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デザイン重視の「N900i」、miniSDのUSBリーダーにも

 NEC製「N900i」は、弓のような曲線フォルムを採用したARCLINE(アークライン)というデザインがまず注目される。

 デザインだけ紹介する資料も配付されるなど、同社の意気込みはかなりのもので、担当者も「曲線のイメージを作り込んでおり、カードスロットなどのカバーもボディカラーにあわせて加工している。さらに端末を開いて持った時に、ヒンジ部からキー側底部に向かって徐々に細くなっているので、握りやすく、扱いやすいのではないか」とアピール。

 背面のサブディスプレイは縦長の形状で、外側のカメラで自分撮りをする際に活用するとしてもかなり小さなサイズでの表示となる。この点もデザインを優先した結果であり、「多少機能を削減してでも、液晶とボディに一体感を持たせた」(担当者)とのことで、デザインによってユーザーに満足感を与えるという結論に達したようだ。


ボディカラーはオレンジ、シルバー、ブラックの3色

流線型のイメージを全面に押し出した「ARCLINE」デザイン 本体右サイド。miniSDカードスロットのカバーがデザインにあわせて加工されている

左サイドの外部出力端子カバーもminiSDカードスロットのカバーと同じ加工が施されている 自分撮りの際、背面液晶での表示は小さい

有効画素数100万画素(記録画素数200万画素)のスーパーCCDハニカムカメラ
 背面に有効画素数100万画素のスーパーCCDハニカムカメラ、メインディスプレイ上部に有効画素数11万画素のCCDカメラを搭載。背面のメインカメラは、記録画素数が200万画素ということで、最大1,616×1,212ドットというサイズの画像を撮影できる。ただし、カメラのメニューを起動して、静止画を撮影できる「フォトモード」を選ぶとVGA(640×480ドット)サイズの画像までしか撮影できない。CCDの性能を最大限に活かした撮影を行なうには、「フォトモード」ではなく「メガピクセルフォト」というメニューからカメラを起動するようになっている。

 なお、「メガピクセルフォト」で撮影した画像は、「機能メニュー」→「メール用サイズ変更」からVGAサイズ、あるいはiショットLサイズに縮小できる。同機能で画像を縮小しておけば、メール添付で他のユーザーに送信可能となっている。

 動画関連では、新たに搭載された「チャンスキャプチャ」というメニューからカメラを起動すると、とりあえず好みのポイントまで動画を撮影できるようになっているが、撮り終えると撮影終了時点から約15秒間(95KB分)さかのぼって動画が記録される。スタート時点から記録された場合、肝心なポイントに至る前に限界に達してしまうケースがあり得る。しかし「チャンスキャプチャ」で撮影していれば、撮影したいポイントまできっちり押さえた後に終了することで、狙い通りの撮影データを保存できる。なお、より長時間の動画を撮影する場合は、別メニューの「長時間ムービー」を選択することもできる。

 従来の携帯電話では、「静止画撮影」「動画撮影」というメニューでカメラを立ち上げ、それぞれの機能はサブメニューから選択するケースが多い。「N900i」では、サブメニューの増加によって、せっかくの新機能が埋没しないように、機能別のメニュー構成が採用されたという。


こちらは有効画素数11万画素のCCDカメラ 静止画撮影時の画面。かなりスッキリしたインターフェイスだ

撮影後は、本体かminiSDカードのどちらに保存するか選択できる。本体、あるいはminiSDカードへの保存に設定すると、選択肢が表示されないようにすることも可能 「メガピクセルフォト」で撮影した画像のサイズ変更も可能

カメラメニュー。機能に応じたメニューが用意されている

 操作系では、「N2102V」などでも採用されていたニューロポインターが搭載されているが、担当者によればカーソルの移動スピードなど細かな点で改良が施されており、より一層使い勝手が良くなっているという。たとえば、これまでもメインメニュー上でニューロポインターを動作させると、アイコンが動くなどわかりやすい表示になっていたが、「N900i」では、iモードサイトの閲覧時にも、サイト内のリンク上にカーソルが来れば文字色が反転するようになった。


キー配列。方向決定キーの中心にニューロポインター操作ボタン 「N900i」では、iモードサイトの閲覧時に、ニューロポインターでの操作がわかりやすく表示されるようになった

 このほかユニークな機能として、パソコンとの接続時にminiSDカードのリーダーライターとして「N900i」を活用できるようになっている。メニュー内には「USBモード設定」という機能が用意されており、通信モードとminiSDモードのどちらかを選択できる。初期設定では、通信モードとなっており、そのままパソコンに接続すると通信用デバイスとして認識されるが、miniSDモードで接続するとUSBストレージとして認識され、手軽にデータ転送が行なえる。

 「N900i」の大きさは102×48×26mm(高×幅×厚)で、重さは約115g。連続待受時間は、静止時で約430時間、移動時で約350時間。連続通話時間は音声通話時で約140分、テレビ電話時で約90分となっている。ボディカラーはオレンジ、シルバー、ブラックの3色。プリセットのiアプリとして人気ゲーム「ドラゴンクエスト」が用意されている。


パソコンと「miniSDモード」で接続したところ。パソコンの画面には、「N900i」のminiSDカード内のデータが表示されている USBモード設定メニュー

「メガピクセルフォト」で撮影した1,616×1,212ドットの画像。リンク先は無加工 こちらは1,280×960ドットの画像


URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://900i.nttdocomo.co.jp/n900i.html

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(関口 聖)
2004/01/27 18:44

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