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ケータイ新製品SHOW CASE
A1101S(スプラッシュホワイト)
2002年11月上旬発売



ボタン配置 右側面にはボタンとイヤホンマイク端子

アンテナはヒンジ部に内蔵されている ストラップ穴は、内蔵アンテナ近くに左右に1つずつある

着せかえパネルは3つが付属する 着せかえパネル部全体が発光する

メニュー第1・2階層 メニュー第3階層 メニュー第4階層

カスタマイズ可能な「マイセレクト」メニュー メニューのデザインは変更可能。5種類がプリセットされている メニューデザインはダウンロードして種類を増やせる

メール表示(7字×6行) メール表示(8字×7行) メール表示(10字×8行)

例文表示 日本語変換は予測変換のPOBoxと時事用語対応のモバイルWnnの組み合わせ ソニー・エリクソンのEZwebサイトの表示。ブラウザはWAP2.0に対応している

仕様で見るA1101S

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のCDMA2000 1x端末。JavaやGPSには対応せず、カメラも内蔵していないエントリーモデルという位置付けだが、WAP2.0や拡張絵文字、全角5000文字のメール送信など、ezwebmulti端末(3xxxおよび5xxx)のみの仕様にも一部対応している。

 内蔵アンテナを採用するなど、スマートなデザインが特徴。背面の着信EL部分のパネルは交換が可能で、着せかえパネルは別売りされている。ソニー・エリクソン端末これまでの曲線デザインを多用したA3014Sとはデザインが大幅に変更されていて、着せかえパネルには互換性はない。また、外装の交換だけでなく、メニューデザインも変更できる。メニューのデザインはEZwebサイトからダウンロードして追加することも可能。

 メニュー構造や操作体系は、従来のソニー・エリクソン端末とほぼ同じ、フロントジョグによる上下操作を中心としたスタイル。日本語入力には随時候補を表示させるタイプの予測変換に対応したPOBoxと、オムロンソフトウェアのモバイルWnnを搭載している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
102×47×23mm
重量 約110g
連続通話時間 約170分
連続待受時間 約270時間
充電時間 約110分
ディスプレイ 6万5536色表示2型TFTカラー液晶
120×160ドット
表示文字数 10字×8行、8字×7行、7字×6行
メモリダイヤル 500件
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 最大下り144kbps、上り64kbps(パケット通信時)
ボディカラー スプラッシュホワイト、トランスオレンジ、インフィニティシルバー

【インターネットメール】
サービス名 eメール
利用料 EZwebmultiに含まれ、月額300円
通信料0.27円/128バイト(通常契約時)
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角5000文字
メール保存件数 受信:256KBまたは500件
送信:128KBまたは250件
添付制限 100KB(最大5ファイル)まで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】
和音数 最大40和音
着信音 ・パターン:5種類
・登録済みメロディ:6曲
・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存
登録メロディ曲名 インディー・ジョーンズ
オブラディ・オブラダ
ジュ・トゥ・ヴ
アイーダ
スクラッチ
ロックギター
和音着メロダウンロード 対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 2MB(または99件)
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ
・ボイス(QCP)
・ピクチャー
・PIM情報


スタッフが見たA1101S

コメント
湯野  従来の着せ替えという要素に、“光る”という楽しさを追加したソニー・エリクソン。外見にあわせてメニュー画面のテイストを変更できるようにもなっている。機能を追求する他メーカーとは一線を画し、ケータイのファッション性を最優先に考えるあたり、ウォークマンをはじめ、さまざまな携帯機器を世に送り出してきたソニー文化の奥深さを感じさせられる端末でもある。
 もちろん、そんな外見だけでなく機能面でも「POBox」をはじめ、他のメーカーにはない便利さを提供してくれる。また、電話に出られない状況で着信があったとき、「会議中です」「移動中です」といった具合に、簡単なメッセージを再生して返答できる「クイックメッセージ」機能など、携帯電話としての基本に立ち返った発想が随所に活かされていたりする。
 カメラのように最近注目を集めている機能もあるが、やはりケータイの用途の大半は通話であり、メールなのだ。そんなベーシックな使い方を想定している人にはオススメの1台だ。
白根  ソニー・エリクソン製のCDMA2000 1x端末。カメラを搭載せず、JavaやGPSにも対応しないいわばエントリーモデル的な端末。ちょっと物足りなさがあるが、エントリーモデルとしては優れた性能を持っていると思う。
 予測変換のPOBoxは、大きな進化はしていないものの、十分な完成度だ。メニュー構造も従来機種とほぼ同じで、ジョグダイヤルによる上下カーソル移動を中心とした操作体系に統一され、わかりやすい。使い勝手の面では、GPSケータイやムービーケータイに劣るどころか、勝る部分も多いと思う。
 はっきり言ってしまえばソニー・エリクソン端末おなじみの機能を載せただけで、中身の面白みは少ないが、デザイン面ではだいぶ新鮮だ。アンテナを内蔵させたことでヒンジ部がすっきりし、左右対称デザインになったことでストラップ穴を左右に1つずつ設けている。うまく工夫すればネックストラップで下げたときに良い感じでぶら下がってくれるだろう。また背面の着せかえパネル部は全面が点灯する。着せかえパネルと洋服をうまくコーディネートすれば、アクセサリーとしても通用するのではないだろうか。
 総括すると、エントリーモデルとしては非常に良い端末、といえるだろう。実売価格が東京で3000円を切っているなど、お買い得感は高い。メール機能など基本的な機能は、上位機種に十分匹敵する機能を持っている。カメラやJavaといった機能がいらない、という人にはお薦めできるが……個人的にはカメラくらいは欲しいとも思う。カメラがちょっと欲しいかな、と思う人は、他の端末の購入を検討するか、検討しつつもうちょっと待ってはどうだろうか。



URL
  ニュースリリース(KDDI)
  http://www.kddi.com/release/2002/1022/index.html
  製品情報(KDDI)
  http://www.au.kddi.com/phone/cdmaone/a1101/fla.html
  製品情報(ソニー・エリクソン)
  http://www.sonyericsson.co.jp/product/au/a1101s/index.html

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2003/02/27 11:41

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