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【Nokia Open Studio HONGKONG】
ノキア、Nシリーズ新機種「N93」「N73」「N72」発表

 ノキアは25日、マルチメディア向け端末「Nシリーズ」の新ラインナップとして、「N93」「N73」「N72」の3機種を発表した。


320万画素カメラでテレビ出力機能付きの「N93」

N93

 ハイエンドモデル「N93」
 「N93」は、Nシリーズの中でもハイエンドに位置づけられるGSM(900/1800/1900MHz)/W-CDMA対応端末。大きさは118.2×55.5×28.2mmで、重さは180gと大振りとなっているが、実際に手にしてみると、ボディサイズに比べて軽く感じられる仕上がり。ユニークなヒンジ機構が採用されており、折り畳むだけではなく、NTTドコモのP900iVのようにビデオカメラ風の形状に変形できたり、あるいはPDA風の形状に変形できるようになっている。

 ヒンジ部左側面には、3倍光学ズーム機能対応でカールツァイスレンズを採用する320万画素カメラを装備。静止画に加えて、VGAサイズで30fpsの動画撮影が可能。動画撮影時には、デジタル手ぶれ補正も利用できる。撮影した動画を編集できるように、パッケージにはアドビ製の「Premiere Elements 2.0」が同梱される。

 外部メモリカードはminiSDカード対応で、パソコンとUSB経由で接続すると、USBマスストレージとして認識される。パソコン接続用のUSBケーブルのほか、テレビ出力用ケーブルもパッケージに含まれており、テレビで撮影した静止画のスライドショーや、ドキュメントビューアーでのオフィス文書再生が可能。

 このほか外部インターフェイスとして、Bluetooth、赤外線通信、無線LAN(IEEE 802.11b/g)などをサポート。2.4インチ、240×320ドット、262,144色表示の液晶ディスプレイを備える。アプリケーションプラットフォームは、S60 3rd Editionで、ドキュメントビューアーのほか、パソコン向けサイトが閲覧できる同社製ブラウザ「Nokia Web browser」が利用できる。また、音楽再生機能に向けて、「OMA DRM 2.0」がサポートされている。連続待受時間は約240時間、連続通話時間は約300分。2006年7月に発売される予定で、価格は550ユーロ程度になる見込み。ボディカラーはブラックとシルバーの2色。


PDA風にしたところ こちらはブラック
 PDA風にしたところ  こちらはブラック

左側面に320万画素カメラ カールツァイスレンズ
 左側面に320万画素カメラ  カールツァイスレンズを採用したことがプリントされている

右側面 キャップ
 右側面  レンズを保護するキャップも用意される

開いたところ 閉じたところ
 開いたところ  閉じたところ

ビデオカメラ風 撮影時の画面
 ビデオカメラ風スタイルにしたところ  撮影時の画面

キー配列 ケーブル テレビに出力
 キー配列  テレビ出力用ケーブルが付属する  テレビに出力したところ

オートフォーカス対応でカメラ機能にこだわった「N73」

N73

 ストレート型の「N73」
 「N73」は、シンプルな形状のストレート型GSM(850/900/1800/1900MHz)/W-CDMA対応端末。N93と同じく、カールツァイスレンズを採用した320万画素カメラを搭載する。カメラ機能が特徴的とされており、オートフォーカスやメカニカルシャッター、LEDフラッシュと言ったハード面のほか、カメラ利用時のユーザーインターフェイスもデジタルカメラ風に仕上げられている。なお、マクロ撮影モードを選択すると10cm以上の近距離撮影が可能。

 撮影した画像を閲覧する際には、MMSやプリント、Bluetoothでの転送などが選択できる。42MBの内蔵メモリのほか、miniSDカードも利用できる。ソフトウェアプラットフォームは、S60 3rd Edition。N92と同様に、パソコン向けサイトが閲覧できる同社製ブラウザ「Nokia Web browser」や、オフィス文書を閲覧できるドキュメントビューアーも利用できる。パッケージには、アドビ製「Photoshop Album 3.0 Starter Edition」が同梱される。

 2.4インチ、240×320ドット、262,144色表示の液晶ディスプレイを搭載し、大きさは110×49×19mm、重さは116g。ボディカラーはツートーンで、シルバーグレイ/ディーププラムやフロストホワイト/モカブラウンのほか、朱色に近いレッドを使ったフロストホワイト/メタリックレッドも用意されている。特にフロストホワイト/メタリックレッドは、コンパクトさに加えて愛らしさも伝わってくる仕上がり。連続待受時間は約240時間、連続通話時間は約240分。2006年7月に発売される予定で、価格は400ユーロ程度になる見込み。


朱色に近い赤 キー配列
 朱色に近い赤  キー配列

右側面 左側面 端末上部
 右側面  左側面  端末上部

カメラ 撮影時の画面
 オートフォーカス対応の320万画素カメラ  撮影時の画面

シーンセレクト サムネイル プリントデモ
 シーンセレクトなど、デジタルカメラに近い仕上がりの撮影モード  撮影画像のサムネイル表示  プリントのデモも披露された

外観デザインが特徴的なスタンダードモデル「N72」

N72

 スタンダードモデルとなる「N72」
 GSM(900/1800/1900MHz)対応の「N72」は、今回発表された新機種群の中では、スタンダードな位置づけとなる。2005年に発表されたNシリーズ初期モデルの「N70」の外観を踏襲。ボディカラーはグロスブラックとパールピンクの2色がラインナップされるが、カメラを覆うスライドカバーを見ると、シルバーでは四角形を組み合わせた独特の模様が、ピンクでは花をイメージしたデザインが施されている。

 200万画素カメラや、2.1インチ、176×208ドット、262,144色表示の液晶ディスプレイを装備し、Bluetoothでの画像転送などが可能。MP3やAACなどに対応していることもあって、会場では、音楽再生機能をアピールする展示が行なわれていたが、「N93」でサポートされている「OMA DRM 2.0」はサポートされていない。20MBの内蔵メモリに加えて、外部メモリカードとして、RS-MMCが利用できる。

 大きさは108.8×53.3×17.5mm、重さは124g。連続待受時間は約260時間、連続通話時間は約215分。2006年6月に発売される予定で、価格は320ユーロ程度になる見込み。


側面 キー配列
 側面のボタンは右側のみ  キー配列

模様 ピンク 背面
 独特の模様がプリントされている  こちらはピンク。春をイメージさせる薄めの色合いだ  背面には花をイメージしたデザインが施されている

Karjalainen氏

 ノキアのKarjalainen氏
 会場内では、アジア太平洋担当の上席副社長であるUrpo Karjalainen氏から概要が紹介されたほか、実機を使ったデモンストレーションも披露された。Karjalainen氏は、「ドキュメントビューアーやブラウザなどを備え、“マルチメディアコンピューター”と呼べる端末。Nシリーズのようなマルチメディア端末の2006年における出荷台数は、1億台に達するだろう」と述べ、Nシリーズの仕上がりに自信を見せた。



URL
  ノキア
  http://www.nokia.com/

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(関口 聖)
2006/04/26 08:04

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