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英Symbianは今年10月、今後提供されるSymbian OS v9.5向けの最新アーキテクチャ「ScreenPlay」と「FreeWay」を発表した。「ScreenPlay」は、グラフィック関連のアーキテクチャとなり、高精細な画像表示やオーバーレイ表示がOSとしてサポートされる。端末メーカーは、動画コンテンツなどへ対応する場合に従来よりもコスト安で提供できる。 一方の「FreeWay」は、高速通信に対応したネットワークアーキテクチャ。スーパー3Gなど、100Mbpsクラスの高速通信環境にも対応するもの。 展示ブースでは、評価ボードを使って、「ScreenPlay」による映像が表示された。また、同じ評価ボードを使って「FreeWay」のデモも行なわれた。こちらは、実際に通信を行なっているわけではなく、高速通信時にかかるCPUへの負荷を表示するものとなった。 今回のデモでは、60Mbpsのスループットで通信を行なった場合のCPUの利用率が示された。「FreeWay」ではない場合、60MbpsでのCPU利用率は85％、15％しか余らなかったが、「FreeWay」のモジュールでは40％のCPU利用率となり、60％余った。
■ ドコモの905iシリーズなどが並ぶ
NTTドコモのブースでは、Symbian OSを採用する905iシリーズの端末が展示された。電源の入る端末が展示されており、使用感を試す来場者が多く見られた。 アクロディアのブースでは、Symbian OS採用端末で同社のVIVID UIのデモが行なわれた。「VIVID UI」は、携帯電話向けにグラフィカルなユーザーインターフェイスを提供するミドルウェア。NTTドコモやソフトバンクの一部の端末では、VIVID UIを採用した端末が登場しており、KDDIについても、auの最新携帯電話開発プラットフォーム「KCP+」で採用が決定している。ブースでは、EZweb向けのVIVID UIによるメニュー画面なども披露されていた。 アイ・エス・ビーのブースでは、携帯向けのコンテンツを紹介していた。現在、W-ZEOR3の公式サイトで「GO!4MIX」の名称で提供されているコンテンツは、携帯電話を使って音楽のミキシングなど、DJプレイが楽しめるというもの。マルチトラック録音された音楽データ（独自形式）を元に、各数字ボタンに割り当てられたドラムやベース、ストリングス、ボーカルなどを自由にミックスしてオリジナルのリミックストラックが作成できる。ブースのデモンストレーションでは、ファットボーイ・スリムの楽曲などが用意されていた。 「GO!4MIX」では、ミキサーやサンプラーのように使えるアプリ「FIREPLAYER」を使って、手軽に“音楽遊び”が行なえるとアピール。今後、他キャリアへの展開も検討しているという。またお笑い芸人の音声をサンプリングしたコンテンツや、ゲームソフトのキャラクター用コンテンツなど、ソリューション展開も視野にコンテンツをアピールしていた。
■ ＵＲＬ Symbian Summit Tokyo 2007 http://www.symbian.bz/summit2007/ NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/ アクロディア http://www.acrodea.co.jp/ アイ・エス・ビー http://www.isb.co.jp/ ニュースリリース（PDF形式、iSB） http://www.isb.co.jp/download/pdf/FIREPLAYER070905.pdf ■ 関連記事 ・ ドコモ山田氏、共通化を進める端末プラットフォームの展開 （津田 啓夢） 2007/11/07 21:10 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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