| コメント |
工藤 |
MGメモリースティック採用のオーディオプレーヤー機能を搭載したハイブリッド携帯端末。auのC404Sとは異母兄弟(or 異父兄弟)のようなモデル。オーディオプレーヤー機能についてはC404Sと差異はないと考えてよいでしょう。で、以後は電話部分について。
着信音は3和音なので、やはりC404Sに比べればちとさびしい(しかし、登録曲のアレンジは気合入っていて3和音とは思えない)。液晶については同じですね。メニューなどの操作感もまったく同じです。個人的にはこの軽快な操作感は非常に良いと思います。
和音数以外で、両者でもっとも違うのは細部のデザイン。全体にC404Sの方が、良くも悪くもソニーらしい感じ。カッコいいけどメモリースティックが出し入れしにくかったC404Sの半透明プラスチック製スロット蓋は、SO502iWMではゴムキャップになっていて、出しにくさはだいぶ解消されている。また、C404Sではキーが青く光ったが、SO502iWMでは蓄光タイプのようで、ボーッと光る感じ。キーの大きさはSO502iWMの方が大きく、押しやすいと思う。また、C404Sでは、二つ折りの蝶番部分にメモリースティックスロットとイヤホン端子とアンテナがギチギチに詰まっているけど、こちらではイヤホン端子がボディ側面に配置されている。あと細かいけど、リモコン付きイヤホン接続時に着メロを鳴らすと、C404Sではイヤホンで着メロが聞こえる(この場合、登録着メロはなんとステレオで鳴る。本体スピーカーはモノラルなのに、このへんがなんていうかソニー)。一方SO502iWMでは、本体側スピーカーで着信音が鳴る(まともというか普通)。
C404SとSO502iWMのどちらを選ぶか。これはかなり趣味の問題なので難しいです。着メロ和音数重視なら16和音のC404Sかなとは思いますが。結局はPDCとcdmaOne、iモードとEZwebのどっちを取るかの違いが大きいかも。
|
湯野 |
メモリースティックミュージックプレーヤー搭載ということで、auの「C404S」あたりとの比較になるわけだが、基本的にプレーヤー自体の性能差というのはない。また、両方とも通信機能だけをオフにできる「Tel Off」機能(C404Sでは「パーソナルモード」)や、通話とメールを連携させられる「EVリンク」機能を搭載している。というわけで、iモードかEZwebかという通信サービスの違いを考えなければ(そこが一番重要だったりするが)、あとは外見、ということになる。
SO502iWMの場合、リモコン端子と音声入力端子が液晶側ボディの両側面に配置されていて、プレーヤーを閉じて使っているぶんにはあまり問題ないが、開いてカラー液晶を見ながら音楽を再生しようとすると、ちょっと不恰好でバランスが悪い。ボタンについては、SO502iWMのほうが大きめにできているので、操作しやすい。
ちなみに、型番の後ろの「WM」は、「WalkMan」のことではなく「With Music」の略です。
|
白根 |
スクロールや画面切り替えの動作が速く、ほとんどストレスは感じない。連文節でのカナ漢字変換機能や、フォルダごとにメールやブックマークを管理する機能は、大量の情報をケータイで扱う人にはたまらない。インターフェイスに多大な影響を与えるカラー液晶の解像度は120×160と、現在の最大クラス。個人的にはN502itの液晶のほうが見やすいと思うし、メロディ3和音は今となってはだいぶ貧弱に聞こえるが、わたしが「現在もっとも使いやすいiモード端末は?」と聞かれたら、このSO502iWMを挙げたい。
ただ、これはauのC404Sと共通することだが、MGメモリースティックオーディオが不要な人にとっては、高価なことがネックになるかと。デザインもかなりキているので「いばり度」優先で携帯電話を購入する人にはオススメ。ちなみにデザイン的には、auのC404Sはネックストラップで吊るしたとき、アンテナとイヤホン端子が上に来る。SO502iWMではアンテナは下、イヤホンは横となる。
|