ケータイ新製品SHOW CASE AH-K3001V

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ケータイ新製品SHOW CASE

AH-K3001V（ホワイト）
2004年05月14日発売

■ 写真で見るAH-K3001V


ボタン配置。上部にページスクロールキー	背面部に11万画素CMOSカメラを装備


側面部のボタンは、シャッターとして利用できる。閉じた状態で長押しするとマナーモードの設定・解除が可能	側面部ヒンジ付近にイヤホンマイク端子


底面部にスピーカー。手前はストラップ穴	充電端子の中央にUSB端子


時計やメールの到着を知らせるサブディスプレイ。LEDのカラーは変更できる	充電台に置いてもUSBでパソコンと接続できる


待受画面	メニュー画面	メニュー画面第2階層


メニュー画面の第3階層で各種設定を行なう	メールメニュー	例文表示


「モバイル Wnn V2」を搭載。予測変換機能が利用できる	18字×16行表示	12字×11行表示


9字×8行表示	6字×6行表示


Operaメニュー	「ケータイモード」でケータイ Watchを表示


フルスクリーンモード	サブメニューで文字コードなどを変更できる	ズーム率を変更可能


ズームを50％にするとフルスクリーンモードでもページレイアウトを崩さずに確認できる	画像表示を「OFF」にすれば、ダウンロードも早くなる


「スモールスクリーンモード」は、「ケータイモード」と同様に画面に合わせてWebページを表示し、フレームを利用したWebサイトにも対応する	スモールスクリーンモードでも拡大率を変更できる	パソコン向けWebサイトも保存できる


撮影画面	撮影画像のサムネイル表示	データフォルダの利用状況をグラフで表示


サンプル画像※リンク先は無加工	サンプル画像※リンク先は無加工


国際ローミングの設定画面。ローミング提携先の国では切り替えて利用する	電卓機能	カレンダー機能

14日の発売に合わせて、AH-K3001V向けの育成シミュレーションゲーム「コロニーな生活II」なども提供を開始した

■ 仕様で見るAH-K3001V

　「AH-K3001V」は、パソコン向けのWebサイトが閲覧できる「Opera」ブラウザを国内で初めて搭載した京セラ製AirH"PHONE端末。Compact HTMLやHTML 4.01に対応しており、パソコン向けWebサイトを閲覧できる。

　また、ディスプレイに合わせてWebサイトのレイアウトを変更する機能が搭載されており、「ケータイモード」「スモールスクリーンモード」の各表示モードでは、上下スクロールのみでパソコン向けWebサイトの閲覧が可能。JavaScriptやSSL 2.0/3.0、Cookieにも対応している。

　メインディスプレイは、2.2インチ、240×320ピクセル、26万色表示の半透過型TFT液晶を装備。背面部には小型のサブディスプレイも搭載する。11万画素のCMOSカメラを装備し、QVGAサイズの画像が撮影できる。また、miniBタイプのUSB端子を備えており、パソコンと接続してデータ通信が行なえる。データフォルダの容量は1.5MB。

　メールはPOP3/SMTPに対応し、パソコン向けのプロバイダのメールアドレスを3アカウントまで利用できる。日本語入力補助として、「モバイル Wnn V2」を搭載しており、予測変換機能などが用意されている。このほかデータ通信関連では、32kbpsのパケット通信、PIAFS 32/64kbpsの回線交換方式、フレックスチェンジ方式に対応する。

　連続通話時間は約4時間で、連続待受時間は約400時間。充電時間は約3時間となり、USB経由で充電する場合は約4時間となる。大きさは、約49×98×20.8mm（幅×高×厚）で、重さは約97g。ボディカラーはシルバー、ホワイトの2色。

【おもな仕様】

サイズ
（高×幅×厚）約49×98×20.8mm

重量約97g

連続通話時間約4時間

連続待受時間約400時間

ディスプレイ 2.2インチ（240×320ドット）、26万色、半透過型TFT液晶
背面にモノクロサブディスプレイ

表示文字数 18字×16行、12字×11行、9字×8行、6字×6行

メモリダイヤル 500件

リダイヤル・着信履歴各20件

データ通信速度最大64kbps（64kPIAFS時）

ボディカラーシルバー、ホワイト

【インターネットメール】

サービス名 Eメール、ライトメール

メール受信機能＜Eメール＞全角20,000文字
＜ライトメール＞全角45文字

メール送信機能＜Eメール＞全角20,000文字
＜ライトメール＞全角45文字

メール保存件数受信：900件
送信：900件

添付制限画像やMIDIなどメロディ、vCardなど合計350KBまで添付可能

【着信メロディ】

着信音・パターン：6種類
・登録済みメロディ：8曲
・その他：2種類
ダウンロードメロディ

登録メロディ曲名 OH HAPPY DAY
LA BAMBA
大きな古時計
THE ENTERTAINER
凱旋行進曲
LOVE ME TENDER
ツァラツストラはかく語りき
ジムノペティ第1番

【データフォルダ】

データフォルダ容量 1.5MB

【モバイルカメラ】

保存可能枚数 70枚程度

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット JPEG

【データ通信速度】

パケット通信 32kbpsパケット通信
PIAFS 32/64kbpsの回線交換方式
フレックスチェンジ方式に対応

■ スタッフが見たAH-K3001V

	コメント
湯野	H-SA3001V以来、本当に久しぶりのDDIポケットの新端末となる「AH-K3001V」。メガピクセルカメラや大容量アプリといった“携帯電話”のような派手さはないが、Operaブラウザ搭載ということで注目される。　やはり気になるのはOperaの使い勝手。表示方法は「ケータイモード」「フルスクリーンモード」「スモールスクリーンモード」と3つのタイプが用意されており、Operaキーで切り替えられる。このうち「フルスクリーンモード」がパソコンで表示されるのと全く同じレイアウトで表示されるモードで、読み込みに時間はかかるが、本誌のトップページも問題なく表示できた。処理時間の長さにストレスを感じることもあるが、ケータイの画面でパソコン向けサイトがそのまま見られるというのは、なかなか感動ものである。少なくとも、無いよりあったほうがいい機能だ。　カメラについては、いかんせん11万画素のCMOSということで、昨今のメガピクセル端末と比べると、どうしてもクッキリ感が出ない。しかし、京セラ製のカメラ付き端末でおなじみの「撮速メール」もしっかりと搭載されており、端末同士で送りあう程度の使い方であれば十分だろう。　ただ、カレンダーを表示する機能はあっても、そこにスケジュールを登録できなかったり、細かい部分での不満も残されている。Opera搭載ということで、どうしてもパソコンのような使い方を期待してしまうが、ウェブで調べ物をしながらメールを書くといったこともできない。また、メモリカードスロットが無く、データフォルダの容量も1.5MBしかないというところも辛い。頻繁にパソコンと繋いでデータを吸い上げるか、オンラインストレージなどのサービスを利用したいところだ。　とはいえ、USBケーブルによる急速充電も4時間で行なえるようになっているなど、いろいろと使い勝手の向上が図られているのも事実。液晶もQVGAサイズになり、予測変換にも対応した。携帯電話では当たり前の機能だが、ずっとPHSを使い続けているユーザーにとってはかなり新鮮に感じられるのではないだろうか。
甲斐	カメラに加え、Opera製ブラウザを搭載したDDIポケット端末「AH-K3001V」。auやNTTドコモが次々に定額サービスを打ち出す中、月額5,000円程度でメールや端末でのWebブラウジングだけでなく、パソコンに接続してのインターネット接続も定額で使える点が特徴だ。　AH-K3001Vならではの特徴は、やはりパソコン向けサイトを閲覧できるOperaブラウザだろう。32kbpsで接続した場合、パソコン向けのサイト閲覧はだいぶ待たされるが、ページの読み込み中もテキストが先に表示されるのである程度の内容は把握できるし、ブラウジング中に画像やBGM、JavaScriptのオン・オフを設定することもできる。プロキシ設定やフレーム切り替え表示までも設定可能で、機能面では電話端末というよりPDAに近い印象だ。パソコン用アドレスは2つまで利用可能で、振り分け設定も充実している。　時間こそかかるものの、ショッピングサイトや経路検索サイトといったパソコン向けサイトが普通に使えるのは非常に便利。面白いところではオンラインストレージにフォルダ内データをアップロードするといった使い方もできたりする。　端末の操作感はややもたつき感があるが、テキスト入力の追従性はまずまずで、予測変換もモバイルWnnを搭載したことで、H-SA3001Vよりも使いやすくなっている。カメラはQVGAサイズで撮影できるものの、機能面ではセルフタイマーや明るさ設定が用意されている程度で、多くを求めないほうがいいだろう。　不満点を挙げるなら、1.5MBというデータフォルダ容量。外部メモリも非対応なので、ローカルで保存できる容量がもう少し大きければと思う。また、文字入力の切り替え操作が多少煩雑な点も気になった。特にWebサイト利用時は、パスワード入力などで入力文字の切り替えが頻繁に必要なので、同じボタンを数回押す程度で変更できるようにして欲しかった。　最新の携帯電話と比較すると正直スペックでは見劣りするこの端末の決め手は、やはりパソコン向けサイトの閲覧に魅力を感じるかどうかだろう。少なくともDDIポケットユーザーにとっては、ほとんどの点で従来端末よりも機能が向上しているので機種変更にはオススメの端末だと思う。

■ ＵＲＬ
　製品情報（DDIポケット）
　 http://www.ddipocket.co.jp/p_s/products/content/ah_k3001v.html
　製品情報（京セラ）
　 http://www.kyocera.co.jp/prdct/telecom/consumer/ah-k3001v/index.html

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・ DDIポケット、待望の新型AirH”PHONE「AH-K3001V」

2004/05/14 23:14

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