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ケータイ新製品SHOW CASE
P2102V(レッド)
2003年3月15日発売

写真で見るP2102V



2軸構造を採用したことで、ビデオカメラのような「ムービースタイル」が可能になった ヒンジ部の拡大写真。通常利用における剛性に不安は感じないが、初めてのユーザーは、逆方向へ力を入れてしまいそうだ

液晶部は、最大135°まで回転させることが可能。胸あたりの高さで両手を使ってホールドすると安定した撮影が行なえそうだ

ムービースタイルを右手でホールド。指が各種ボタンの上にかかるため、握る力の加減が難しい。しかし、左手で液晶部を持てば手ぶれしにくいだろう 左利きのユーザーは最初は使いづらいと感じるかもしれないが、指が背面に回るため、気楽にホールドできる

キー配列 左:P2102V、右:P2101V
ボタン数は変更無いが、割り当てられている機能が大きく異なっている

左:P2102V、右:N2051
各種操作を行なうソフトウェアが同一のため。画面上のインターフェイスは、ほぼ同じ両機種だが、テレビ電話機能の有無もあって、キー配列は若干異なる
左:P2102V、右:P504iS
同じPシリーズといっても、操作感は大きく異なる。乗り換えユーザーは戸惑うかもしれない

ヒンジ部のSDカードスロット 底部の外部接続コネクタ

本体左サイドヒンジ部に備えられた31万画素CMOSカメラ ディスプレイ上部の10万画素CMOSカメラ

本体右サイドにズームキーやイヤホンジャックなど スピーカーはキー底部

iモードボタンの上にマイク バッテリーを取り外してFOMAカードを差し込む。FOMAカードの接触部は下向き

背面ディスプレイと赤外線通信ポート

プリセットされている待受画像。起動時や終了時の画像も変更可能だ メインメニュー。N2051とほぼ同等 デフォルト設定では、メニューごとに簡易的な説明が表示される

メニュー第2階層。画面は「各種設定」 各メニューに入ると、上下キーで切り替え可能 「アクセサリ」メニュー。カメラの起動はここからでも可能

メールメニュー 「メール設定」メニュー

8字×7行表示 11字×10行表示 17字×15行表示

例文表示 文字入力の補助機能としてT9を搭載

メインメニュー内の「マルチメディア」では、画像や動画を閲覧できる 「イメージビューア」メニュー。画像の保存先を選択して閲覧

画像閲覧時は、左右キーで画像を切り替えられる ムービープレイヤーによる動画閲覧 保存画像一覧のサブメニュー。ここからメール添付などが行なえる

日中に31万画素CMOSサイドカメラで撮影した画像 フレーム撮影も可能。プリセットフレームは20種類 なお、フレーム撮影はフロントカメラのみ

ムービースタイルにおける撮影時の画面。左下のアイコンは静止画モードであることを示している 動画撮影モード。ファインダー表示の下には画像サイズやメモリー容量などが表示されている

ムービースタイルでカバーと閉じると表示される画面

カメラ撮影時のサブメニュー 色調切替。左右キーで選択する。ホワイトバランスなども同様の操作法 動画撮影時のサブメニュー。静止画モードより選択できるメニューが少ない

サイドカメラ利用時の画像サイズ設定メニュー フロントカメラでの画像サイズの設定。フロントカメラとサイドカメラでは、撮影できるサイズの範囲が異なる

ズームは最大5倍。これはノーマル 無段階ズームで気軽な操作でズームできる。これは中間の位置でのズーム 最大までズームした画像

テレビ電話利用時。相手はP2101V。インターフェイスは従来と同様

仕様で見るP2102V

 ディスプレイ上部に10万画素CMOSカメラ、ヒンジ部左サイドに31万画素CMOSカメラを装備し、2軸構造ヒンジによるビデオカメラのような撮影スタイル「ムービースタイル」が特徴的なパナソニックモバイルコミュニケーションズ製ビジュアルタイプのFOMA端末。

 型番としては、2001年10月のFOMAサービスインの際に発売された「P2101V」の後継機種となるが、デザインやインターフェイスは一新されている。アイコンなどのデザインは若干異なるものの、基本的な機能および操作はN2051と同等。

 また、音声通話やiモードの利用などにおいては、通常の折りたたみ端末と同じ操作感だが、最も特徴的な「ムービースタイル」では、本体右側面にズームキーが配されるなど既存の携帯電話とは大きく異なる操作感を味わうことができる。

 ビジュアルタイプのFOMA端末ということで、P2101Vなどとテレビ電話を行なうことができる。また、動画をメール添付して対応端末に送信できる「iモーションメール」にも対応しており、動画によるコミュニケーション方法の幅が広がっている。また、ドコモ端末では初めてSDカードスロットを搭載し、撮影したファイルを大量に保存できるようになったほか、外部へ手軽に出力できるようにもなった。

 F2051、N2051に続く新世代のFOMA端末で連続待受時間や連続通話時間が改善され、現状のPDC端末に迫る性能に仕上げられている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
104×50×25mm(高×幅×厚)
重量 約133g
連続通話時間 約130分(音声通話)、約90分(テレビ電話)
連続待受時間 約180時間(移動時)、約250時間(静止時)
充電時間 約120分
ディスプレイ 約2.35インチ(240×176ドット)262,144色透過型カラーTFT液晶
表示文字数 8字×7行、11字×10行、17字×15行
メモリダイヤル 750件(FOMAカードのメモリダイヤル50件を含む)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー シルバー、ブラック、レッド
備考 FOMA PC設定ソフトおよびP2102V設定ファイル(ドライバ)は同梱のCD-ROMに収録
データリンクソフトは、パナソニックモバイルコミュニケーションズのWebサイトからダウンロード

【iアプリ】
iアプリ件数 最大45件(ソフトのサイズにより異なる)
登録済みiアプリ リラクモーション
ヴァニラの占い待受
育てて!いぬともP

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 パケット通信料金に依存
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
メール保存件数 受信:最大800件
送信:最大400件
添付制限 メロディと画像合わせて10個(10,000バイト)まで添付可能。
VGAサイズの画像およびiモーションメールはどちらか1つ。

【着信メロディ】
和音数 最大40和音
着信音 ・パターン:3種類
・効果音:8種類
・登録済みメロディ:10曲
・自作メロディ/ダウンロードメロディ:最大120件
登録メロディ曲名 LET’S GROOVE
見つめていたい
KEY TO HER FERRARI
地球に乾杯
ルパン三世のテーマ’78

ロシアの踊り
新世界より 第2楽章
月の光
ワシントン・ポスト
和音着メロダウンロード 対応
備考 録音データを着信メロディに設定可能(2曲)

【SDカードへの保存件数】
メール 未対応
画像 32MBのSDカード利用時で、VGAサイズの画像(ファインモード)で約300枚
(本体には同サイズの画像を約5枚保存可能)
メロディ・サウンド 未対応
備考 スーパーファインモードで撮影した動画をSDカードに保存するとMP4形式(sdv)で保存。
「D-Snap SV-AV30」で撮影した動画(エコノミーモード)をSDメモリーカード経由で再生可能
SDモバイルプリンタ「SV-P30」や、デジタルハイビジョンテレビ「TH-28D30」に、P2102Vで撮影した静止画を出力可能。

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 VGA(640×480ドット)、CIF(352×288ドット)、QCIF(176×144ドット)、Sub-QCIF(128×96ドット)、壁紙(176×198ドット)
VGAサイズはサイドカメラのみ。連続撮影時はCIFもしくはQCIFのみ
撮影可能画質 エコノミー、ノーマル、ファイン
撮影可能容量 本体:CIFサイズ(ファイン)で最大10枚
※同サイズの画像はSDカード(32MB)で最大約450枚

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4形式(拡張子:3gp)
撮影可能画質 長時間モード、標準モード、高品質モード、ファインモード、スーパーファインモード、メール添付モード(録画制限で設定)
※ファインモード、スーパーファインモードは保存先設定がSDカードの場合。
なお、スーパーファインモードの拡張子はsdv
撮影可能容量 本体:最大30件
・連続撮影時間(本体、メール添付モード):長時間モード(約24秒)、標準モード(約15秒)、高品質モード(約7秒)、ファインモード・スーパーファインモード(最大約1時間)

【iモーション】
iモーション件数 最大50件


スタッフが見たP2102V

コメント
湯野  パナソニック製としては2機種目のテレビ電話対応端末となるP2102V。思えば初代P2101Vの発売から1年以上経っているわけで、その面影はほとんどない。
 何と言っても面白いのは、ヒンジ部分に横向きに搭載されたカメラと、回転する液晶ディスプレイによって実現された独特の撮影スタイル。実際にこれによって光学ズームがきくようになったとか、画質がキレイになったとかいうわけではない。とはいえ、ちまたのビデオカメラのようなこの撮影スタイルは、今までのケータイにはない斬新なもので、とにかく目立つ。
 テレビ電話関連では、マイクとスピーカーの位置がちょっと面白い。マイクがヒンジの付け根にあり、普通の端末のマイクがある部分にスピーカーが配置されているのだ。大抵の端末は着信音などを鳴らすスピーカーが外側に配置されているが、イヤホンマイクを使わずにテレビ電話をする場合には、P2102Vのように内側にスピーカーがあったほうが聞き取りやすい、ということなのだろう。
 中身の部分についてはN2051とほとんど同じ。日本語変換にT9を使えたりするところまで同じになっている。かつてN2002にそっくりなP2002なんていう端末もあったが、今回の場合、パッと見こそ違うが、中身はやはりN。メニューやボタンなどのインターフェイス部分がNのスタイルになっているため、Pシリーズの使い勝手を想像して購入すると痛い目に遭うので注意が必要だ。
関口  国内向け端末としては、初となる2軸構造による液晶部の回転機構は、やはり目を引くギミック。現在ドコモでは、FOMA端末のユーザーをハイエンド層と明確に絞っているので、このギミックに心揺らがされる方々と重なり合うのではないだろうか。しかし、ディスプレイの鮮やかさやサクサクとした操作感、バッテリーの長時間化などによって携帯電話にさほど詳しいわけではないユーザーにもアピールできる実力を持っているという印象だ。
 自宅に持ち帰って、妻に見せたところ「ちょっと重いけど、いいね」というコメントが返ってきた。単純な音声通話だけに留まらない機能を備えてきた現在の携帯電話端末と充分戦える魅力があると言って良いだろう。
 私は、12月の発表会でデモ機に触れていたのだが、その時は「左利きには、ムービースタイルは使いづらいかもしれない」という印象を抱いた。しかし、じっくり触ってみると指が背面に回って、安定したホールドが可能になる。左利きだからこそ、右手では扱いにくいと感じるのかもしれないが、傾いてくる液晶ディスプレイを甲で支えることもできて、左手での利用を推奨していきたい。
 ドコモによると、店頭に設置してあるモックアップは、実機よりも若干ヒンジ部が弱い場合があるとのこと。興味があるユーザーは是が非でも実機を触っていただきたいところだ。



URL
  ニュースリリース(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0311.html
  ニュースリリース(パナソニックモバイルコミュニケーションズ)
  http://matsushita.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn030311-1/jn030311-1.html
  製品情報(NTTドコモ)
  http://foma.nttdocomo.co.jp/term/p2102v_01.html
  製品情報(パナソニックモバイルコミュニケーションズ)
  http://panasonic.jp/mobile/p2102v/

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2003/03/28 16:16

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