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EZチャンネル向け連続ドラマ「横浜エイティーズ」制作発表会

左から監督の長江 俊和氏、仙道 留美役の木南 晴夏、前田 裕司役の速水 もこみち、企画・チーフプロデューサーの高瀬 一弘氏
 スカイパーフェクト・コミュニケーションズは、都内で30日、EZチャンネル向けのオリジナル連続ドラマ「横浜エイティーズ」の制作発表会を行なった。

 「横浜エイティーズ」は、ビッグコミック・スピリッツ(小学館)で連載中の漫画「東京エイティーズ」をモチーフにしたEZチャンネル向けのオリジナル連続ドラマ。原作を手がけた安童夕馬氏が新たにシナリオを書き下ろし、「東京エイティーズ」の登場人物「前田裕司」と「仙道留美」が主人公とヒロインで登場する。ドラマの舞台となるのは1980年代の横浜で、「東京エイティーズ」同様、80年代に青春時代を過ごした人に加え、純愛もののドラマとして10代にも訴求できる内容という。

 10月より配信が開始され、月曜日と木曜日の週2回の配信。利用料は月額315円。前回配信分を見逃した人向けに、パソコン向けの「SKY PerfectBB(スカパー! BB)」での配信も予定しているという。


「胸がキュンとするストーリー」と監督の長江氏
 冒頭に挨拶を行なった山崎 宇充氏は、「テレビ向けのドラマを携帯向けに配信するのは、権利関係も複雑で難しい面が多い。メディアの多様化にあわせた戦略として、ケータイに合わせて何ができるのかという中で、今回のドラマを制作するに至った」と述べたほか、高瀬 一弘氏は「スカパーとして、誰もやったことが無いことをしたい」と語り、オリジナルドラマをEZチャンネル向けに制作する経緯と意気込みを述べた。また、監督の長江 俊和氏は、「30代~40代の人が青春時代を思い出せる内容になっているのではないか。想像も付かない展開も用意してるので期待して欲しい。2分30秒と1回は短いので、電車の中で漫画雑誌を読むように楽しんでもらえるのではないか」と作品をアピールした。

 原作の安童 夕馬氏は「最近は電子メールや携帯電話の普及で恋愛も変化してきたように思う。今よりも少し不自由な、昔の恋愛を漫画で表現できないかと思ったのが『東京エイティーズ』のきっかけ。スピリッツの読者層以外に、10代の読者層からも面白いと言って頂けたのが嬉しかった。今回のドラマも、若い人にも見てもらえたらと思う。今のように携帯が無かった時代の恋愛ドラマが、携帯に配信されるというのも興味深い話です」と語り、ドラマ化への期待を寄せた。

 主人公の前田 裕司役を務める速水 もこみちは、40歳の主人公が20年前をふり返るという設定について「40歳の自分はまったく想像できない。周りの方にしゃべり方などいろいろ教わったりしました」と演技について苦労した点を挙げた。また、ヒロインの仙道 留美役を務める木南 晴夏は、「携帯の画面は小さいので、顔がアップのシーンが多く、首から下の演技では表現できない部分が苦労しました」と述べたほか、「留美は、不思議な感じの女の子。弱いところもあるけれど、私と同じで強がりな面もある。深いところにある素直な部分まで演じられれば」とヒロイン役への意気込みを語った。


原作の安童氏から「イメージにぴったり」と言われた速水もこみち ドラマでは大学生を演じる2人。ちなみに2人とも80年代生まれだ


URL
  SKY PerfecTV!
  http://www.skyperfectv.co.jp/

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(太田 亮三)
2004/09/30 18:23

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