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アイピーモバイル、香港企業の支援受け通信方式変更申請へ

 2GHz帯でのモバイルデータ通信事業参入を目指すアイピーモバイルは、香港の通信関連企業から支援を受けて、総務省に計画変更の申請を行なう考えを明らかにした。

 同社によれば、現在、香港の通信関連企業であるディスタコムグループと協議を進めているという。アイピーモバイルでは、ディスタコムグループからの支援を受けて、来春までに少なくとも150億円を調達する考え。現在、同社の筆頭株主は代表取締役社長の杉村五男氏だが、ディスタコムに対して杉村氏が保有する株式全てが引き渡されるか、あるいは一部に留まるかは決定していないという。また資金調達は「増資かエクイティなどでの融資になるか未定だがそういったスキームで調達する」(アイピーモバイル広報)という。

 また、あわせて同社のサービスを支える通信方式をTD-CDMAからTD-SCDMAに変更する方針も明らかにされた。TD-SCDMAは中国で開発された通信方式。方式変更の理由について、アイピーモバイルでは「TD-CDMAで計画していたが、設備や端末調達で競争力を考えた結果、TD-SCDMAに変更することにした。TD-SCDMAは中国で採用される3G方式であり、設備調達での競争力が見込める。またユーザーにも安く提供できることに繋がる。中国とのローミングは利便性がある」と説明している。

 そこで同社では、携帯事業参入の免許と言える「特定基地局開設計画」を変更する方針。現在認可されている計画では、今年11月9日までに正式サービスを開始することとなっており、同社では「今週中にも変更申請を行なう。これが認められるかどうかが一番の問題」と説明する。仮に変更が認められたとしても、11月9日までにTD-SCDMAの基地局や端末を調達することは難しいため、「まずは現在運用中のTD-CDMA方式の基地局でサービスを開始する。端末や料金プランも用意し、その後、TD-SCDMA方式に切り替えていきたい」としている。

 TD-SCDMAでの下りスループットは「HSDPA程度」とのことで、TD-CDMA方式よりも通信速度が下がる見込みだが、同社は「モバイルブロードバンドサービスというコンセプトは変えていない」としており、データ通信を中心に据えた事業で展開していくという。



URL
  アイピーモバイル
  http://www.ipmobile.jp/

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(関口 聖)
2007/10/23 20:43

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