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第386回:iTunes とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


楽曲管理ソフト「iTunes」

 「iTunes」は、アップルが提供している楽曲管理ソフトで、Windows用とMac用が無料で配布されています。

 このソフトは、

  • ジュークボックス機能

  • iTunes store機能

  • iPod,iPhoneシンク機能


を持っています。

 ジュークボックス機能は、楽曲データや動画データを管理する機能で、手持ちのCDから曲を読み込んで音楽データにしたり、その音楽データをプレイリストごとに分けたりできます。また、その楽曲データをリストに従って再生したり、パソコン内にある楽曲データから音楽CDを作成するといった機能もあります。

 手軽な操作で、多くの機能を使えるようになっています。たとえば「先月ダウンロードした曲」「レーティングが高い曲」など、指定した条件で自動的にリストを作成する「スマートプレイリスト」機能なども搭載しています。


アップルが提供している楽曲管理ソフト。iTunes storeへのアクセス、iPod/iPhoneとの同期機能もある
アップルが提供している楽曲管理ソフト。iTunes storeへのアクセス、iPod/iPhoneとの同期機能もある

 「iTunes store」は、アップルが提供しているオンライン楽曲データ販売サイトで、iTunesからアクセスできます。iTunes storeは、以前「iTunes Music store」と呼ばれており、その名の通り、エイベックスやEMIミュージックジャパン、BMGジャパンなど、多くのレコードレーベルの楽曲データが販売されています。現在では、「App store」が加わり、iPhone/iPod touch用アプリケーションの販売や配布などを行っており、iTunesからログインして、これらのデータをダウンロードできます。

 iTunes storeから配信される楽曲データのデジタル著作権管理技術(DRM)では、「Fairplay」と呼ばれるアップル独自の方式が採用されています。

 Fairplayでは、ユーザーアカウントを基にした暗号鍵を使ってデータを暗号化しています。そのため、購入した楽曲データは、そのユーザーのアカウントを登録したiTunesのあるパソコン、あるいはiPod/iPhoneでしか再生できません。

 ただし、そのアカウントは、パソコン5台まで登録でき、音楽データをコピーして再生できますし、音楽CDも7枚まで作成できます。またiPodやiPhoneへの同期は無制限に可能です。こういった制限は、他の著作権管理方式と比べて自由度が高く、その分ユーザーの利便性も高いと言えます。

 また、DRMの施されていない高音質な楽曲の購入も可能となっています。これらの楽曲データは「iTunes Plus」と呼ばれていて、イギリスのEMIや、日本のEMIミュージック・ジャパンなど一部のレーベルから提供されています。

 シンク(同期)機能は、iPhone、iPodなどの管理ツールとしての機能です。iPhone、iPodに登録されている楽曲データの表示、パソコン/Macから楽曲データ、ビデオデータの転送などを行います。

 iPhoneの場合、iTunesを使ってソフトウェアアップデートを行います。この機能は、iPhoneに含まれるファームウェアやOSなどを管理しており、iTunesはアップルからこれらのソフトの最新版が提供されていないかを確認します。そして、iPhoneの同期時に最新版ソフトが提供されていればダウンロードし、iPhoneをバージョンアップできるようになっています。

 また、iPhoneでは、Outlookのカレンダーや連絡先、Webブラウザの「お気に入り」など、パソコン内のデータとiPhoneのデータをiTunesを経由して同期することもできます。


iPhone/iPod touchのiTunes機能

iPhone/iPod touchでは、iTunes Wi-Fi storeにアクセスできる。無線LAN経由で楽曲データを購入できる

iPhone/iPod touchでは、iTunes Wi-Fi storeにアクセスできる。無線LAN経由で楽曲データを購入できる
 ここまでは、Windows/Mac用のiTunesというソフトウェアを紹介してきましたが、iPhoneやiPod touchでは「iTunes Wi-Fi Music Store」という機能が搭載されています。iPhone/iPod touchのメイン画面で、「iTunes」と記された音符をかたどったアイコンをタップすると呼び出すことができます。

 「iTunes Wi-Fi Music Store」では、iTunes Storeで販売されている楽曲データのうち、レーベルから最近リリースされたおすすめ楽曲を表示する「ニューリリース」、人気のある楽曲を表示する「What's hot」などから楽曲データを選び、直接、iPhone/iPod touchでiTunes storeから楽曲データを購入し、ダウンロードできます。ただし、利用するには無線LANで通信する必要があります。

 iPhoneで直接購入した楽曲データは、iPhoneをパソコンに接続すると、iTunesの同期機能によって、パソコン側にも転送されます。また、iPhoneでのダウンロードが途中で途切れていた場合、パソコン側で引き継いで、最後まで自動的にダウンロードされるようになっています。



URL
  iTunesについて
  http://www.apple.com/jp/itunes/overview/

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(大和 哲)
2008/09/02 12:12

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