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【CEATEC JAPAN 2008】
村田製作所、小型化したワイヤレス急速充電を紹介

ワイヤレス急速充電システムのデモ

ワイヤレス急速充電システムのデモ
 村田製作所のブースでは、同社とセイコーエプソンが共同開発しているワイヤレス急速充電システムが紹介されている。

 両社では昨年9月、同システムを共同開発すると発表。その直後に開催された「CEATEC JAPAN 2007」でも展示していたが、1年を経て、今回はバッテリーモジュール部がより小型化した新バージョンが展示されていた。

 バッテリーモジュールは、リチウムイオンバッテリーと、受電コイルで構成されており、今回の小型化は、両方のパーツを小さくしたことで実現している。昨年のモデルはクレジットカードより少し小さい程度の面積だったが、今年のモデルは二回りほど小さくなり、デジタルカメラのバッテリーに近いサイズに収まっている。

 担当者によれば、一般的な携帯電話の充電時の電力は500mA程度とのことだが、両社のワイヤレス急速充電システムは3Aで充電するため、携帯電話程度のバッテリーを充電する場合、現行方式で1時間かかる場合、ワイヤレス急速充電システムでは10分程度で終了できる。しかし両社では、充電時間をさらに短縮することも目標の1つにしているという。

 ワイヤレスとあって、充電台の形状をシンプルでフラットにすることもできるが、担当者は「対応機種を1台しか持っていなければ、ワイヤレス急速充電システムの充電台を購入することはないだろうが、複数持っていれば購入動機に繋がるのではないか。他社にもワイヤレス急速充電システム関連の動きがあるが、多くのプレイヤーが参加すればするほど実現に近づくのでは」と語っていた。


昨年のバッテリーモジュール(左)に比べ、今年のモデル(右)は小型化 内部にはリチウムイオンバッテリーと受電コイル
昨年のバッテリーモジュール(左)に比べ、今年のモデル(右)は小型化 内部にはリチウムイオンバッテリーと受電コイル

セイコーエプソンはワイヤレス充電、村田製作所は急速充電の技術を提供 ワイヤレス充電の部分を図示。端末にIDを割り当てて、安全な充電システムにする仕組みも
セイコーエプソンはワイヤレス充電、村田製作所は急速充電の技術を提供 ワイヤレス充電の部分を図示。端末にIDを割り当てて、安全な充電システムにする仕組みも


URL
  村田製作所
  http://www.murata.co.jp/
  セイコーエプソン
  http://www.epson.jp/

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(関口 聖)
2008/10/02 16:42

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