ボタン配置。右上のソフトキーがBluetoothのボタンになっている	右側に側面ボタンを搭載

背面のカメラの脇には撮影補助照明を搭載	ヒンジ部裏、左側にストラップ穴がある

標準の待受画面。Bluetooth動作時にはピクト行にBluetoothのアイコンが表示される	メインメニューはアイコンランチャー形式。一番下の行以外はカスタマイズ可能	メインメニュー第2階層以降はオーソドックスなリスト形式の表示

メインメニューのアイコンには連絡先や各種機能を割り当てられる	メインメニューのアイコンには各メールアドレスやURL、データフォルダのファイルなども割り当てられる	データフォルダには頻繁に参照しているファイルのランキングリスト表示機能もある

電子辞書機能。学習研究社の「辞スパ」が付属のminiSDカードに収録されている	Bluetoothのメニュー	EZアプリはBREWに対応

8字×8行表示	10字×8行表示	13字×13行表示

20字×18行表示	日本語入力には予測変換に対応したMobile Rupoを搭載

撮影画像は9件までのサムネイル表示に対応	カメラ撮影時画面。解像度などが表示されている

1144×880ドット画像（メールサイズ）の作例。リンク先は無加工画像（96KB）	1144×880ドット画像（ファインサイズ）の作例。リンク先は無加工画像（215KB）

■ 仕様で見るA5504T

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	95×49×26mm
重量	約117g
連続通話時間	約180分
連続待受時間	約210時間
充電時間	約110分
ディスプレイ	2.2型TFT液晶 240×320ドット
表示文字数	10字×8行、8字×8行、13字×13行、20字×18行
メモリダイヤル	500件
リダイヤル・着信履歴	リダイヤル20件、着信履歴20件
データ通信速度	最大下り144kbps（パケット通信時）
ボディカラー	ソニックシルバー、ジェットブルー

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト(通常契約時）
メール受信機能	最大全角5000文字
メール送信機能	最大全角5000文字
メール保存件数	受信：1250KBまたは500件 送信：500KBまたは200件
添付制限	１通のメールにつき５データ（最大100KB）まで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】

和音数	最大40和音。着うた対応
着信音	・パターン：14種類 ・登録済みメロディ：7曲 ・登録済み効果音：7件 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	SPEED☆STAR（着うた） Image for A5504T Image for Morning Image for Lunch Image for Night 大きな古時計 G線上のアリア
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	4MB（または500件）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ボイス（QCP） ・ピクチャー ・EZムービー ・PIM情報

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	フォトメールサイズ（144×176ドット）、壁紙サイズ（240×320ドット）、VGAサイズ（640×480ドット）、メガサイズ（1144×880ドット）
撮影可能画質	ファイン、ノーマル、メール
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能フォーマット	amc形式
撮影可能画質	Sサイズ、Mサイズ、全画面モード（メール添付不可）
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDカードに保存

■ スタッフが見たA5504T

	コメント
湯野	A5501TをベースにBluetooth機能や電子辞書「辞スパ」といった新機能を搭載してきたA5504T。全体の形状やボタンの配置、端末を開いたところでは同じように見えてしまうが、閉じたときの顔つきはA5504Tのほうが若干スマートな感じに見える。 　基本的な部分での進化はほとんど見られないので、注目どころはBluetooth、電子辞書ということになる。カメラ重視な人にとっては物足りなさが残るスペックではあるが、個人的には今後のケータイにとって非常に重要な役割を果たすのがこの両者だと思っている。 　まずBluetoothだが、データ系のプロファイルのサポートはもちろんのこと、VGS対応のNokia 6650を除けば、日本の携帯電話では初めて通話系のプロファイルをサポートした端末ということになる。しかも、ヘッドセットプロファイルではなく、ハンズフリープロファイルというところが面白い。実際に使ってみるとわかるのだが、ヘッドセットプロファイルでは単にイヤホンマイクをコードレス化しただけでしかないので、リダイヤル等の操作は結局端末側で行なわなければならない。ハンズフリープロファイルではこれが可能となっており、まだまだ不満は残るものの、だいぶ使いやすくなったという印象だ。もっとも、繋ぐ相手が依然として少ないのは残念なところ。対応製品が充実してくれば、特に車を運転する人には見逃せない機能になるはずだ。 　もう1つのポイント、電子辞書だが、テキストをコピー＆ペーストする感覚でminiSDカードに収録した電子辞書「辞スパ」を呼び出せるようになっていて便利。ただ、頻繁に使いたい機能としては、操作がまだまだめんどくさいというのも本音だ。普段あまり利用しないアプリキーやサイドキーなどに機能が割り当てるなど、使い勝手を向上させてくれるとありがたい。 　ハイエンド志向の人にとっては何か煮え切らない感じがするA5504Tだが、マニュアルをペーパーレス化するなど、とにかく新しいことに挑戦しようという姿勢が伝わってくる端末だ。
白根	東芝のCDMA 1X端末。EZナビウォークに対応するハイエンド向けのA5500シリーズで、QVGA液晶やメガピクセルカメラを搭載している。 　最大の特徴はBluetoothへの対応だ。パソコンやプリンタとの接続、ワイヤレスのハンズフリーキットの利用などが可能。しかし当然のことながら、Bluetoothに対応した周辺機器やパソコンが必要になる。誰にとってもすぐに役に立つ機能というわけではないことに注意しよう。 　基本的な性能や使い勝手はA5501Tと同等。テレビに撮影した画像を映し出せるなど、A5504Tならではの楽しみもあるが、画像撮影時にホワイトバランスなどの細かい設定をマニュアルで行なえないなど、カメラ周りにこだわりがある人には不満が残る点もある。 　メニュー構造はアイコンランチャーを使ったオーソドックスな形式。メインメニューのアイコンランチャーは各種機能や連絡先のショートカットに書き換えることも可能など、カスタマイズ機能が充実している。国語・英和・和英あわせて11.6万語の辞書が収録されたminiSDが添付されているのも便利。QVGAの長時間動画を撮影する機能があり、パソコン上でA5504Tで再生可能な大容量動画を変換・作成するソフトウェアも付属する。 　Bluetoothやテレビとの連携機能など「これまでのケータイでは普通ではなかった機能」を多く搭載している。A5504Tはそんな新しい機能を使ってみたいかな、という人にオススメのケータイだ。