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HTCのスマートフォン ショーケース、IKKOも登場

HTC Nippon スマートフォン ショーケース。間近に迫った七夕をイメージした飾り付け。よく見ると、短冊がスマートフォンになっている
 HTC Nipponは3日、都内で「HTC Nippon スマートフォン ショーケース」を開催。会場では今月発売予定の「EMONSTER lite」を含む、HTC社製スマートフォン10機種が一堂にに展示された。また、スペシャルゲストとしてIKKO(美容家)をゲストに招き、トークセッションも行われた。会場にはHTCユーザのブロガー約20名が招かれ、IKKOのパフォーマンスを堪能した。

 HTC Nipponは、台湾に本社を置き、PDA端末の設計・製造・マーケティングを行っているHTCの日本法人。2006年3月に設立され、同年7月よりNTTドコモの「hTc Z」を皮切りに、ソフトバンクの「X01HT」やイー・モバイルの「EMONSTER」、2008年6月12日発売のドコモの「HT1100」などのスマートフォン端末を提供。まもなく発売予定の「EMONSTER lite」を含めると、国内で10機種のスマートフォンを発売するメーカーとなる。


国内でスマートフォン端末を10機種提供するHTC

世界各地でオペレーションを担当してきたNTC Nipponのデビッド・コウ氏。今回の赴任は18回目の異動だという
 まず、6月1日よりNTC Nipponの代表取締役に就任したデビッド・コウ氏が登壇し、就任の挨拶とともに、HTC Nipponのスマートフォン戦略と、日本での展開について説明した。

 2007年で創業10周年を迎えたHTCは、全世界に向けてHTCブランドの展開を開始。その年だけで約1000万台の端末を販売した。また、「Touchシリーズ」は、その操作性が注目を集め、11カ月の間にシリーズ全体で300万台を販売したという。これによりそれまで注力してきたOEMビジネスが占める売り上げが10%以下となり、「ブランド戦略が成功したことに他ならない」と同氏は語る。

 現在、HTCはWindows関連デバイスに加えて、OHA(Open Handset Alliance)のオープンソースな携帯電話向けアプリケーション開発プラットフォーム「Android」の開発に参画。「新聞報道によれば」と前置きしつつ「HTCがアメリカのT-Mobileから、今年後半にAndroidデバイス発売することになるであろうと報道されている。あくまでも新聞によれば、だが」と発言。

 さらに、日本市場への投入がまだ正式に発表されていない「HTC Touch Diamond」についても言及。「まだ公式発表されていないので、このような形でしかお見せできないが」として自身の端末をポケットから取り出し、「これもまた新聞報道によれば、だが、日本でもまもなく発売のようだ。あくまでも新聞報道によればということでお願いしたい」と、自身の公式発言でないことを強調しつつ、新たな展開を大胆にほのめかした。

 同氏は最後に「HTCの強みは、グローバルな規模、グローバルに幅広い経験を積んでいるということ。さまざまな事業展開を行い、日本におけるHTCブランドの認知度を高めたい」とその抱負を語った。


「HTC Touch Diamond」を見せるコウ氏 HTCが提供してきた代表的な端末の歴史

日本におけるHTCスマートフォンの歴史 HTC Nipponの2008年、及び今後の展開について

織姫IKKOが、スマートフォンとの出会いを語る

音楽に併せて登場したIKKO

コウ氏と一緒に「どんだけぇ~!」
 後半は間近に迫った七夕にちなみ、織姫をイメージしたという白いウンガロの新作ドレスをまとったIKKOがトークセッションに登場。しっとりとしたBGMにあわせて入場し、スポットライトを浴びながら、幻想的に、ゆっくりと舞うようにステージへと上がって見せた。

 スマートフォンと美容家の組み合わせは意外に思えるが、実はIKKOはドコモのHT1100ユーザー。「メカに弱いので、以前は電話に出るとか、メールするくらいしかできなかったが、すばらしい携帯電話があるとスタッフに勧められた。当時ちょうど(コンテンツで)見たいものがたくさんあり、この携帯電話1つでさまざまな機能を果たせるというので買った。軽いこと、何よりも爪が長くてもタッチするだけで楽に操作できるのがうれしい」と語り、私物の端末を披露。普段よく利用するのはYouTubeで、コンサート用のダンスの参考になる動画をチェックするほか、スケジュール管理にも活用。マネージャが更新したスケジュールデータがリアルタイムで確認できる仕組みだと説明。また、仕事の際には、メイクやファッションの写真なども記録として撮影するという。

 途中コウ氏がアドバイザーとして再登壇し、HT1100の使い方を指南。YouTubeをよく利用するというIKKOのために、IKKOが登場するYouTubeの動画を見せたほか、GoogleマップでIKKOの自宅が映った地図も表示。一方で「自分は最近、妊娠5カ月? と聞かれるほどおなかが出てきて困っている。どうしたらそのようなすばらしいスタイルを保てるのか」とコウ氏が質問すると、「朝晩のウォーキングがおすすめ」と逆にIKKOがアドバイスする場面も見られた。

 イベントの最後には、七夕の願いを短冊見立てた端末に送信するパフォーマンスが行なわれた。「極上の女になれますように」というIKKOの願い事は、笹に飾り付けられた1台に着信。「IKKOさんにとって、スマートフォンとは?」との問いに「“ボーダレス”という言葉を感じる。性別の枠を超えた活動をしているが、スマートフォンはパソコンと携帯電話の境界線をなくした」とコメントし、「スマートフォン、どんだけぇ~!」とイベントを締めくくった。


ウンガロの新作ドレス 要望に応えて1周

愛用中のHT1100を披露 スワロフスキーが全面にちりばめられたマネージャーの端末。「私たちにとってキラキラは大事!」

アドバイスしあうIKKOとコウ氏 IKKOが登場する動画を見せるコウ氏

Outlookを起動し、慣れた手つきで願い事を送信するIKKO。爪を伸ばしていても、タッチするだけで画面遷移が可能だから便利だと絶賛 願い事が左側の端末に着信した

「スマートフォン、どんだけぇ~!」 端末をアピールするIKKO

会場に展示されたHTC製スマートフォン10機種 イー・モバイルから登場予定の「EMONSTER lite」(左)と、IKKOも愛用中のドコモの「HT1100」。壁紙は今回のイベント限定。特に配布予定はないという

一見見分けがつかないが、「EMONSTER lite」の方が若干薄い 左が「EMONSTER lite」。カメラの配置も微妙に違う

「EMONSTER lite」の下部には何もついていない。右は「HT1100」 電源ボタンの位置にも違いが見られる

スタイラスの収納場所は向きが異なっている スタイラスの収納場所は向きが異なっている


URL
  HTC Nippon
  http://www.htc.com/jp/

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(すずまり)
2008/07/04 12:22


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