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3.8型ハーフXGAのタッチ液晶搭載フルスライダー「931SH」

タッチパネルで操作する「FULLTOUCH」

931SH

 「931SH」は、マルチタッチ対応のユーザーインターフェイスを採用したシャープ製端末。ほとんどの場面はタッチパネルで操作できることから「FULLTOUCH(フルタッチ)」という愛称が付けられている。11月下旬以降に発売される。

 ディスプレイは、3.8インチ、1024×480ドットのハーフXGA、最大26万色表示のNewモバイルASV液晶を搭載する。スライド機構を採用し、操作キーやテンキーも装備する。6軸加速度センサーや地磁気センサーを搭載しており、端末を横にすると、画面表示も横長表示へ自動的に切り替えられる。

 タッチパネルは、複数箇所触れて操作するマルチタッチ型。圧力検知ではなく、静電容量で触れたかどうか検知する。メニュー操作や文字入力だけではなく、画像やWebサイトを見る際には指2本を使って、広げて拡大・狭めて縮小といった操作ができる。また、カメラ撮影時には、フォーカスしたい部分をタッチすれば、その部分に焦点が当たる。ゲームの操作やカメラのシャッターなどもディスプレイに触れて操作できる。

 2008年冬モデルとして30日に発表された機種の中では、新サービスの「モバイルウィジェット」に対応する唯一のモデルとなる。ウィジェット(ガジェット)とは、パソコンのデスクトップ上からすぐに利用できるアクセサリーツールを指す言葉として使われているが、「モバイルウィジェット」では、4つの待受画面を切り替えて使う。931SHでは、画面を横になぞれば、待受画面を切り替えられるになっており、それぞれの画面上に好みのウィジェットを表示できる。

 30日の発表会では、実際に動作するモデルが展示されており、操作したところ、特にストレスなく快適に操作できた。担当者によれば、Symbianなどのプラットフォームではなく、従来のソフトバンク向け端末と同じソフトウェアプラットフォームでありながら、各所をブラッシュアップして、操作性を向上させたという。


ブラック シルバー
ブラック
シルバー

ピンクゴールド
ピンクゴールド
レッド

その他の特徴

 オートフォーカス対応の520万画素CMOSカメラは、顔を検出して撮影する「顔優先オートフォーカス」機能が用意されている。6軸手ブレ補正と動き検出被写体ブレ補正に対応し、29mmの広角レンズを採用している。

 オンラインのユーザー参加型辞書「Wikipedia」などを検索できる「スマートリンク辞書」や、端末を裏返すと着信音やバイブの振動を一時的にストップできる「クイックサイレント」を搭載する。細かなところでは、地磁気センサーを利用した「簡易方位磁石」機能も利用できる。

 また、バッテリー残量表示は、従来の三段階表示に加えて、パーセント表示にも対応している。ノートパソコンのバッテリー残量をチェックする仕組みと同じ概念ながら、異なる仕組みを採用したとのことで、バッテリー残量チェック処理の消費電力を抑えながら、定期的にバッテリー残量を確認して、画面右上に「75%」「68%」と数値で示す。充電時も徐々に数値が大きくなっていくという。

 主な対応機能・サービスは、ワンセグ、音楽再生、Bluetooth、赤外線通信(IrDA)、PCサイトブラウザ、世界対応ケータイ(GSM)、3Gハイスピード(下り最大3.6Mbps)、デコレメール、着うたフル、おサイフケータイ(S!FeliCa)、GPS、PCメール、ダブルナンバーなど。microSDHCカードスロットを装備し、最大8GBまで利用できる。

 大きさは約52×115×16mmで、重さは約130g。ボディカラーはブラック、シルバー、ピンクゴールド、レッドの4種類。


側面 ワンセグ

「液晶のシャープだから実現した3.8インチ液晶」

シャープの櫻井氏

シャープの櫻井氏
 30日の発表会では、シャープ通信システム事業部の櫻井誠氏が登壇し、931SHの特徴を紹介した。

 同氏は「液晶の進化がケータイを進化させてきた。一般に、解像度を上げれば画面が暗くなる。明るくしようとすればムラがでたり、消費電力が増えたりする。しかし今回のNewモバイルASV液晶は、高輝度化・高精細化に成功した」と述べたほか、大画面化を実現しながら、ボディの幅は52mmに抑えたことなどを紹介し「、「液晶のシャープだからこそ実現したハイエンド液晶。タッチパネルで横になぞるだけで切り替えられ、2ペイン表示もできる。携帯電話としての機能をフル搭載し、ソフトバンクのサービスにもフル対応した」と高性能ぶりをアピールしていた。


液晶技術をアピール 機能・サービスともに、フル対応という
液晶技術をアピール 機能・サービスともに、フル対応という

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URL
  ニュースリリース
  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20081030_10/


(関口 聖)
2008/10/30 15:16


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