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第385回:ピンチイン/ピンチアウト とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


iPhoneでの「2つの指を使った操作」

 「ピンチイン」「ピンチアウト」とは、アップル製の携帯電話「iPhone」や音楽プレーヤー「iPod touch」を操作する方法の1つです。タッチパネルに2本の指を乗せ、画面上の対象物を拡大縮小する操作を意味する言葉です。

 iPhoneのタッチパネルは複数の指が触ったことが認識できる、マルチタッチスクリーンを搭載しています。そのため、これまでの携帯電話にはない操作方法が存在します。

 アップルでは、iPhone/iPod touchでの2本指でつまむ操作を「ピンチ(pinch)」と呼んでいます。ピンチイン(pinch-in)は2本の指を画面上に載せてその間隔を縮める動作のことです。ピンチインは縮小するときに使う操作で、これによってiPhoneの画面上に表示されている画像を小さく表示することなどができます。また、ピンチインは、ピンチクローズ(pinch-close)と呼ばれることもあります。

 もう一方のピンチアウト(pinch-out)は、ピンチオープン(pinch-open)とも呼ばれる操作方法で、ピンチインとは逆に、2本の指を画面上に載せて指と指の間を広げる動作のことです。これは「拡大」を意味する操作となっており、iPhoneの画面上に表示されている画像の表示を拡大することなどができます。


iPhone独特のUI用語

 アップルが提案したiPhoneの操作方法の名称は他にもあります。同社では、これらの呼称を発表した際に、現在は一般的になった“クリック”という言葉と同じように広まることを望むコメントを出しています。

 アップル提案の新用語の1つである「フリック(flick)」は、手首を軽く動かしたり、はたいたり、あるいは軽く払ったりするという意味の英単語ですが、iPhoneの操作では画面上で指を軽く払ったりさすったりする操作を意味します。このジェスチャーによって、画像一覧やWebサイトなどは指を払った方向へスクロールさせることができます。

 また、iPhoneの日本語入力では、「あ」「か」「さ」「た」……と五十音のあ行のボタンだけが表示されますが、「い」「く」「ち」などの文字を入力するときにもフリックを使います。たとえば、「し」を入力したいときには「さ」にタッチしてからそのまま左にフリックすると「し」を入力できます。

 「タップ」は、指で画面を軽くたたく操作です。画面上のメニューから対象にしたい項目を選びたいときに使います。マウス操作での「クリック」に相当するジェスチャーだと思えばいいでしょう。ちなみにiPhoneのホーム画面で、表示されていない画面へ移動するには、画面上で左右にフリックするという操作のほか、画面の左右端をタップすることでも移動できます。

 「ダブルタップ」は、指で画面を2度軽く叩く操作で、マウスでの「ダブルクリック」と同じ操作と言えます。

 たとえばiPhoneに搭載されているWebブラウザ「Safari」では、画面の拡大はピンチアウトだけでなく、ダブルタップでも行えます。Webページ中の文章上でダブルタップすると、その表示されているパラグラフのサイズに合わせて画面拡大率を調節してくれます。

 「ドラッグ」は、パソコンなどでのマウス操作でも使われている用語ですが、iPhone/IPod touchでは画面に触れたままま、指を目的の場所までフリックする操作です。拡大表示した写真をずらす場合などに使います。


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(大和 哲)
2008/08/26 12:19

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