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総務省が3.9Gの開設指針案を公表、意見募集を実施

 総務省は、第3.9世代(3.9G)携帯電話システムの導入に向けて開設指針案を公表し、2月23日まで意見募集を実施する。

 国内の携帯電話は、NTTドコモやソフトバンクはW-CDMA方式、au(KDDI)がCDMA2000方式を採用し、第3世代(3G)の携帯電話サービスが普及している。近年は3Gを発展させた3.5Gサービスの事業展開も加速している状況だ。

 3.9Gは3.5Gをさらに進めたもので、総務省では「100Mbps以上のワイヤレスブロードバンドを実現できるシステム」と説明している。3.9Gの通信方式として、W-CDMAから発展した「LTE」と、CDMA2000陣営の「UMB」の2つが候補とされたが、CDMA2000系を採用してきたKDDIは昨年、次世代通信方式にW-CDMA系のLTEを採用することを明らかにした。

 3.9Gの開設指針案では、1.5GHzおよび1.7GHzの周波数帯において、新規・既存を問わずに4社に対して、10MHzおよび15MHz幅を割り当てるとされた。3.9Gへの柔軟な移行を促すために、3Gと3.5Gシステム使用も認めている。ただし、1.5GHz帯の15MHz幅に関しては、東名阪エリアなどで2014年3月末まで、業務用無線などで使われるデジタルMCAが使用されている。該当エリアは2014年4月より全国展開可能になる。

 また、認定事業者は、認定日から5年以内に人口カバー率50%以上となることが求められるほか、電波を効率的に利用するための技術を導入しなければならない。

 アイピーモバイルの破産によって空いている2GHz帯については、新たに5つの通信方式が認められ、モバイルWiMAX、IEEE802.20、625k-MC、次世代PHS、UMB-TDD、LTE-TDD、TD-CDMA/TD-SCDMAの7方式が対象となる。1.5GHz/1.7GHz帯と同様、認定から5年以内にカバー率50%以上が求められる。

 総務省では、今回の意見募集の結果を踏まえて、開設指針を決定するとしている。



URL
  報道資料
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2009/090123_8.html

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(津田 啓夢)
2009/01/23 17:49


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