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ドコモ、「FOMAらくらくホン」開発

FOMAらくらくホン
 NTTドコモは、FOMA対応のらくらくホン端末「FOMAらくらくホン」(F880iES)を開発した。発売時期は未定で、価格はオープン価格の予定。

 「FOMAらくらくホン」は、らくらくホンシリーズ初のFOMAサービスに対応した富士通製端末。背面に32万画素のCMOSカメラ、内側に11万画素のCMOSカメラを装備し、テレビ電話や動画をメール添付して送信できる「ビデオメール」機能が利用できる。

 音声通話やテレビ電話着信時に画面上のガイダンスと連動してボタンが点灯し、操作方法を知らせる「光ナビゲーション」のほか、音声をメール添付して送信する「音声メール」機能や、iモードサイトのテキストや電卓、メールなどを音声でアナウンスする音声読み上げ機能なども用意される。

 メインディスプレイは、約2.4インチ、QVGA、65,536色表示の全透過型TFT液晶、サブディスプレイは約1.2インチ、60×120ドットのSTNモノクロ液晶となる。

 連続待受時間は約270時間で、連続通話時間約120分、テレビ電話時約85分。大きさは103×51×23mmで、重さは約120g。ボディカラーは、シルバー、ダークグリーン、ブロンズの3色。


 28日に都内で行なわれた報道陣向けの発表会ではまず、らくらくホンの売行きが順調に推移していることが説明された。2001年に「らくらくホンII」が発売されてから急激に契約者数を伸ばし、2004年6月末現在、らくらくホンシリーズ全体の契約者数は285万人にのぼることが明らかにされた。

 また、携帯電話購入時のニーズとして、各年齢層を通してカメラ機能へのニーズが高いとし、屋外におけるFOMAの人口カバー率が2004年6月現在で99.7%になっていることもあわせ、「FOMAらくらくホン」が開発された経緯が説明された。


市場のニーズ FOMAらくらくホンの開発コンセプト

らくらくホンシリーズ初のカメラ機能 ビデオメール機能

 今回開発された「FOMAらくらくホン」の特徴は、ターゲットとするユーザーは従来と変わらないとしながらも、カメラ付き機能を欲しいユーザーに新たにアピールできる点としている。はじめて携帯電話を手にするユーザーにもわかりやすいよう各機能はシンプルさやわかりやすさが徹底され、テレビ電話機能では新たに「光ナビゲーション」機能を搭載。テレビ電話で着信があった際にはメインディスプレイに操作ボタンが表示されるほか、操作キーがオレンジ色に点滅、どのボタンを押せばよいかが一目でわかるようになっている。

 液晶ディスプレイは2.4インチ、解像度が240×320のQVGAサイズとなり、新たに専用の30ドットフォントを採用。8文字×8行表示で大きな文字も綺麗に表示される。

 このほか、iモーション機能を利用して音声メールを送信可能。通常のFOMA端末とは異なる手順で簡単に音声付きメールが送信できる。デコメールについては、シンプルさを追求するというらくらくホンのコンセプトから閲覧のみに対応し、作成には対応しない。


閉じたところ 色はダークグリーン 端末を開いたところ テレビ電話着信時の「光ナビゲーション」。画面には操作方法が表示され、対応するキーが点滅する

左からシルバー、ダークグリーン、ブロンズ シルバー、ダークグリーン、ブロンズを開いたところ

らくらくホンIII(F672i)との比較。左がらくらくホンIII 厚さはほぼ同じ 画面が大きくなり、少し長くなっている。左が前モデルのらくらくホンIII

 カメラ機能では解像度640×480のVGAサイズまでの静止画が撮影可能。らくらくホンシリーズの端末にカメラが搭載されるのは同端末が初となる。背面と内側のカメラの切替も側面のカメラキーを押すことで簡単に切り替えられる。このほか従来と同じく読み上げボタンやボリューム操作キーが側面に配置されているが、ボリューム操作キーは「らくらくホンIII」の液晶側ではなくテンキー側の側面に移動し、回転式ではなくボタン式の変更されている。また、「らくらくホンIII」で搭載されていた歩数計だが、今回搭載は見送られた。


内側の11万画素CMOSカメラ カーソルキー周辺 メニューキーを押して表示されるメインメニュー第1階層

音声読み上げ設定。画面中のテキストはほぼ読み上げられ、次に可能な操作なども読み上げられる カメラ起動時の画面 保存した画像はサムネイル表示される


URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/04/whatnew0728a.html


(津田 啓夢, 太田 亮三)
2004/07/28 15:23

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