |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
・ezplus ・画像(JPEG、GIF、PNG、BMP) ・アニメ(PMD、MMF、GIF) ・メロディ、アニメ&メロディ、カラオケ ・アドレス帳(vCard) ・スケジュール(vCalender) |
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG、PNG |
撮影可能解像度 |
ケータイモード時:120×160(QQVGA) PCモード時:640×480(VGA) |
撮影可能容量 |
データフォルダ(12.8MB)に保存。 |
【ezplus】
■ スタッフが見たA3012CA
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コメント |
湯野 |
現在、CDMA2000 1x対応の端末は5機種発表されているが、やはり注目はau初のカメラ搭載端末となるこの「A3012CA」だろう。
そのカメラだが、35万画素のCMOSセンサーで、VGA(640×480ドット)サイズの写真も撮影できる。VGAサイズの画像は、メールに添付してパソコンに送信できるほか、別売のデータシンクロソフト「MySync」を使えば、直接パソコンに転送することも可能なので、「オレはカメラをバリバリ使いたい」という人は「MySync」をあわせて購入したほうがいいだろう。もちろん本体内のメモリも12.8MBと大容量なので、「それなりに使うかな」という人にとってはそれだけでも十分かもしれない。
カシオ製au端末でおなじみの耐衝撃・耐水性能「G’zOne」シリーズではないのでがっかりしたという人もいるかもしれないが、端末としては非常によくまとまっている。欲を言えば、せっかくのカメラを活かせるように、ezmovieにも対応してほしかったが、その辺は次期製品に期待したい。個人的には5月発売予定のスカイブルーのモデルが気になるところ。 |
松下 |
なんと言ってもauの3Gサービス「CDMA2000 1x」の対応端末。通信速度は最大144kbpsで、ブラウザはWAP2.0。eznavigationに対応し、au初のカメラ付きだ。本体の重さは106gでズッシリとやや重めだが、筐体の塗装や作りにはなんだか3G端末に相応しい高級感が漂っているような気がする。折りたたみの開閉感が非常にカッチリとしており、ボタンの操作感もやや固めだが、作りが強固で頑丈な印象。デザインはスッキリとしていて非常にシンプルだが、開くと液晶画面の下にある「au」のロゴマークが光の加減で七色に見えるというアクセントになっており、高級感を醸しだしているような……。背面のカメラとミラーは、プラスティックか透明アクリルのようなもので覆われ、カメラが剥き出しでないので、多少落としたりぶつけたりしてもこれなら安心できそうだ。そして26万色相当の表示が可能な液晶は本当にキレイ。これなら31万画素(総画素数35万画素)のカメラ機能も栄え、撮り甲斐を感じられると思う。VGAクラス(640×480ドット)の画像も撮影でき、画像の装飾機能も豊富で、ぼかしや変形など、今までにはあまりなかった簡単なフィルタ加工も加えられるようになっているのでかなり遊べそうだ。加えてこれに「G’zOne」の性能を踏襲した耐水・耐衝撃性があれば本当に最強だと思うのだが……。
なお、“3G端末”とは言っても、従来端末と比べてメニューや操作感などにそれほど複雑さが生じているわけではなく、初めてFOMAを触った時の「多機能すぎて混乱する」ような印象もない。見た目も操作感も従来端末と同じような使い心地で、すんなりと受け入れられる。これはやはり、FOMAのW-CDMAがPDCのネットワークとは全く違うものを1から再構築しているのに伴なって端末側もそれに相当するものでなければならないのに対し、CDMA2000 1xはcdmaOneの進化形であり、従来のインフラがそのまま活用されていることに通じるものがあるように感じた。
ちなみに、メニュー構成や画面の作りなどは京セラ製の「C3002K」によく似ているように思うが、非常に使いやすくオススメできる。とにかく今までのカシオ製端末とは一線を画したものになっていて、個人的にも欲しくなるau端末です。
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伊藤 |
いよいよauにもカメラ内蔵端末だ。しかも、CDMA2000 1xをひっさげてのデビュー。4月は、一気に新端末が出るが、ダントツの注目株はこの端末だろう。
まず、カメラの画質は申し分ないレベル。動画こそ撮影できないが、スペック的にはJ-SH51とほぼ同じ。むしろ評価したいのは、ただ高スペックのカメラを内蔵しただけではなく、フレームやスタンプなど撮った後に楽しむ機能を充実させたことだ。エフェクトの種類はかなり多いので、写真を撮っていじるだけでも相当遊べるだろう。また、高速通信もかなりの魅力。パソコンに繋いだときは言うに及ばず、EZwebでもかなりその恩恵に預かれるはず。
残念な点が2つほど。ひとつは、インライン変換ができないこと。これだけ高機能の端末で、作りも丁寧なのに、現行の端末のほぼすべてが対応している「標準機能」を備えていないのはかなりがっかり。もうひとつは、液晶全面に広がる待受画像を作れないこと。撮影画像が120×160ドットなのに対し、液晶が132×176なので、スキ間ができてしまうのだ。
逆に言えばこれくらいしか不満がなく、かなり完成度が高い端末だと思う。操作系もオーソドックスな作りで、あまり違和感を感じることもなかった。「G’zOneじゃないのが……」とか、「カシオらしいユニークさがない」という意見もあると思うが、私は肯定派。安心してオススメできる端末だ。
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・ ニュースリリース(KDDI)
http://www.kddi.com/release/2002/0311/index.html
・ ニュースリリース(カシオ)
http://www.casio.co.jp/release/a3012ca.html
・ 製品情報(カシオ)
http://www.casio.co.jp/k-tai/a3012ca/
・ au、4月1日より第3世代携帯電話「CDMA2000 1x」を開始
・ カメラ搭載「A3012CA」などCDMA2000 1x対応のGPSケータイ
2002/04/01 13:55
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