| ||||||
「ポケットU」は、専用ソフトを利用して、パソコン内の動画や静止画といったコンテンツを携帯電話から参照できるサービス。今回展示されていた「テレビぴたっと」は、フレームワークスタジオが提供するサービスで、「ポケットU」のプラグインソフトとして無料で利用できる。導入すれば、パソコンで録画したテレビ番組をポケットU経由で視聴できるようになる。 「テレビぴたっと」を利用すると、テレビ番組の内容にあわせてファイルを分割して配信するようになっている。同機能は、ビーマップが提供するテレビ番組のメタ情報を利用しており、番組のコーナーごとにファイルを自動分割する仕組みとなっている。 ビーマップの担当者によれば、同社では東名阪のテレビ番組を全て視聴し、人海戦術で全て番組内容をデータ化している。番組の放送日や時間、出演者といった情報だけではなく、たとえばニュース番組でどういった話題がどのように、何秒間取り上げられたかといった情報まで記録し、「テレビぴたっと」ではニュースごとにファイルを分割する。 テレビCMの内容も解析し、商品情報やCMの内容に加えて、CM曲の題名やアーティストまで調査するという。またテレビ番組のメタ情報を利用することで、番組中で紹介された飲食店への影響度も計測できる。これらのメタ情報はテレビ局や広告代理店など業界向けデータとして利用されているほか、最近ではWebサービスや国内メーカー製パソコン用のソフトなどで採用されているという。 NTTドコモは、2004年にテレビ番組のメタ情報を利用するコンセプトモデルを披露し、新たなテレビの使い方を提案した。地上デジタルテレビ放送の完全移行を前に、今回の「テレビぴたっと」は番組メタ情報の活用が着々と進んでいることを如実に示した例となっている。 ■ ＵＲＬ 「テレビぴたっと」案内ページ http://www.tvgadget.jp/tv_pitatto/ ■ 関連記事 ・ 見たいシーンから録画データを再生、「ポケットU」向けソフト （関口 聖） 2008/10/02 18:34 | ||||||
|
