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ノキアのバサラ氏、日本でのスマートフォンの取り組みを語る

アンティ・バサラ氏
 ノキア・ジャパンは、来日したノキア テクノロジー・プラットフォーム テクノロジーマーケティング・セールス担当副社長のアンティ・バサラ氏による記者向けの説明会を開催した。Series 60などのスマートフォンや日本市場への取り組みについて同社の方針が語られた。

 バサラ氏はまず、スマートフォン市場で約50%のシェアを占めるSeries 60プラットフォームが、同社においても開発の主流であるとした上で、マルチタスクやカスタマイズ可能な仕様などを代表的な特徴として挙げた。キャリアによるカスタマイズも可能とし、「世界的標準プラットフォームに加え、キャリアによる広範囲のカスタマイズもできる。市場全体からすればまだスマートフォンの数は少ないが、急速に立ち上がっている」と述べた。

 また、「日本では、ボーダフォンから近日中に702NKが発売されるほか、ドコモとも話を進めている」と述べたほか、通信事業者が仕様を策定していく日本市場への対応については、「Series 60などの標準プラットフォームに機能を追加することで対応できる。ハードウェアの仕様は世界に比べてハードルが高いが、対応できるだろう」との見方を示した。

 同氏は「スマートフォンのキラーはブラウジング」と述べるとともに、パソコン向けメールへの対応やSyncML、QWERTY配列のキーボードがオプションで用意されている点や、1つのアプリを作ればSeries 60を採用するさまざま機種に対応できる点などに触れ、Series 60を採用するスマートフォンが個人向け以外に企業向けの用途にも対応できるとした。

 NTTドコモの901iシリーズではN901iCとP901iがOSにLinuxを採用しているが、Series 60のベースとなっているSymbian OSの、Linuxなど他のOSに対する優位点については「Symbianは消費電力などの面でもモバイルに特化している」としたほか、アプリケーションへの対応でも、モバイル専用に設計されたSymbian OSが優位であるとした。

 セキュリティへの取り組みとしては、「Nokia 6670」にF-Secureのアンチウイルスソフトを組み込んで出荷していることや、他の端末においても順次同様の対策がとられていくことが明らかにされた。テーマファイルを装い、Series 60を採用する端末の動作をロックしてしまう恐れのある悪意あるアプリケーションの存在が報告された件については、「これまでSymbianでは、ソフトなどのインストール時に「Yes」を2回もクリックしなければならず面倒と言われてきたが、これはセキュリティに対して有効な手段のため。今回の件は、未知なアプリをダウンロードしてインストールすべきでないという教訓になった」と述べた。


Series 60のロードマップ 同社スマートフォンの4つの大きな特徴


URL
  ノキア・ジャパン
  http://www.nokia.co.jp/


(太田 亮三)
2004/11/26 13:46

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