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第216回:RS-MMC とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


RS-MMCは、MMCの小型版

702NKの外部メモリカードはRS-MMCだ
 RS-MMCとは、“サイズを縮小したMMC”を意味する、「Reduced-Size MultiMediaCard」の略です。その名の通り、従来のMMC(マルチメディアカード)と比べて、18×24mm(縦×横)と、約半分のサイズになったメモリカードです。携帯電話では、ボーダフォンの「702NK」などで利用されています。

 MMCは、独シーメンスが考案し、米サンディスクと共同で開発した小型メモリカードの規格です。現在は、標準化団体であるMMCA(MultiMediaCard Association)が規格を標準化しています。過去には携帯音楽プレーヤーなどに使われ、国内ではfeel H"端末「RZ-J91」に著作権保護機能を追加した「セキュアマルチメディアカード(SMC)」が利用されていました。

 RS-MMCも、MMCと同じくMMCAで標準化されています。機能的にもMMCと互換性があり、付属のアダプタを利用することで、MMCリーダーライターでRS-MMCのデータを読み書きできます。

 現在、MMCはメモリカード以外にもさまざまな用途のものが作られていますが、規格上は、これらをRS-MMCとして作ることも可能になっています。たとえば、ICカードとメモリカードの両方の機能を持たせた「MOPASSカード」などがありますが、そのRS-MMC版を開発しているメーカーもあります。


細かい性能までMMCと互換性を持つ

米サンディスクが昨秋発表した、512MBのRS-MMC
 RS-MMCは、ピン数や、「バス」でデータを流すタイミングなどもMMCと全く同じになっています。カードバスはシリアルインターフェイスとなっており、最大30枚までのMMCの接続も可能で、メモリカード以外のI/Oデバイスをサポートするためのプロトコル「SPI(Serial Peripheral Interface)」も規定されています。小さいながらポテンシャルをもったメモリカードです。最大転送速度は20Mbpsとなっています。

 MMCには、メモリカードでは一般的な3V電源を利用する従来タイプに加えて、最近では1.8Vという低電圧でも駆動できる「デュアルボルテージ版」が登場してきています。RS-MMCにも、同じく低電圧駆動が可能なデュアルボルテージ版が用意されています。「Dual Voltage RS-MMC」を略して、「DV-RS-MMC」と表記することもあります。

 携帯電話をはじめとするモバイル機器では、バッテリーでの駆動時間を長くするために、システムの低消費電力化が進められており、携帯電話の中には、通常のRS-MMCでなく、デュアルボルテージ版のRS-MMCしか利用できない場合があります。購入の際には注意が必要でしょう。


■ MMCA
  http://www.mmca.org/


第28回:MMC(マルチメディアカード)とは


(大和 哲)
2005/03/08 14:03

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