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着うた違法サイト利用率は減少傾向、10代の利用傾向高く

 日本レコード協会(RIAJ)は、違法な携帯電話向け音楽配信について、2008年版の実態をまとめたアンケート調査の結果を発表した。違法配信に関する調査は3回目。調査期間は10月10日~12日で、有効回答数は12歳~39歳までの1050人となっている。

 違法な着うた/着うたフルを配信するサイト(違法サイト)については、認知率は80.8%、利用率は34.5%となった。前年と比べると、「よく利用している」「たまに利用している」「利用したことはあるが、この半年は利用していない」という回答がいずれも前年を下回り、利用率は2.6ポイント下がった。また、これらの回答に「サイトは知っているが利用したことがない」という項目を含め、「認知率」として見ると前年より1.7ポイント下がっている。

 違法サイトの利用率を年齢別に見ると、12~15歳は63.6%(前年比0.3ポイント減)、16~19歳は59.5%(前年比2.7ポイント増)、20~24歳は39.6%(前年比2ポイント減)、25~29歳は27.9%(前年比4.9ポイント減)、30~34歳は21.4%(前年比2.9%減)、35~39歳は20.1%(前年比4.7ポイント減)となった。全体的に減少傾向にあるが、十代の利用動向は他の年齢層と比べて高い傾向が明らかとなっている。

 また、違法サイトからダウンロードするコンテンツとして、着うたは1カ月あたり1.8曲だが、着うたフルは1カ月あたり2.4曲となった。前年までは着うたのほうがダウンロード数が多かったが、今回の調査では着うたフルのほうが着うたを上回る結果となった。

 また国勢調査の人口値と携帯電話保有率、ネット利用率などを元に推定された違法着うた/着うたフルのダウンロード数は、4億714万曲とされた。過去の調査を見ると、2006年は2億8700万曲、2007年は3億9926万曲となり、今回初めて4億曲を突破した。ただし、2006年~2007年では1億曲以上増加していたが、今回の増加数は1000万曲に満たないレベルとなった。

 違法サイト利用の影響を示すデータを見ると、CD購入への影響は前年とあまり変化はなく、年齢層が高くなるにつれてCD購入や有料サイトへの影響がないと回答する傾向が見られた。一方、10代後半では有料サイトの利用が少なくなっている。

 このほか同調査では、違法サイトの利用を辞めた理由なども明らかとなっている。



URL
  プレスリリース
  http://www.riaj.or.jp/release/2008/pr081224.html

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(関口 聖)
2008/12/24 16:19


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