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D2Cセミナー、夏野氏が505iSや年度末のFOMAについて語る

 ディーツーコミュニケーションズ(D2C)は、モバイル広告の動向などの講習会「モバイルマーケティングセミナー」を11日都内で開催した。この中で、NTTドコモのiモード事業本部 iモード企画部長の夏野剛氏が基調講演を行なったほか、D2Cの代表取締役社長の藤田明久氏より同社のプレゼンテーションが行なわれた。


セミナー参加者にはあらかじめQRコードのアドレスが通知された 入場する際に読み取り装置にかざすと、モニターに登録者の名前が表示される

夏野氏、「私は携帯業界No.1のぶっちゃけ男」

NTTドコモ iモード事業本部 iモード企画部長の夏野剛氏
 基調講演は「505が拓く NEXT STAGE」と題した夏野氏の講演から始まった。同氏の発言は、iモードや505iシリーズを紹介するものが主となったが、冒頭に「私は業界No.1のぶっちゃけ男と呼ばれている」と公言するなど、“夏野調”を披露する場面も見られた。

 同氏は、iモードやゲームなど日本でモバイルインターネットが当たり前に行なわれている現状を示した上で、「海外ではまだまだ、泣かず飛ばずだ」とiモードサービスが先進的なサービスであることをアピール。世界のキャリアの中で、モバイルインターネットユーザーの1位から3位までを日本のキャリアが独占している点を説明した。また、会場のセミナー参加者に対して、「モバイルインターネットという世界に類を見ないサービスを皆様は行なっている」と語り、iモードサービスをともに築き上げてきたと述べた。

 しかし、同氏はiモードが爆発的にヒットした点が重要なのではないという。夏野氏は「iモードは進化に成功してきたことが自慢」と表現し、iモードサービス開始以来、この4年間で起こした「経済的なインパクトやマーケットインパクトが大きい」と語った。中でも、iアプリ対応端末が普及したことに対して、「日本の人口の15%以上の人が、インターネットをやる第一段階から、ソフトをダウンロードして利用する段階に移行している」とし、新機能を盛り込んだ505iシリーズを登場した背景を説明した。

 505iシリーズについては、発表段階で語ったサービスなどを紹介する形となった。夏野氏は、「Flash」「iアプリDX」「大容量iアプリ」「赤外線リモコン」の各機能が今後重要なものになっていくとしており、「3~4年後にはこれらの機能に関して、505iには重要な機能が載ったんだなと言われるようになる」と予測した。一方、発表前および発表後もユーザーやメディアの関心を集めているメガピクセルカメラに関しては、「新しいものが好きなメディアはすぐにカメラが飛びつく」と冷ややかな視線を向けた。同氏によれば高画素カメラはあくまで「ゼイタク機能」という位置付けになるという。

 特に、Flashに注目しているとし、Flashが企業のパソコン向けWebサイトで多数導入されている点など、505iでパソコン並みのグラフィック表示が可能になったと述べた。また、Flashは単に表示面だけでなく、コンテンツの充実やユーザーの視認性が向上するとし、モバイルマーケティング分野でも重要になってくるとした。


世界でのモバイルインターネット利用動向。夏野氏は「1~3位が日本のキャリアで、4~6位が韓国のキャリア」と語った iアプリ対応端末が着実に普及

505iシリーズの新機能 夏野氏が注目しているというFlash機能

 このほか同氏は、メール連動アプリや赤外線リモコン機能についても触れた。メール連動アプリについて、iモードメールがよりリッチなものになるとし、端末を購入したあとからメーラーをユーザーが自由に変更できる点を挙げた。なお、同氏はSO505iでケータイポストペットをやっており、犬にポチと名付けて楽しんでいるという。

 赤外線リモコン機能については、「広告効果が非常に高い。暇な会議中に番組登録するだけでなく、今後発展していくと、iモードが家の中の家電製品のハブになる」と今後の展開を語った。また同氏は「繋がるものが多くなればなるほど、iモードは強くなっていく」としており、様々な講演で同氏が繰り返し発言している「iモードは生態系」という言葉を印象付けた。

 今回の505iシリーズでは外部メモリが搭載されている。通信事業者であるドコモでは、画像をネットワークを経由して送信しなければ、利益を得ることが難しくなる。この点について夏野氏は、「ドコモやJ-フォンも含めて、画像を送っている人はそれほど多くない」と現状を語った。ユーザーメリットを考慮して、外部メモリを採用したという。メガピクセルカメラでキオスク端末でプリントするサービスに関して、通信事業者としては「おもしろくない」と語る場面も見られた。


夏野氏、505iSや「すげぇFOMA端末」では全機種QRコード対応に

 講演では3Gの今後の展開や時期端末の構想についても発言が及んだ。QRコードについて同氏は、505iSや10日のアップルコンピュータの発表会で発言した年度末に発売される「すげえFOMA」で標準搭載されると語った。またF505iの指紋認証機能に関して、今回の端末では端末のロック機能のみに利用されているが、今後eコマースでの利用を見込んでいると述べた。なお、同氏は「今後の『F』にも指紋認証が搭載されると聞いている」と話す場面もあった。

 ドコモでは今年度末にFOMAへ本格的に移行するという。FOMAに関して同氏は「最初は速くて安いだけで充分。『速くて安くてうまい』の『うまい』はユーザーが増えてくれば後からついてくる」との認識を示した。また、現状のFOMA端末に関して「“パケ死”を防ぐためにある側面もある」と述べ、年度末に発売されるFOMA端末では「FOMAの方がすごい!!」と言わせるという。iモーションのほか、「かなりイケテル端末になる」とFOMAサービスへの自信をのぞかせた。


高機能な端末ほど、iモードの利用率も高くなるという あえて現行のiモードとFOMAのiモードを同じものにしたという

D2C藤田氏、2003年度1Qで前年比22%増を達成

D2C社長の藤田明久氏
 続いてD2C社長の藤田明久氏が、505i向けの新しい広告「ピクチャー広告」などについてプレゼンテーションを行なった。Flashによる動的な広告によって、パソコンと同じ再現性が実現するという。なお、広告の容量が大きくなることで、必然的にユーザーのパケット代に圧迫することについては、「サイズの上限を定め、クリックした先の内容を充実させることで楽しんでもらいたい」と語った。

 このほか、同セミナーではモバイル広告やマーケティング活動に対する授賞式「モバイル広告大賞」の受賞者も発表された。部門は「マーケティング部門」「クリエイティブ部門」に分けられ、15社が選出された。グリコ乳業やジーンズメイト、NECのほか、ヤマハや駅前探険倶楽部、サイバード、ジー・モード、ドワンゴなどが受賞した。


高精細なピクチャー広告 日清食品のFlashコンテンツ

セミナー後のレセプションパーティ 受賞したアイ・コンビニエンスのスタッフ

クリエイティブ部門の受賞者 マーケティング部門の受賞者

パーティではCモードなど携帯電話を使ったサービス 熱心に説明を聞く利用者も見られた


URL
  ディーツーコミュニケーションズ
  http://www.d2c.co.jp/
  モバイル広告大賞
  http://www.d2c.co.jp/news/award/

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(津田 啓夢)
2003/06/11 22:46

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