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ケータイ新製品SHOW CASE
P505iS(ベルベティブルー)
2003年11月12日発売

写真で見るP505iS



本体右サイド。最も手前にあるキーは、カメラ起動時にズーム操作が可能 miniSDカードスロットは本体左サイドに

外部接続端子と赤外線ポート 背面液晶周辺。液晶とヒンジ部の間にスピーカーがあり、折りたたんだ状態でも着信を受けられるようになっている

キー配列
中央に決定キー、その周辺の銀色のパーツがロールナビボタン。さらにその外側に方向決定キー

ロールナビボタンの操作は、ほんのわずか力を入れて、銀縁をなぞるように行なう。iモードサイトやメール閲覧など縦長の画面スクロールはかなり快適

折りたたみだけではなく、回転機構も備えたヒンジ部 開いた状態でも閉じた状態でもディスプレイを回転できる

こちらは閉じた状態でディスプレイを回転させたもの 閉じた状態からディスプレイを回転させて、さらに折りたためば、「デジカメスタイル」となる

ストラップはヒンジ部近くにある。首から下げても傾かないように中央に位置している

メインメニュー
メインメニューの「カスタマイズ」からアイコンを変更可能。iモードサイトかでダウンロードしたアイコンも利用できる
メニュー第1階層

トップメニューの「メニュー」内には、端末の操作法を教えてくれる「使いかたナビ」が用意されている メールやカメラといった調べたい単語で検索可能 「メール」で検索した場合、メール関連機能の操作法が一覧で表示される

利用頻度の高いメニューを登録できる「プライベートメニュー」 メインメニュー左上にある「カスタマイズ」では、待受画面などの設定が可能だ 「カスタマイズ」内でメニューアイコンの変更が可能。アイコン1つ1つを設定する必要がある

「カスタマイズ」内の「クイックカメラ起動」をONにすると、ディスプレイを露出して折りたたんだ「デジカメスタイル」にすると同時にカメラが起動するようになる ロールナビボタンのカスタマイズは速度とON/OFFしかない。デフォルト設定は「通常」だが、これで充分使いやすいだろう メインメニュー下段中央の「アクセサリー」。携帯電話にとって、付加価値といえる機能が選択できる

「アクセサリー」から利用できるボイスレコーダー メールチェック直後などにボイスレコーダーを利用しようとしても、「iモードに接続している」という警告が表示され、利用できない 録音モードは、口述と会議の2つ

プリセットされているiアプリ一覧。「BombLink」などロールナビボタン対応のアプリも

メールメニュー
通常の変換時。ひらがな・カタカナへの変換だけではなく、入力した数字キーまで変換候補となっている 予測変換機能のほか、学習機能も備えており、一度変換した単語は、優先的に表示される

8字×8行表示
10字×10行表示
14字×14行表示

14字×14行表示における例文表示

キー側ボディ背面のヒンジ部近くに配された有効画素数128万画素のCCDカメラ カメラ起動時は数字キーの「5」でライトのON/OFFが可能

「テキストリーダー」。アルファベット、数字、記号を読み取れる。またQRコードなどを読み取れる「バーコードリーダー」も利用可能 画面内にURLやメールアドレスが入りきらなくても、続けて撮影して連結できる

デジカメスタイルでの撮影 自分撮りは、ディスプレイを回転させることで可能

通常の折りたたみ端末のようなスタイルでの静止画撮影時 静止画撮影時のサブメニュー

デジカメスタイルでの撮影画面。画面右の操作案内が、通常時のものと若干異なる デジカメスタイルでのサブメニュー。画像ビューワーとしての利用も可能だ

撮影できる画像サイズは5種類。なお、SXGAサイズでも本体に保存可能 撮影時の画質は3種類用意されている

秋晴れの街並みを撮影。リンク先は無加工のSXGAサイズ画像(282KB) 同じ場所をVGAサイズで撮影。リンク先は無加工(78.6KB)

もちろんフレーム撮影も可能。リンク先は無加工のiショット(L)画像 ナイトショットモードおよびライトを使用することで、ほとんど闇に包まれた場所でも撮影可能だ

説明書の接写にチャレンジ。リンク先はVGAサイズ(75.7KB) メールボタンあるいはカメラキーの半押しでオートフォーカス機能が利用可能。左の画像に比べるとその性能がよくわかる

動画撮影画面。15秒間の音声付動画が撮影可能 動画撮影時のサブメニュー 撮影した動画の再生画面

購入直後はminiSDカードの「情報更新」が必要。「データフォルダ」のサブメニューからminiSDカードの画面に切り替えれば設定可能

連続撮影して、気軽にアニメーションが作成できる「Animeditor」 自動的に連続撮影できるが、手動での連続撮影も可能。クレイアニメーションのようなこともできるだろう

仕様で見るP505iS

 通常の折りたたみに加えて回転機構を備えるヒンジを採用し、カメラ使用に適した「デジカメスタイル」などに変形できる「Flexスタイル」が特徴的なパナソニック モバイルコミュニケーションズ製iモード端末。

 「D505iS」に続く505iSシリーズ第2弾の端末となり、カメラやQVGA液晶を搭載するほか、iアプリDXやFlash対応などハイスペックな性能を備えている。

 キー側ボディ背面のヒンジ部近くに配されたカメラは有効画素数128万画素CCDで最大960×1,280ピクセル(SXGA)の画像が撮影可能。美肌モードやナイトショットモードなど多彩な機能を備えるが、最大の特徴はオートフォーカス機能。メールボタンあるいは本体右サイド下部のカメラボタンの半押しによって作用し、高画素化したカメラには欠かせない利便性をもたらしている。

 カメラ機能では、静止画のほかにも最大15秒の音声付動画が撮影可能。また、連続撮影によるアニメーション作成機能や、バーコードおよびテキストの読取機能が利用できる。このほか、ボイスレコーダー機能も用意されている。

 さらに指でなぞることでスムーズなスクロールが可能になる「ロールナビボタン」や、複雑な機能をシンプルに案内してくれるメニュー「使いかたナビ」など操作系に対してもユニークな機能が採用されている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
110×50×25mm(高×幅×厚)
重量 約123g
連続通話時間 約145分
連続待受時間 約500時間
充電時間 約120分
ディスプレイ メイン:2.4インチ、65,536色 QVGA(240×320ドット)全透過型TFT液晶
サブ:96×25ドット(2行表示)モノクロSTN液晶
表示文字数 拡大(8字×8行)、標準(10字×10行)、縮小(14字×14行)
メモリダイヤル 800件(1件につき3番号、3アドレス登録可能)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大28.8kbps
ボディカラー チタニウムシルバー、ベルベティレッド、ベルベティブルー
備考 miniSDカードスロットを搭載
16MBのminiSDカードおよび変換アダプタが同梱)

【iアプリ】
iアプリ件数 ソフト保存領域:最大900KB
データ記録領域:最大3,000KB
登録済みiアプリ i絵文字メール
BombLink
遊んで!いぬともP
パロディウスだ!
くるくるフォトフィール
P-Face 2.1
アプリモコンP

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円
メール受信機能 最大全角250文字
(分割受信機能を使えば最大2,000文字まで可能)
メール送信機能 最大全角250文字
メール保存件数 受信メール 最大400件
送信メール 100件
メールアドレス保存件数 最大800件/2,400アドレス(アドレス帳1件につき、最大3つまでメールアドレスを登録可能)

【着信メロディ】
和音数 PCM音源/48和音(ADPCM対応)
着信音 8曲 効果音・パターン8種
登録メロディ曲名 自由への疾走
THERE MUST BE AN ANGEL
AFRICA
アマポーラ
I GOT RHYTHM
月の光
魔法使いの弟子
ラデッキー行進曲
和音着メロダウンロード 最大320曲

【カメラ(静止画)】
撮影可能解像度 iショット(S)(120×120)
iショット(L)(288×352)
壁紙(QVGA)(240×320)
VGA(480×640)
SXGA(960×1,280)
※オートフォーカス対応
撮影可能容量 データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット ASF形式、音声付きで最大15秒/件
撮影可能画質 176×144ドット
撮影可能容量 データフォルダもしくはminiSDカードに保存
※メール添付は不可

スタッフが見たP505iS

コメント
湯野  とにかく「薄い」という印象だったP504i以降のPシリーズとは大きく路線を変え、かなり分厚くなってしまったP505iS。「Flexスタイル」というギミックで勝負している感じは、どちらかというとP2102Vあたりに近い印象を受ける。形が変わったことから、ワンタッチオープン機構も省略されている。
 ついついギミック部分に目が行ってしまいがちだが、その点に過度に期待していると後悔することになるかもしれない。というのも、デジカメスタイルにしたときに行なえるのは、撮影と画像ビューワーとして使うこと、着信があったときにメールを見ることぐらいで、そのまま電話に出たり、iモードサイトを閲覧したりすることはできない。そういう意味では、SO505iやA5305Kとは使用感というか、コンセプトそのものが大きく異なっており、そこには「デジカメスタイルにしたときはデジカメとして使う」という割り切りがある。そういう割り切り方を受け入れられるかどうかによって、この端末の評価はわかれることだろう。
 かといって、P505iSがイケてない端末かというとそうではなく、メガピクセルカメラ+オートフォーカスで今までに無いクオリティの静止画撮影が行なえるほか、画像の編集機能も充実している。「ロールナビボタン」という新しい試みもあるし、キーワードで操作方法を調べられる「使いかたナビ」のような親切機能もある。DVDレコーダーでminiSDカードに録画したテレビ番組を再生できるというところもウリの1つだろう。つまり、この端末が本領を発揮するのは外見やギミック以外の部分なのだ。
 あえて気になる点を挙げれば、どうしても指で触ってしまうような位置にレンズ部が出っ張っていることだろうか。最近は液晶クリーナー付きのストラップを使っている人を多く見かけるが、P505iSユーザーにとっては必須のアイテムかも。
関口  その外観が強烈なインパクトを与える「P505iS」は、これまでのハイエンドなPシリーズに比べると、そのコンセプトが大幅に異なっている。「P504i」「P504iS」そして「P505i」までは、技術の粋を尽くした薄型化で多くのユーザーから支持を得ていたが、カメラ付き携帯電話が普及し、さらに高画素化する中でカメラの利用法に大きく重点を置いたデザインが「P505iS」では採用された。
 すぐに壊れるような代物ではないが、「Flexスタイル」は、斬新なアイデアによって好奇心を掻きたてる一方で、「壊れてしまうかもしれない」といったような漠然とした不安感をユーザーに与えてしまうデザインではないかと思う。個人的には不安よりもワクワク感のほうが強いのだが、ちょっと腰がひけてしまうユーザーがいるかもしれない。
 ともあれ、「P505iS」の真骨頂は、そのデザインだけにあるのではない。カメラ機能では、なによりもオートフォーカス機能の便利さに惚れ惚れしてしまう。メガピクセルを超えた携帯電話のカメラに、よりシャープでクリアな画質を期待するのは自然な流れとも言えることだが、「P505iS」ではオートフォーカスによって安定した高品質の撮影が楽しめるようになった。誰もがカメラの達人ではないのだから、これはカメラの利用頻度が高いユーザーにとって、本当に嬉しい機能だ。
 このほかでは、ロールナビボタンが一番面白い機能。この操作感はちょっと馴れが必要と思われるが、高速スクロールの快適さには思わず笑いがこみあげてくる。iモードサイトやメールの閲覧時に絶大な威力を発揮してくれることだろうが、その一方で、iアプリ操作時に疑問を感じることも。たとえばプリセットのシューティングゲームである「パロディウスだ!」を遊んでいると、その操縦において、方向決定キーの内側にあるロールナビボタンがちょっとひっかかるのだ。ほんのわずかな圧力で操作するロールナビボタンは、方向決定キーほど傾く必要がないのだろう。それがために、方向決定キーに力を入れてもロールナビボタンがそれを邪魔してしまう。
 このあたりは、慣れで解決するしかないと思われるため、購入を検討する際は、モックアップではなく実機をじっくりと触ってから決断したほうが良いかもしれない。基本的には、外観や新機能によって幅広いユーザー層に対してトップクラスの魅力を持っており、ハイエンド端末を待ち望んでいた方々には強くオススメできる端末だ。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://505i.nttdocomo.co.jp/product/p505is/
  製品情報(パナソニック モバイルコミュニケーションズ)
  http://panasonic.jp/mobile/p505is/

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ドコモ、回転機構によるFlexスタイルの「P505iS」



2003/11/13 16:53

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