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本格的なウィジェット機能を提供する「モバイルウィジェット」

モバイルウィジェット
 ソフトバンクモバイルは、携帯電話向けウィジェットサービス「モバイルウィジェット」を11月下旬以降に提供する。サービス開始時に対応する端末はシャープ製の「931SH」。

 「モバイルウィジェット」は、携帯電話の待受画面上に貼り付けられるさまざまなミニツールを提供するサービス。ユーザーはウィジェットを自由に貼り付けて、自分好みにカスタマイズ可能で、待受画像を自分専用のインターネットポータルとして利用できる。

 天気情報やニュース、地図サービス、モバゲータウンやmixiといったコミュニティサイト、運行情報など、さまざまなツールが用意される。待受画面上に貼り付け、常に最新の情報が閲覧できる。同時に3つのウィジェットを貼り付け可能で、ページを切り替えるようにして3×4枚、合計12枚のウィジェットが利用できる。「931SH」には、天気予報やニュース、地図、SNS、カレンダー、運行情報など合計13ツールがプリセットおよびプリインストールされている。待受画面には、ウィジェット一覧からドラッグ&ドロップで貼り付けられる。

 なお、モバイルウィジェットは、タッチインターフェイスだけでなく、方向キーでの操作も可能。サービス開始時は「931SH」のみの対応となるが、今後対応端末は拡大される予定。

 モバイルウィジェットの利用料は無料となるが、S!ベーシックパック(月額315円)への加入が必須となる。自動更新機能など、通信を意識させることなく、情報を取得できるため、パケット定額サービスへの加入が推奨されている。更新間隔については、開発者側に委ねられるため、ユーザーが設定できる場合とそうでない場合もあるという。ただし、常時接続を要求するようなウィジェットは開発できないという。

 各ウィジェットは、コンテンツプロバイダーが有料ツールとして公開できる。有料公開されたものは、毎月の基本利用料などと合算して支払えるほか、勝手サイトのようにクレジット決済などにも対応する。ソフトバンクでは、無料ツールも多数用意されるとしている。


ウィジェットストア

ウィジェットストア
 ソフトバンクでは、「モバイルウィジェット」をオープンなプラットフォームとするため、仕様や開発ツールを公開する方針。ウィジェットがダウンロードできる「ウィジェットストア」をオープンし、広くコンテンツを受け入れていく計画だ。サービス開始時に、ウィジェットストアには、無料/有料含め100ツール程度用意される予定という。

 ウィジェットは、コンテンツプロバイダー(CP)だけでなく、一般ユーザーも開発が可能で、ソフトバンクの承認を受ければ、個人が開発したウィジェットも「ウィジェットストア」で有料配信することが可能だという。詳細は、開発ツールの公開時に明らかにされる予定。

 なお、「モバイルウィジェット」のプラットフォームは、ACCESSのウィジェットプラットフォーム「NetFront Browser Widgets」をベースとしたもので、これに、ソフトバンクの端末と連携するためのAPIなどが追加されている。したがって、ACCESSの「NetFront Browser Widgets」コミュニティで公開されているツールは、基本的に「モバイルウィジェット」でサポートされる。

 ウィジェットは、CPのWebサイトなど、ウィジェットストアに限らず配信が可能となる。Webサイトに繋がる小窓のような限定された使い方であれば、Webページの構築スキルがあれば開発できるという。こうしたツールは自由な開発が可能である一方、端末内のメール機能や通信機能など、ネイティブのアプリケーションに触る場合や、個人情報が触れる可能性があるツールは、別途ソフトバンクの承認を受けてから配信が許される。おサイフケータイのFeliCaに関するウィジェットは、サービス開始時は非対応となるが、こちらも今後承認制でのサポートを検討しているという。1つのウィジェットのデータ容量は最大で500KB。

 なお、オープン性が大きな特徴で、ウィジェットツールはWeb上で自由に配信可能となる。少し意地悪な質問ではあるが、公序良俗に反するツールや悪意あるツールが開発される可能性について質問したところ、説明員はその可能性を否定しなかった。端末のネイティブアプリに関する部分はソフトバンクの承認制となるが、アダルトサイトへの導入ツールとしても利用できてしまうという。こうした点はユーザーからのフィードバックなどを得ながら検討されるという。

■ フォトギャラリー



URL
  ニュースリリース
  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081030_04/
  ニュースリリース(ACCESS)
  http://jp.access-company.com/news/press/2008/081030_2.html

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(津田 啓夢)
2008/10/30 21:35


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