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「CEATEC JAPAN 2005」では、会場は大きく「デジタルネットワーク」と「電子部品・デバイス＆装置」の2種類に分けられ、各社のブースが配置されている。本稿では、「電子部品・デバイス＆装置」エリアで展示されている携帯電話関連の展示を中心にレポートする。 ■ 薄型の携帯向けスピーカー 村田製作所のブースでは、携帯端末向け地上デジタル放送（ワンセグ）の1チップ受信モジュールのほか、携帯電話などへの搭載を見込んだ「超薄型圧電スピーカー」がデモ展示されている。圧電スピーカーは、音圧、音質などの性能を維持したまま薄型化、低消費電力化が可能なタイプのスピーカー。厚さ1.1mmの短冊タイプで、セラミックを素材として使用する。厚さが従来のスピーカーより薄く済むことで、薄型の携帯電話への搭載などを見込む。今後、携帯電話への搭載を各社に働きかけていくという。
■ AF対応のCMOSカメラモジュール ミツミ電機のブースでは、携帯電話用デバイスのコーナーでVoIP対応の携帯端末が参考展示されていたほか、200万画素のオートフォーカス機能付きCMOSカメラモジュールや、ワンセグの受信チューナー、受信アンテナなどが展示されている。いずれも参考出展となっているが、AF対応CMOSカメラモジュールは高画素のものがまだ市場に少ないということで、動作のデモやモジュールを展示して製品をアピールしていた。
■ microSD用カードコネクタ アルプス電気のブースでは、モバイル向け製品を紹介するコーナーで小型の無線LANモジュールやmicroSD（TransFlash）用カードコネクタなどが展示されている。microSDはSD規格の小型メモリカードとして最新の製品。また、CF/SDIOインターフェイス対応の小型無線LANモジュールや、Bluetoothモジュール、FMチューナーモジュールなども展示されていた。
■ 非接触ICの利用シーンを広げる磁性シート TDKのブースでは、携帯電話向けの製品を展示するコーナーで、非接触ICの利用時に金属物などによる悪影響を緩和できる磁性製品が展示されている。通常なら金属物に密接していると読み取りエラーが発生してしまうような状況でも、複合磁性シート「フレキシールド」を金属物と非接触ICチップの間に挟むことで読み取り時の磁束が強まり、確実に非接触ICチップの認識ができるというもの。会場では読み取りのデモが行なわれていたほか、展示されたパネルでは、携帯電話や車、駅の改札機などを主な用途として紹介していた。
■ ＵＲＬ CEATEC JAPAN 2005 http://www.ceatec.com/ 村田製作所 http://www.murata.co.jp/ ミツミ電機 http://www.mitsumi.co.jp/ アルプス電気 http://www.alps.co.jp/ TDK http://www.tdk.co.jp/ ■ 関連記事 ・ 情報通信の未来が見えるイベント開幕 （太田 亮三） 2005/10/05 19:53 | ||||||||||||||||||||||||||
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