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【東京ゲームショウ2003】
ドコモブースにiモードコンテンツが集結

 9月27日と28日に2日間、千葉の幕張メッセで「東京ゲームショウ2003」が開催される。その前日の9月26日はビジネスデーとして業界・報道関係者などに展示が公開された。

 家庭用ゲーム機が中心のイベントだが、ドコモがブースを出展しゲームコンテンツの展示を行なっているほか、いくつかのメーカーがケータイ関連の展示を行なっている。本誌ではそれら、ケータイ関連の展示を紹介する。


人気コンテンツを集結させたドコモブース

 ゲームショウの特別協賛となっているNTTドコモは、今年も大きなブースを出展している。ブース内にはコンテンツプロバイダー各社による小ブースが設けられ、来場者が実機で各社のコンテンツを楽しめるようになっている。

 ドコモブースでコンテンツを展示しているのはハドソン、カプコン、タイトー、SCE、ナムコ、ドワンゴ、コナミ、セガ、スクウェア・エニックス、ジー・モード、コーエー、バンダイの12社。展示されているのは配信中のコンテンツが中心だが、一部、配信前のコンテンツも実際にプレイできる形で展示されている。


各コンテンツメーカーの小ブースでは505iの実機が3機程度用意されていて、来場者が手にとってゲームを楽しめるようになっている カプコンが11月よりカプコンパーティ内で配信予定の「DINO CRISIS」。505iシリーズ専用

コナミが11月よりコナミネットDX内で配信予定の「ポップンミュージック」。505iシリーズ向けと504iシリーズ向けの2種類が提供される セガが10月か11月にソニックカフェ内で配信予定の「ファンタシースター」。1987年にセガ マスターシステムで発売されたRPGの移植作品。505iシリーズ専用

 ブースの中央では、前日に発表されたばかりのスクウェア・エニックスによるドラゴンクエストとファイナルファンタジーが、オートデモの形で展示されている。来場者が操作することはできないが、戦闘シーンなどでキャラクターが動いているのを確認でき、ファン必見の展示となっている。


オートデモはデモ用機器で行なわれている。よーく見ると電源ケーブルがPDCケータイ用なので、中に入っているのはPDC端末ベースの試験機器だと推測される フィールド移動と戦闘シーンのデモが行なわれている。まだ試験機上でのデモだが、画質はオリジナル(ファミコン版)を超えている印象 ファイナルファンタジー7のキャラクター クラウド がアニメーションする「クラウド3D」。SH505iでの展示で、キャラクターの向きを変えたりできる。配信予定はないデモ用のアプリ

ケータイでコントロールできるおもちゃ「MICROiR」

 コナミは赤外線リモコンで操作するおもちゃ「MICROiR」シリーズ(DigiQ)を展示している。MICROiRシリーズは専用コントローラーでラジコンのようにコントロールできる電車や戦車のおもちゃだが、今回の展示では505iシリーズのiアプリでMICROiRをコントロールするデモが行なわれている。

 MICROiRをコントロールするiアプリは、コナミのiモード公式ゲームサイト「コナミネットDX」内で提供される。「コナミネットDX」は月額300円のコンテンツで、コントロール用のiアプリは他のゲームと同様にダウンロードできる。iアプリの配信開始は10月15日の予定。

 なお同社では、ただMICROiRをコントロールするだけでなく、さらにゲーム性を追加するようなiアプリを現在開発中とのこと。


MICROiRシリーズの戦車モデル「COMBAT DigiQ」の操作画面。砲塔旋回が可能な最新のモデルにも対応。振動や音が端末から出るなど、操作感も楽しい MICROiRシリーズの電車モデル「DigiQ TRAIN」の操作画面。速度指定をバー表示で行なうあたりが電車っぽい。コントロールする対象車両を切り替えることもできる COMBAT DigiQの通常コントローラーとCOMBAT DigiQ本体。本体は小さく、本体ごと充電スタンドに設置して充電するシステムを採用している

ノキア、海外のケータイ向けゲームを多数展示

 開発ツール&ミドルウェアコーナーでは、ノキア・ジャパンが自社のケータイ向けに提供されている海外のゲームコンテンツを紹介している。展示されているコンテンツはタイトーやジー・モード、カプコンなど、国内でもお馴染みのメーカーによるもので、実際にノキアの端末を手にとってプレイできるようになっている。

 開発ツールコーナーのブースだけに、今回のノキアは海外進出を検討している国内のコンテンツプロバイダーをターゲットとした、開発環境の紹介がメインの展示だ。しかし国内ではめったにお目にかかれないGSM圏のノキア端末がずらりと並べられ、海外向けのJavaゲームなどが実際にプレイできるようになっているので、ケータイマニアにはちょっと見逃せない展示になっている。


クリスマス商戦向けモデル「Nokia 6600」。Symbian OSを搭載し、C言語によるアプリケーション開発に対応。メトロワークスの開発環境と一緒に展示している 国内では見慣れないデザインの様々なノキア端末が揃っている。展示の主役である開発環境や海外のコンテンツよりも、端末自体に興味を引かれる来場者も多い

開発ツール&ミドルウェアのコーナーにはノキアのほかにもエイチアイも出展している。ブースでは同社のケータイ向け3Dエンジン「マスコットカプセル」が搭載された各キャリアのケータイを展示 エイチアイのブースではSymbian OSネイティブ版のマスコットカプセルが載ったノキア端末が展示されている。ノキアブースでも展示されているが、そちらのマスコットカプセルはJava版とか

ゲームメーカー各社のブースでのケータイ展示は少なめ

 今回のゲームショウでは、iモード向けゲームコンテンツがドコモブースに集中して展示されている。しかしその代わりに、ケータイ向けコンテンツをあえて自社ブースでは展示しないゲームメーカーも多い。ドコモブースでは展示されないauやJ-フォン向けコンテンツを自社ブースで出展しているゲームメーカーは非常に少なく、ドコモに比べると目立たない印象だが、それらの中から目に付いたものをここで紹介する。


カプコンブースではiモード向けとJ-フォン向けの4タイトルを展示。すべてケース内の展示で来場者がプレイすることはできないが、J-フォン向けのバイオハザードなど未配信のタイトルのオートデモを見ることができる 来年発売予定のゲームボーイアドバンス向けタイトル「逆転裁判3」の体験版が、iモードとJ-スカイ向けに今秋、先行無料配信される

タイトーブースでは10月配信予定のiモード向け「電車でGO! 3D」(J-フォン向けには配信中)をプレイ可能 タイトーのJ-フォン向けゲームサイト「ウリキリゲーム♪タイトー」に10月1日より追加予定の「ENERGY AIRFORCE外伝2:海戦」も展示されている

サミーネットワークスのコンパニオンのお姉さんは、同社のカジノゲームに登場するキャラクターと同じ耳付きセクシーコスチューム スクウェア・エニックスブースでは、待受画面の配信を行なっている。対象は赤外線通信対応のiモード端末のみ。コンテンツ展示はドコモブースで行なっている


URL
  東京ゲームショウ
  http://tgs.cesa.or.jp/


(白根 雅彦)
2003/09/26 21:44

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