ボタン配置	右側面にシャッターやキーライト点灯に使うボタン

ストラップ穴はヒンジ部分にある	カメラの上のライトは撮影補助照明ではない

カレンダー表示させた待受画面	リスト式のメインメニュー	頻繁に使う項目だけが表示されるランキングメニュー

カスタマイズできるマイメンバーメニュー	マイメンバーに登録した連絡先への発信	マイメンバーに自分を登録すればカスタマイズ可能な機能メニューが利用できる

10字×10行表示	7.5字×７行表示	６字×５行表示

例文表示	連文節変換に対応したモバイルWnn V2を搭載	予測変換の候補も随時表示される

撮影画像の閲覧画面	サムネイル表示も可能	撮影画像（無加工JPEG）

■ 仕様で見るTS31

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	85×47×25mm
重量	約96g
連続通話時間	約130分
連続待受時間	約350時間
充電時間	約95分
ディスプレイ	65,536色1.8型TFTカラー液晶 120×144ドット
表示文字数	10字×9行、7.5字×7行、6字×5行
メモリダイヤル	500件
リダイヤル・着信履歴	各30件
データ通信速度	28.8kbps（パケット）
ボディカラー	ピンク、ブルー、シルバー

【インターネットメール】

サービス名	Ezweb@mail
利用料	Ezweb料金に含まれ、月額200円 通信料：0.27円/１パケット
メール受信機能	最大全角5,000文字
メール送信機能	最大全角5,000文字
メール保存件数	受信メール：最大200件 送信メール：最大200件
添付制限	最大5件（100KBまで）

【着信メロディ】

和音数	最大40和音
着信音	・パターン：5種類 ・効果音：20種類 ・登録済みメロディ：10曲 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	ダッタン人の踊り 水夫のホーンパイプ 月の光 目覚めよ、と呼ぶ声あり ピアノソナタ悲愴第2楽章 ゆかいな牧場 ロンドン橋 ピカデリー 英雄ポロネーズ 弦楽セレナーデ

【データフォルダ】

データフォルダ容量	最大1MB
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	画像、着信メロディを保存

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	120×120
撮影可能容量	データフォルダ（1MB）に保存

■ スタッフが見たTS31

	コメント
湯野	J-フォンのJ-SA05にそっくりなTS31。このコンパクトさや、「ミラーディスプレイ」みたいなコンセプトは、流れからすれば、シンプルで他のキャリアにはない“味”をウリにしているツーカーから真っ先に出てきても良かったようにも思える。 　そんな他社とは一味違うツーカーだが、今回は「マイメンバー」という機能を搭載してきた。よく電話やメールをする相手を登録しておくと、簡単に電話をかけたり、メールの作成画面を呼び出したりできるというもの。 　これまでも富士通製の端末なんかには、数字ボタンを押して発話ボタンやメールボタンを押すことで通話やメールができる「ツータッチダイヤル」「ツータッチメール」といった機能が搭載されていたが、どの数字に誰を登録しているのか覚えていないといけなかった。 　TS31のマイメンバー機能では、画面に顔のアイコンが表示されるので、イメージがつかみやすい。自分のケータイを見てもそうなのだが、たしかにメモリダイヤルの登録件数はかなり多いが、実際のところ、頻繁に通話したりメールしたりする相手は両手で数えられるくらいだ。ケータイのメモリが増えるにつれ脳内のメモリ領域が縮小傾向にある昨今、メモリダイヤルよりも手軽に呼び出せるマイメンバー機能はなかなかのもんである。
白根	三洋電機のツーカー端末。ツーカーではTK22とTT22でカメラなしを連発していたので、カメラ付きは久しぶり、という感じか。ツーカーではここ１年、目新しいサービスも追加されていないので、スペック的には古い端末と大差は感じられない。しかし、内部は確実に進化している。 　まずカメラ。画質は個人の主観に左右される要素なので、判断は難しいところだが、わたし個人としてはTS31の画質は気に入った。像がシャープで色味もよく、テキトーな自分撮りでわたしのデコっぱち感が気持ち悪いくらい表現できている。こうした画質はカメラ部分をメーカーがどのようにチューニングするかに影響される部分であり、三洋電機のチューニングがわたしの趣味にマッチしたわけだ。 　使い勝手もよいと思う。頻繁に連絡する相手を「マイメンバー」として登録するアイコン式の簡易電話帳や、カスタマイズ可能なマイメニューなど、派手さはないが日々の実用という観点から考えるとよくできている端末だ。日本語入力も、随時候補が表示されるタイプの予測変換対応のモバイルWnnを搭載している。あと、縦の長さが85mmと小さめなデザインになっているのもよい。数値的にはわかりにくいところだが、最近の90mmオーバーの端末に慣れていると、手に取ったときに「ほほぅ」と感じる小ささだ。 　液晶も小さく、どちらかというとエントリーモデルに位置づけられるケータイだが、Javaやムービーなどのサービスがないツーカーのラインナップの中では、十分なスペックだ。自分撮りに使える背面液晶は、ツーカーではTS31が初めて搭載している。価格的にも安いので、ツーカーに買い換えようかな、と考えていて、ほかに欲しいと思っている端末がない、という人にオススメだ。