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ケータイ新製品SHOW CASE
W-ZERO3[es](ブラック)
2006年7月27日発売



数字ボタン周りのボタンは少々独特な配置となっている 収納式のフルキーボードが内蔵されている

左側面には各種コネクタとスタイラス取り出しスイッチ、下のほうには操作ロックスイッチがある 右側面にはボリュームボタンなどがある

下端には充電用の接点とACアダプタのコネクタがある。充電台は別売り カメラは背面に搭載。マクロは手動切り替え式

上端にはW-SIMスロットがある

待受画面。実行中プログラムの件数が表示される 各種機能やアプリはスタートメニューから呼び出す アプリケーションのメニュー

電話発信画面 フルブラウザのOperaがプリインストールされている オリジナルのメーラーアプリケーション「W-ZERO3メール」がプリインストールされている

受信メールの本文表示画面 文字入力画面。予測変換に対応している ネットワーク初期設定時に標準で使うブラウザやメーラーを指定できる

横長の画面表示にも対応している Operaの横長画面表示

W-ZERO3メールでは、横長表示時に画面デザインが変わる 横長画面での受信メール表示

最大解像度(1280×960)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(242KB) 最大解像度(960×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(267KB)

仕様で見るW-ZERO3[es]

 シャープ製のウィルコム端末。OSとしてマイクロソフトのWindows Mobileを採用する、いわゆるスマートフォンタイプのケータイで、画面にはタッチパネル液晶を採用する。カード型PHSモジュール「W-SIM」に対応する。

 OSにはWindows Mobile 5.0 for PocketPCを採用し、Windows Mobile向けのソフトウェアなどを利用できる。ブラウザ「Opera」とウィルコムオリジナルのメーラー「W-ZERO3メール」が標準でプリインストールされている。メールはウィルコムのメールアドレスに加え、パソコンで使っているメールアドレスも利用できる。ウィルコムのメールはプッシュ型の自動受信に対応する。

 収納可能なフルキーボードと通常のケータイ風の数字ボタンを搭載する。ハードウェア面では前モデルのW-ZERO3と違い、USBのホスト機能やSDIOに対応していて、キーボードなどの汎用周辺機器を利用できるようになった。

 カメラは有効131万画素で、最大960×1280ドットの画像を撮影できる。フォーカスは手動切り替え式で、QRコードの読み取りにも対応している。メモリカードはminiSDカードに対応している。WMV形式の動画撮影も可能。

 主なアプリケーションとしては、Microsoft Office Mobile(Word Mobile/Excel Mobile/PowerPoint Mobile)、Windows Media Player 10 for Pocket PC、Picsel PDF Viewer、JavaVMの「JBlend」などを搭載している。日本語入力システムには、予測変換に対応したATOKを搭載する。内蔵メモリは128MB(うちユーザーエリア60MB)で、プログラム実行用メモリは64MB。CPUにはIntel製のPXA270プロセッサ(416MHz)を搭載している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
135×56×21mm
重量 約175g
連続通話時間 約420分
連続待受時間 約500時間
ディスプレイ 6万色表示2.8型タッチパネル液晶
640×480ドット
データ通信速度 装着するW-SIMに順ずる(4xパケット対応)
ボディカラー ブラック、ホワイト

【インターネットメール】
サービス名 ウィルコムのEメール、汎用のPOPアカウントメール
利用料 契約料金プランによる

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 最大960×1280


スタッフが見たW-ZERO3[es]

コメント
湯野

 いかにもPDAという趣だった初代W-ZERO3。新モデルのW-ZERO3[es]は、ガラッと見た目が変わり、ちょっと大きめのストレート型端末のような形状になった。イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットもそうなのだが、使えば便利だと分かっていても、人目が気になってどうも街中で使う気になれない……、というのが一般的な日本人の心理なのかもしれない。正直、初代モデルで音声通話するには、それなりに勇気がいる。その点、W-ZERO3[es]は違和感が少ない。

 また、ケータイでメールを読み書きするというスタイルに慣れたユーザーにとっては、テンキーの存在も大きい。文字入力の際のキーレスポンスに若干不満を感じなくもないが、例えば、電車通勤でつり革に捕まってメールを打つというように、片手操作に対応することで利用シーンが拡大したことが嬉しいのだ。個人的には、フルキーボードを省略して、もっとサイズを小さくしても良かったんじゃないかとも思ってしまう。

 ただ、外見がケータイ風になったとはいえ、ユーザーインターフェイスはあくまでもWindows Mobile、いわゆるPDAだ。カーソル中央のセンターキーを押してもメニューが現われるかというと、そうではなく、ケータイしか使ったことがないユーザーにとっては、この辺りが大きな壁になってしまうかもしれない。

 初代モデルとの比較で言えば、無線LAN機能が省略されてしまったところが少々残念なところ。miniSDカードスロットを使えば対応可能という話もあるが、その場合、外部メモリが使えないわけで(USBメモリを使う?)、無線LANを多用するというユーザーは要注意。W-ZERO3[es]については、ワンセグ受信モジュールなど、外部機器による拡張の話も出ており、特に急がないのであれば、それらの登場を待つのも悪くない。

 ともかく、各地でタッチ&トライ・イベントが開催されているので、気になる人は実機に触れてみてほしい。

白根

 W-ZERO3[es]は、昨年末に発売されたスマートフォン「W-ZERO3」のバリエーションモデルだ。完全な後継機種で旧機種をリプレースするのではなく、別の方向性のモデルを追加し、幅広いニーズにこたえよう、ということだろう。今後もさまざまなバリエーションモデルの追加に期待したいところだ。

 W-ZERO3[es]は初代モデル同様に、OSにはWindows Mobileを採用し、ソフトを追加インストールするなどパソコン的な使い方ができる。普通のケータイだと、メールもブラウザもキャリアが提供するものしかほぼ、利用できないが、W-ZERO3シリーズはそういった制限が少ない。パソコンに詳しくないと使いこなせないような機能が多いが、一般的なケータイでは物足りなさを感じる人にとっては、かなりのポテンシャルを秘めた端末だといえる。また、USBホスト機能やSDIOに対応するなど、実は拡張性は初代モデルよりも高い。この点も、一般的なケータイとは大きく異なるポイントだ。

 デザインや使い勝手の面では、初代モデルと比較すると、普通のケータイに近づいている。プリインストールされるメールソフトの「W-ZERO3メール」は、カーソルボタンだけでも、ほとんどの操作が行なえる。ケータイのように片手だけでメール閲覧・作成ができるようになったのは、大きな進歩だ。しかし、Windows Mobile自体はタッチパネルが前提に作られているので、全体的にボタンだけでの操作はわかりづらく、素早い操作にも向いていない印象を受ける。メニューデザインやボタン操作も、Windows Mobile的で、普通のケータイに慣れていると戸惑う部分が多い。

 本体サイズが小さくなった反面、タッチパネル液晶は初代モデルに比べるとだいぶ小さくなった。液晶の解像度はVGAで、表示は精細で見やすい。しかしあまりに精細すぎて、操作しにくいと感じる場面もある。とくにウェブページ上の小さなリンク、縦に長いページを表示させているときのスクロールバーは、スタイラスを使っても操作しにくい。

 W-ZERO3[es]は、初代モデルとは違う方向性の端末だ。では、W-ZERO3[es]はどういったユーザー層をターゲットにしているかというと、これが難しい。PDA的にウェブブラウジングをしたいならば初代モデルの方が有利だ。ケータイ的にシャツのポケットに入れて持ち歩くならば、大きさ的にも普通のケータイを選んだ方が良い。どうにもW-ZEOR3[es]は、収納式フルキーボードにこだわって、中途半端になってしまった印象を受ける。W-ZERO3[es]が自分のモバイルスタイルに最適かどうか、購入前にしっかりと検討した方が良いだろう。



URL
  製品情報(ウィルコム)
  http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/ws/007sh/
  製品情報(シャープ)
  http://www.sharp.co.jp/ws/special/007sh/

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2006/08/04 13:18

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