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D211i(スカイクローム)
2001年11月29日発売



D211iの最大の特徴であるアンテナのないツルっとした上面 ボタン配置は他の三菱製iモード端末とほぼ同じ

フリップ外側にある穴はマイク。フリップを閉じたまま通話できる
フリップ内側にもマイクがある

ストラップ穴は背面向かって左側面 イヤホンマイク端子は前面向かって左側面

待ち受け画面。この他にもカレンダーやアナログ時計表示も可能 待受から上下カーソルでスクロール式のメニュー 待受から左ボタンでリスト式の設定メニュー

スクロール式メニューは3種類のデザインから選べる スクロール式のメニューは項目の順番入替が可能 メニュー全体のカラーテーマは5種類

メールの標準表示(8字×6行) メールの拡大表示(8字×3行) 受信メールは送信者のグループによりフォルダ分類可能

標準表示状態のフォント例 iモード中などでサブメニューを呼び出すと画面上に時計が表示される 日本語入力は連文節変換に対応

入力推測が可能なときは「↓」が通常変換、「↑」が推測変換になる 一度入力したことのある文節を推測変換で呼び出せる 推測変換後、さらに漢字に変換する

■ 仕様で見るD211i

 三菱電機製のiモード端末。同じく三菱電機製の「D503iS」と同様にアンテナが外部に露出しないデザインとなっている。現在のところ、211iシリーズ中唯一のフリップデザインを採用する。
 画面は4096色表示のSTN液晶で、24和音着信メロディに対応。上下方向のカーソルキーと左右のボタンが分離している独特のデザインで、メインとなる「イージーメニュー」は上下カーソルを中心としたスクロール(巻物)式になっている。フリップを閉じたまま通話だけでなく、メールやiモードサイトの閲覧も可能。
 D211iが搭載するジャストシステム製日本語入力システム「ATOK」は、予測変換に対応。以前に入力したことのある単語・文節を頭の文字から呼び出せる。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
112×45×20mm
重量 約76g
連続通話時間 約125分
連続待受時間 約450時間
充電時間 約100分
ディスプレイ 4096色表示STNカラー液晶
100×120ドット
表示文字数 8字×6行、8字×3行
メモリダイヤル 500件
リダイヤル・着信履歴 各20件
データ通信速度 最大9.6kbps(iモード時)
ボディカラー スカイクローム、モノブラック、ピュアメタル

【インターネットメール】
サービス名 iモードのEメールサービス
利用料 送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能 最大全角250文字
メール送信機能 最大全角250文字
メール保存件数 受信:200件
送信:50件
メールアドレス保存件数 700件
添付制限 メロディ

【着信メロディ】
和音数 24和音
着信音 12件
登録メロディ曲名 ユーモレスク
フィガロの結婚
トルコ行進曲
新世界より
グリーンスリーブス
2億4千万の瞳
バビル2世
GLOBAL
ultra soul
Dancing Queen
らいおんハート
THE SONG
登録効果音 3件
和音着メロダウンロード 10件

コメント
湯野  よ~く見ると、なんだか妙なデザイン。正面から見てると、「まぁ、こういうデザインもありかな」と思えるのだが、横から見ると「う~ん、無理にアンテナ内蔵しなくてもよかったんじゃないかな」と思えてしまう。リモコンのようであり、電気カミソリのようであり……。
 機能面では、推測変換機能つきのATOKが目新しいところ。最初は「お、ソニーのPOBoxみたいで便利そう」と思って興味津々だったのだが、実際に何通かメールを書いてみたら、思ったほど入力作業がはかどらない。というのも、一度入力した単語でしか使えないし、候補の一覧性がよろしくないので、「この単語は確実に推測変換されて出てくる」と確信が持てない単語を入力する場面では、一瞬思考を妨げられてしまうのだ。なにしろ画面が小さいので、文字を入力しながら候補の一覧を表示することができなかったのかもしれない。
 とはいえ、一時期のDシリーズにあった表示の“もたり”は、全くと言っていいほど見られなくなり、画面のスクロールもスムーズ。ATOKの推測変換機能あたりは、もうちょっと煮詰めれば、かなりイイものに仕上がりそう。例えば、フリップを開けずに文字入力を行なえるようにするとか。フリップ+イージーセレクターといえば、三菱のお家芸。これをもっと活かすような機能を盛り込めば、フリップ型の復権もあり得るんじゃないだろうか。
白根  着信メロディに入っている「バビル2世」は2001年後半に放送されたリメイク版ではなくて、オリジナル版だ。「3つのしもべに命令だ」のあとにちゃんと「ヤァッ!」の掛け声が入っているあたり、誰を対象にしている着メロか良くわからない。あと「2億4千万の瞳」だが「おーくせんまん・おーくせんまん」のバックコーラスが入っていることにひるんでいると最後の「じゃっぱ~んっ」にかなりびびるので注意が必要だ。この他にもB’zの「ultra soul」はしっかり「うるとらそうるっ!」とボーカルが入っているなど、24和音対応機種だけあって、最初から登録されているメロディの出来は良いと思う。
 いや、登録済みの着メロを熱く語っても仕方ないが。
 使い勝手は良いと思う。上下カーソルを中心にした操作体系がわかりやすい。スクロール速度が速いのでストレスもたまらない。メインとなるスクロール式のメニュー項目順序をカスタマイズ可能というのも非常に気が利いている。しかもこのカスタマイズ、待受中や通話中などシチュエーション別に設定できる。ナイス。この他にもサブメニューを呼び出すと時計が表示されるなど細かい点で気が利いている。
 ATOKの予測変換はPOBoxのように、常時予測される単語を表示しつづける形式でないのが残念だが、しかし十分にメール入力の助けにはなるだろう。惜しむらくはメール入力はなぜか画面の半分しか使えないこと。他の三菱製端末にも共通する仕様だが、ここは全画面使って文字入力をさせていただきたい気がする。
 あと液晶がいまどきの端末としては解像度低めの100×120ドットとなっている。受信メールの文字表示量も少ないし、液晶自体も小さい。本体のデザインがコンパクトでポケットなどにもしまいやすいのだが、メール活用派は全角10桁表示ができないことに気をつけよう。とはいえATOKはメール活用派にはかなりのウエポンになるはず。個性的なデザインを見てこの端末を購入してもOKなくらいの使い勝手の良さだとわたしは思う。
伊藤  デーモン小暮閣下が丸坊主になるショッキングなCMからもわかる通り、この端末の最大の特徴はそのデザイン。好き嫌いがはっきり分かれる個性的なものだが、「頭の部分の厚みが目立つのがちょっと……」といったところ。女の子がネックストラップで吊して持ち歩くのにはいいとは思うが。
 今回感心したのは、フリップの表側と裏側両方に集音マイクがついていること。実際のところはわからないが、閉じいても開いていても良好な通話環境が得られるような気がするのは事実。近頃の三菱製端末フリップ側にマイクがないモデルが続いていたので、うれしい復活ではある。
 もうひとつの三菱製端末のシンボル、イージーセレクターだが、これはソニーのジョグダイヤルと同様に使い勝手がとてもいい。文字入力の変換作業やメニューの移動といったときでも、ボタンの連打という非インテリジェントな操作をせずに済む。操作系は全体的に、D209iであったようなメニューのもたつきもなく、構成もごく標準的で大きな不満はない。24和音へとパワーアップした着信メロディの音質・音量はiモード端末のなかでもかなりいい部類に入るだろう。
 ただ、デザインとのかねあい、エントリーモデルの211iシリーズであることを含めて考えても、この液晶解像度は厳しいというのが本音。横はともかく、縦が120ドットということで通常の端末の横のサイズとほぼ同じ。メール作成時に、表示できる変換候補の数が少なかったり、入力した文章がほとんど見えないといった印象を受ける。ウェブを見るのでも、スクロール操作が頻繁に必要になる。推測変換対応のATOK搭載とはいえ、メール・ウェブを多用するユーザーはちょっときついと思われるので、そこが気にならなければ選択肢のひとつになると思う。


・ ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew1126a.html
・ 製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/keitai/211i/d211i/d211i.html
・ 製品情報(三菱電機)
  http://www.melco.co.jp/mobile/mova/d211/index.html

ドコモ、アンテナ内蔵のフリップ型iモード端末「D211i」



2002/01/22 18:28

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