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NTT、電子透かしを使ってカメラ付き携帯でWebアクセスする技術

 NTTは、ポスターやカタログなどの広告をカメラ付き携帯電話で撮影すると、広告主のWebサイトにアクセスできる技術「サイバースカッシュ」に新たな機能を追加して、2004年3月にも本格的な実証実験を開始することを明らかにした。

 「サイバースカッシュ」は、NTTサイバーソリューション研究所の電子透かし技術を元に、ポスターやカタログなどをカメラ付き携帯電話で撮影するとWebサイトにアクセスできるサービスプラットフォーム。今年7月より実証実験が開始されており、専用Webサイトで電子透かしが埋め込まれた画像と読み取り用iアプリ「スカッシュリーダ」が提供されている。

 これまでのサイバースカッシュでは、たとえ撮影状態の悪い画像でも一旦研究所のサーバーに送信する必要があり、サーバーが読み取れない場合には、読み取り不可のメッセージを受信するため、無駄な通信を行なっていた。同社では、実用化に近付けるため、今回新たに画像の4隅に特殊な点を打つことで、iアプリ側で適切な画像かどうか判断できる機能を開発。同機能では、4点が適切に撮影されればサーバーに画像を送信するが、4点を繋いだ形がひし形になってしまうなど、適切に撮影できていなければサーバーに送信されないようになっている。

 NTTのサイバーコミュニケーション総合研究所では、カメラ付き携帯電話で採用端末もあるQRコードとの違いを、「QRコードではコードを設置するスペースをポスターやカタログに設けなければならないが、サイバースカッシュではデザインを邪魔しない」としている。また、携帯電話のカメラ機能が将来向上してピント合わせ機能が搭載されれば、離れた位置からでも認識できる点も特長だという。

 なお同研究所では2004年3月以降、企業と共同でサイバースカッシュを使った本格的な実証実験を行なう予定。



URL
  「サイバースカッシュ」トライアルの概要
  http://squash.cyber-trial.com/cybersquash/index.html
  ニュースリリース
  http://www.ntt.co.jp/news/news03/0307/030707.html

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(津田 啓夢)
2003/10/14 14:11

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