今回発表された新バージョンは、従来よりも倍の容量となる256MBメモリを内蔵する。新たに英和・和英・国語辞典も搭載した。またボディカラーも一新される。OSはWindows Mobile 5.0 for Pocket PC(MSFP対応版)と発売時点での最新版になるが、マイクロソフトのExchangeがサポートされることが機能面での違いとなり、一般ユーザーの利用シーンにおいては「WS003SH」とあまり大きな差はないとのこと。VGA液晶ディスプレイや133万画素カメラ、CPU、miniSDカードスロット、ボディサイズなど、その他の主なスペックは「WS003SH」と同等。
あわせて、W-ZERO3向けにソニーの「ロケーションフリー」用クライアントソフトが今夏にも提供されるという。具体的な提供スケジュールは未定だが、ACCESS製ソフトウェアをベースにし、「WS003SH」でも利用できるという。現時点では有料になるかどうかは未定。ベースステーションの設置が必須となり、映像を高速通信網経由でW-ZERO3で受信する形になるが、今回の説明会会場では、無線LANでのデモンストレーションが披露されていた。このほか、W-ZERO3向けOpera Mobile 8.6が6日より提供され、W-ZERO3ユーザーは無償で入手できることもあわせて発表されている。