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第166回:キャラ電 とは
大和 哲 大和 哲
1968年生まれ東京都出身。88年8月、Oh!X(日本ソフトバンク)にて「我ら電脳遊戯民」を執筆。以来、パソコン誌にて初歩のプログラミング、HTML、CGI、インターネットプロトコルなどの解説記事、インターネット関連のQ&A、ゲーム分析記事などを書く。兼業テクニカルライター。ホームページはこちら
(イラスト : 高橋哲史)


テレビ電話で自分の代わりにキャラが画面に

「F900i」のプリインストールキャラクター「ケン」
 「キャラ電」は、NTTドコモの新型FOMAである900iシリーズから搭載されるようになった新機能です。

 FOMAやボーダフォンの3Gサービス「Vodafone Global Standard(VGS)」では、相手の顔を画面に映し出しながら話ができる、いわゆる「テレビ電話機能」が利用できます。

 普通、テレビ電話機能を利用する場合、自分の顔を相手に見せますが、このキャラ電は、自分の姿の代わりにキャラクターを相手の携帯電話(そして自分の携帯電話にも)表示させることができる機能です。

 たとえば、現在発売されている「F900i」では、プリインストール(買った状態で携帯電話の中にデータが入っている)で犬のよう「ブンブン」、女の子の「アイ」、男の子の「ケン」という3キャラクターのデータが入っています。
 相手の携帯電話に、自分の選んだキャラクターを表示させられるほか、たとえばアイの場合であれば


1.うれしい!
2.ムカッ!!
3.ガックリ
4.ZZZ…
5.うわっ!?
6.ゴメンネ
7.シクシク
8.???
9.はずかしい

というようにいろいろな表情のパターンが用意されており、テレビ電話中に数字キーを押すと、それに応じて画面上のキャラクターがさまざまな表情や身振り手振りを行ない、ときには背景も変えて気分を伝えることもできるようになっています。


コンテンツとしてのキャラ電

 さらに、キャラ電の特徴としては、プリインストールされているデータだけでなく、iモードサイトからいろいろなキャラクターをダウンロードして、好きなキャラクターを利用できるということが挙げられます。

 すでに本誌のニュースでも取り上げられていますが、公式サイトでは、タカラの人形「リカちゃん」やウルトラマンのデフォルメキャラクター、変わったところでは映画「チャイルド・プレイ2」のチャッキーといったキャラ電データが用意されており、自分のテレビ電話キャラとして使えるようになっています。


NECインターチャネルのiモードサイト「ユニバーサルi」で映画「チャイルド・プレイ2」の「チャッキー」のキャラ電が配信されている

キャラ電の仕組み

 携帯電話にプリインストールされたキャラ電を見ていると、このキャラクタがポリゴンで作られているのに気付くでしょう。

 キャラ電では、「キャラ電ピクチャ」と呼ばれる動画や静止画データ、「キャラ電2Dデータ」と呼ばれる2Dアニメーションのほかに、ポリゴンなどで構成された「キャラ電3Dデータ」を利用し、これらを画面上で表示して送ることができます。

 ちなみに、この3Dキャラクタを表示するために、iモード端末の504iSシリーズ以降に搭載されている3Dグラフィックエンジン「Mascot Capsule Engine Micro3D Edition」の機能拡張版が利用されています。

 画面に表示した2D/3D画像は、テレビ電話の画像として変換して送るので、キャラ電を利用したテレビ電話を受けるだけなら通話相手は900iでないビジュアルタイプのFOMA端末でも、あるいはVGSでも可能です。もちろんキャラ電データを送るのは900iでしかできません。

 なお、このキャラ電はNTTドコモから作成方法が公開されていて、PDFによるマニュアルと、キャラクターを作るためのソフトウェア「キャラ電スタジオ」がダウンロードできるようになっています。

 3Dモデルのモデリングには、別途3D Studio MAXやSOFTIMAGE、Light Waveなどの専用ソフトが必要ですが、3Dモデルのモデリングやプログラミングに関する簡単な知識があれば自分でキャラ電のデータを作って、一般サイトから配布することも可能です。



URL
  キャラ電の概要
  http://foma.nttdocomo.co.jp/service/tv_chara.html
  キャラ電 コンテンツ作成概要(NTTドコモ 作ろうiモードコンテンツ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/imode/make/charaden/

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(大和 哲)
2004/02/10 12:20

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