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第382回:App Store とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


App Storeは、iPhone/iPod touch用のアプリケーション配布サイト。iPhoneで直接アクセスし、ソフトをダウンロード購入できるほか、iTunes経由でアクセス、購入、iPhoneに転送できる

App Storeは、iPhone/iPod touch用のアプリケーション配布サイト。iPhoneで直接アクセスし、ソフトをダウンロード購入できるほか、iTunes経由でアクセス、購入、iPhoneに転送できる
 アップル製の「iPhone 3G」は、ネイティブアプリケーション(ソフトウェア)が利用できるスマートフォンです。そして、iPhone上で動かせるアプリケーションを入手できるサイトが「App Store」です。アップルが運営する「App Store」にiPhoneからアクセスすることで、アプリケーションソフトをダウンロード購入できるほか、iPhoneやiPod touchを接続してパソコン用ソフト「iTunes」でアクセスしてアプリケーションを購入し、iPhone、iPod touchに転送することも可能です。

 「App Store」は、7月のオープン時点で、約500種類のソフトウェアが公開されました。2008年8月4日時点では、電子書籍やビジネス、教育、ゲーム、ニュースといった19カテゴリ、2090本に及ぶ有料/無料のソフトウェアが登録されています。その数は日に日に増加するでしょう。

 「App Store」で公開されているソフトウェアは、世界中のユーザーや企業によって開発されており、日本製のソフトも多くあります。たとえば、日本のSNSサイトである「mixi」は、日記の投稿や友人の最新情報を確認できるソフトウェアをApp Store経由で無料配布しています。

 ちなみに、日本で発売されているiPhone 3Gでは、購入時の状態で「App Store」にアクセスできますが、昨年販売されていた海外向けのGSM対応版iPhoneや、日本でも発売されていたiPod touchでは、OSのバージョンアップを行うことでApp Storeを利用できるようになります。

 また、Windows/Mac対応のソフトウェア「iTunes」は、バージョン7.7以降が「App Store」に対応しています。


メーカーでなくともソフトを製作、App Storeで配布できる

iTunesでApp Storeにアクセスしソフトをダウンロードし、iPhoneに同期転送することもできる。iPhone上のソフトはiTunesで管理できる。iPhoneに入れたソフトを削除することなども可能

iTunesでApp Storeにアクセスしソフトをダウンロードし、iPhoneに同期転送することもできる。iPhone上のソフトはiTunesで管理できる。iPhoneに入れたソフトを削除することなども可能
 iPhone/iPod touch用のソフトウェアは、専用のソフトウェア開発キット(SDK)を使って作成できます。ソフトウェアメーカーだけでなく、一般の個人でも、開発してApp Storeから配布でき、既にいくつかの個人作成アプリもApp Storeに登録されはじめています。

 SDKを利用するには開発機材としてiPhone/iPod touchのほか、Mac OS X 10.5以降のOSが動くIntel CPU搭載のMacが必要です。SDKはアップルコンピュータのサイトから、パソコンを使って自由にダウンロードできます。SDKにはソフトウェアシミュレータも含まれていて、作成したプログラムをパソコン上で動作検証してみることも可能です。

 なお、作成したiPhone用アプリケーションをApp Storeから配布するには、有料のiPhone Developer Programに登録して、アップルから開発IDの発行を受けなければなりません。iPhone Developer Program登録には、最低で99米ドルの費用がかかりますが、個人ユーザーでも取得できます。

 iPhoneには、携帯電話やインターネットブラウザとしての機能のほかにGPSや加速度センサーといったデバイスも搭載されており、これらを有効活用したソフトを作成できます。たとえば、iPhoneを振り回すと、映画「スターウォーズ」に登場する“ライトセーバー”のような音が鳴る「PhoneSaber」というようなジョークソフトが実際に作られ、配布されています。

 作成したソフトは無料・有料どちらもで配布できます。有料の場合、売り上げの70%が作者に還元されます。



URL
  アップル「App Store」案内
  http://www.apple.com/jp/iphone/appstore/

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(大和 哲)
2008/08/05 12:41

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