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第379回:アクティベート とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


 「アクティベート」とは、“活動的にする”という意味の英単語「activate」から来ている言葉で、口座やアカウントなどを活動状態にする行為を指しています。コンピュータ用語としては、ハードウェアやソフトウェアを有効にし、利用できる状態にすることを意味する言葉として使われます。行為そのものを指す言葉としては「アクティベーション」と呼ばれることもあります。

 アクティベートを行う理由は、口座やアカウント、ハード、ソフトウェアなどを提供する企業から見て、ユーザーが正当な契約者であるかどうか確認し、利用を許可するためです。

 たとえば、あるパソコンの市販ソフトウェアは、パソコンにインストールしてもそのままでは使えません。使うためにはインストールした後に、パソコン上で操作してシリアル番号などを入力することで、使えるようになります。

 ソフトウェアに関しては、不正コピーなどによる海賊版が出回ることがあります。ソフトウェアメーカーとしては不正コピー製品を使われてしまうと利益を得られません。そこで、そのソフトを使おうとするユーザーが正当なユーザーであることを確認したいわけです。その具体的な方法としては、インストールされたソフトウェアと通信し、海賊版などではなく正当なユーザーによる正当なソフトウェアの使用であることを確認し、ソフトウェアをアクティベート、つまり使えるように有効化するわけです。

 ソフトウェア以外でも、不正に使われると提供者やユーザー、あるいは社会などに悪影響を及ぼすと考えられている場合には、利用開始時/再開時にアクティベートが必要となることがあります。

 海外では、銀行口座に残高がなく休止状態になっている場合に窓口に行ってアクティベートする、あるいはプリペイド携帯電話の度数がないまま放置しておいたら休止状態になったので度数を追加してアクティベートした、などと日常的に「アクティベート」という言葉を使います。


携帯電話の使用前に必要な「アクティベート」

 国内で3G対応版が発売された、アップルのスマートフォン「iPhone」ですが、以前のバージョン(2G対応版)では、をiTunesがインストールされたパソコンを使って、利用者自身がアクティベートの作業を行う必要がありました。

 日本でも発売されたiPhone 3Gでは、電話としての機能を使うためのアクティベート作業はショップ店員が販売時に行うことになっています。そして、iPod(携帯音楽プレーヤー)機能を使うためのアクティベート作業は、ユーザー自身が行うという形になっています。ただし、発売直後は店頭でのアクティベートが一切行われず、全てのアクティベート作業をユーザー自身が行うというケースも報告されています。

 ちなみに米国では7月11日のiPhone 3G発売日に、アップルストアで店員によるiPhoneのアクティベートができなくなり、問題となりました。これはiTunesに多数のユーザーが集中して接続したとき、iTunesによるiPhoneの同期に問題があったためとされていますが、このとき米国のiPhone提供携帯電話事業者であるAT&Tでは、自宅からユーザー自身がiTunesでアクティベートするようユーザーに薦めることで、トラブルを回避したと報じられています。



URL
  ソフトバンク iPhone購入時の手続き案内
  http://mb.softbank.jp/mb/iphone/purchase/new.html

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(大和 哲)
2008/07/15 11:51

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